FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド |
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第8章 データベースの環境設定(Linkexpressサーバ) | > 8.7 留意事項 |
DB連携機能を利用してSymfoWARE7000へ格納を行う場合は、以下の運用方法に関する留意点があります。また、環境設定時の注意事項(「8.3 SymfoWARE7000の環境設定」)も参照してください。
DB連携機能がSymfoWARE7000にデータを格納する方法には以下の2種類があります。
SQL命令のaddpfsqlコマンドを使用して格納先物理ファイル名にスキーマ名と表名を関連づけます。この場合、利用者が格納先物理ファイル名に関連づけしたスキーマ名と表名をDBサービス定義のOUTTABLE定義文に記述する必要があります。
DB動作環境定義のSYMFO7000_PHYSICAL_FILEキーワードに格納先物理ファイル名を指定することで、SQL命令を使用しないで格納先物理ファイルをアクセスし、データ格納を行います。(注)
SYMFO7000_PHYSICAL_FILEキーワードについては、「運用ガイド」の「3.8.3.34 SYMFO7000_PHYSICAL_FILEキーワード」を参照してください。
なお、SYMFO7000_PHYSICAL_FILEキーワードはLinkexpress for Windows NT V2.1L10相当(「マニュアル体系と読み方」の「バージョン・レベルの表記方法」参照)以降のサーバで指定可能です。
注) SQL命令を回避する場合も、DBサービス定義にスキーマ名と表名を定義する必要があります。この場合、スキーマ名と表名には便宜上の名前を記述してください。
DB連携機能は、SymfoWARE7000が提供するレコードアクセス機能を使用し、SymfoWARE7000の物理ファイルへの格納を行います。以下の点に注意してください。
DB連携機能は、相手システムのDB連携機能から通知されたスキーマ名および表名の組み合わせから、格納先物理ファイル名を決定します。したがって、DBサービスを開始する前に、物理ファイル名をSymfoWARE7000のSQLプロセッサで扱うデータベースに登録する必要があります。物理ファイル名の登録にはaddpfsqlコマンドを使用してください。addpfsqlコマンドについては、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。
なお、物理ファイル名の獲得はSymfoWARE7000の機能を使用して行います。
DB連携機能が格納機能として採用するレコード・アクセス機能で扱うことのできる列属性の上限値とSQL機能で扱うことのできる列属性の上限値とが異なるものがあります。レコード・アクセス機能およびSQL機能で扱うことのできる列属性の上限値については、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。
DB連携機能は、SQL機能のCREATEコマンド(CREATE TABLE)によって作成された表への格納をサポートしていません。crtpfコマンドおよびaddpfsqlコマンドを使用して、表を作成してください。crtpfコマンドおよびaddpfsqlコマンドについては、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。
トランザクション内で更新可能なレコード数には限度があるため、1つの抽出ファイルに含まれるレコード数がトランザクション内で更新可能なレコード数の最大値を超えた場合、格納処理は失敗します。上記の原因で格納が失敗した場合、以下のどちらかの対処を行ってから、再度格納処理を実行してください。
なお、トランザクション内で更新可能なレコード数の最大値および最大値の変更方法については、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。
既存格納データへの上書きが失敗した場合、トランザクション配下の運用であっても、トランザクション・ロールバックは行われません。したがって、既存格納データへの上書きが失敗した場合、既存格納データは失われます。
一意性制約を持つ列を含むインデックス・ファイルが非活性状態にある場合、データ格納処理は失敗します。DBサービスを開始する前に、一意性制約を持つ列を含むインデックス・ファイルを活性化してください。
また、一意性制約を持つ列を含まないインデックス・ファイルが活性状態にある場合、性能劣化の原因となるおそれがあります。一意性制約を持つ列を含まないインデックス・ファイルについては、非活性化しておくことをお勧めします。
インデックス・ファイルの活性化および非活性化については、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。
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