FUJITSU Software Linkexpress 導入ガイド |
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第8章 データベースの環境設定(Linkexpressサーバ) | > 8.7 留意事項 |
DB連携機能を利用してSymfoware/RDBへ格納を行う場合は、以下の運用方法に関する留意点があります。また、環境設定時の注意事項(「8.1 各データベース・システムに共通の環境設定」)も参照してください。
LinkexpressはSymfoware/RDBに対してDSI名を指定したデータ格納機能を提供しています。OUTTABLE定義文のDSIオペランドで格納先DSIが指定できます(「運用ガイド」の「3.9.11.8 DSIオペランド(OUTTABLE定義文)参照」)。
また、Linkexpress for Windows NT V1.1L11相当の互換機能としてLXDBTERGET環境変数を利用する方法もあります。ただし、通常はDSIオペランドを利用してください。LXDBTERGET環境変数によるDSI格納の指定方法は以下のとおりです。
TABLEオペランドにDSI名を指定します。
LOADMODEオペランドに以下の値を指定します。
注) DSI名指定の格納はローダの場合に有効です。なお、動的SQLによる格納処理の実行時にLXDBTERGET環境変数が設定されていた場合、格納処理が異常終了します。LXDBTERGET環境変数は格納処理の実行時に起動するバッチファイル等から設定/解除することをお勧めします。
SymfoWARE(R) Server 5.0以降をご利用で、LinkexpressのDB格納を行う際にSET SYSTEM PARAMETER文でUSER_CONTROL=YESを指定した環境の場合、以下の注意が必要です。
<使用例>
CREATE USER [システムに登録している利用者ID] WITH OS FOR USER |
詳細は「SymfoWARE(R) Server SQLリファレンスガイド」を参照してください。
なお、CREATE USERのWITH句に「DBMS」を指定して作成した認可識別子でのDB格納は実行できません。実行した場合は、DB14031のメッセージを出力して異常終了します。
また、DB格納の実行方法により指定が異なります。各指定について以下に説明します。
PCサーバの場合:Symfowareの認可識別子は、"利用者資源に対してアクセス権を設定する"を参照の上該当するIDを指定します。CREATE USERのWITH句には「OS」を指定し、認可識別子を作成しておきます。DB格納イベントで指定する利用者IDとCREATE USERで登録した認可識別子を対応させます。
UNIXサーバの場合:Symfowareの認可識別子は、「DBアクセス用セキュリティ情報のID」と対応させます。CREATE USERのWITH句には「OS」を指定します。DB格納イベントで指定する利用者IDとCREATE USERで登録した認可識別子を対応させます。
PCサーバの場合:Symfowareの認可識別子として登録したIDでloginし、lxstrdbコマンドを実行します。
UNIXサーバの場合:Symfowareの認可識別子は、lxstrdbコマンドの「-u」オプションと対応させます。
PCサーバの場合:lxtrndbから自動起動されたlxstrdbコマンドは、利用者IDが「SYSTEM」になります。Symfowareの認可識別子にはこの「SYSTEM」を指定し、CREATE USERのWITH句には「OS」 を指定し、認可識別子を作成しておきます。
UNIXサーバの場合:lxtrndbから自動起動されたlxstrdbコマンドは、利用者IDが「root」になります。Symfowareの認可識別子にはこの「root」を指定し作成しておきます。
注)USER_CONTROL=YESを指定すると自動的に、定義済の資源(SymfoWAREのディクショナリ、データベース、スキーマ、表など)の作成者IDが認可識別子として登録されます。その際、CREATE USER の WITH句には「OS」として登録されます。
Symfoware/RDBのデータベースの文字コード系が"EUC_S90"の場合は、Symfoware/RDBのRDBCHARSET環境変数およびRDBNCHAR環境変数を指定する必要があります。詳細は、「運用ガイド」の「3.7.13 RDBCHARSET環境変数」、「3.7.14 RDBNCHAR環境変数」の説明を参照してください。
Symfoware/RDBのデータベースの文字コード系が"EUC-U90"、"シフトJIS"または"UNICODE"の場合は指定する必要はありません。
格納対象となるテーブルに最低1個のプライマリ・キーが必要です。
DSI範囲外のデータが存在した場合、該当レコードを無視して格納処理を続行します。なお、エラーメッセージは出力されませんので、入力データと格納先表を十分確認の上、実施してください。
LinkexpressのDB格納は、SQL92で動作します。SQLレベルを変更する場合は、Symfowareクライアント動作環境定義で"SQL_LEVEL"を指定してください。
なお、"SQL_LEVEL"により、禁止予約語が変更されます。このため、十分な検証を実施してください。"SQL_LEVEL"および禁止予約語については、Symfowareのマニュアルを参照してください。
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