FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド
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第8章 データベースの環境設定(Linkexpressサーバ)> 8.7 留意事項

8.7.4 SymfoWARE7000を使用する上での留意点

DB連携機能を利用してSymfoWARE7000へ格納を行う場合は、以下の運用方法に関する留意点があります。また、環境設定時の注意事項(「8.3 SymfoWARE7000の環境設定」)も参照してください。

SQL命令を回避したデータ格納について

DB連携機能がSymfoWARE7000にデータを格納する方法には以下の2種類があります。

注) SQL命令を回避する場合も、DBサービス定義にスキーマ名と表名を定義する必要があります。この場合、スキーマ名と表名には便宜上の名前を記述してください。

DB連携機能が採用する格納機能

DB連携機能は、SymfoWARE7000が提供するレコードアクセス機能を使用し、SymfoWARE7000の物理ファイルへの格納を行います。以下の点に注意してください。

トランザクション内で更新可能なレコード数の最大値

トランザクション内で更新可能なレコード数には限度があるため、1つの抽出ファイルに含まれるレコード数がトランザクション内で更新可能なレコード数の最大値を超えた場合、格納処理は失敗します。上記の原因で格納が失敗した場合、以下のどちらかの対処を行ってから、再度格納処理を実行してください。

なお、トランザクション内で更新可能なレコード数の最大値および最大値の変更方法については、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。

既存格納データへの上書きが失敗した場合

既存格納データへの上書きが失敗した場合、トランザクション配下の運用であっても、トランザクション・ロールバックは行われません。したがって、既存格納データへの上書きが失敗した場合、既存格納データは失われます。

インデックス・ファイルの活性状態について

一意性制約を持つ列を含むインデックス・ファイルが非活性状態にある場合、データ格納処理は失敗します。DBサービスを開始する前に、一意性制約を持つ列を含むインデックス・ファイルを活性化してください。

また、一意性制約を持つ列を含まないインデックス・ファイルが活性状態にある場合、性能劣化の原因となるおそれがあります。一意性制約を持つ列を含まないインデックス・ファイルについては、非活性化しておくことをお勧めします。

インデックス・ファイルの活性化および非活性化については、SymfoWARE7000のマニュアルを参照してください。


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