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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 開発リファレンス
FUJITSU Software

2.8.3 数値処理関数

数値型を扱う関数について説明します。


2.8.3.1 val関数

val関数は、項目参照で示す文字列から数値だけを抜き出します。


val関数の書式定義を以下に示します。

ポイント

  • テキスト式で示す文字列から最初に見つけた以下の形式の文字列を数値として抜き出します。

  • 整数部に出現するコンマ(,)は無視します。

  • 小数点が指定されている場合、それ以降最初に出現した数字以外の文字の前までを小数部とみなします。

  • テキスト式で示す文字列に数字を含まない場合は0として扱います。

注意

先頭の0を除き、整数部が18桁を超えるとエラーメッセージが出力され、入力イベントが破棄されます(次の入力イベントの処理を継続します)。

参照

項目参照の詳細については、「2.4.9 項目参照」を参照してください。

小数部桁数

小数部桁数を指定すると、値を返す際に指定された桁より下の桁を切り捨てた値を返します。

  • 小数部桁数の範囲は、-18~18です。

  • 小数部桁数が省略されると、小数点以下最大18桁までの値が有効になります。

  • 小数部桁数が負数の場合には、小数点の左桁(整数部)が切り捨てられます。


切り捨てる前の値

123456789012345678.1234567890123456789

小数部桁数

切り捨てた後の値

省略時

123456789012345678.123456789012345678

0

123456789012345678

1

123456789012345678.1

-1

123456789012345670

18

123456789012345678.123456789012345678

-18

0


復帰値

変換が正常に動作した場合は、数値型を返します。


$住所が“右町100”の場合

val($住所)

数値の“100”だけを出力します。