cepconfigeng - CEPエンジンの構成
cepconfigeng -f xml_filePath
CEPエンジンを構成します。
現在構成済みのCEPエンジンの内容と指定したエンジン構成ファイルの内容を比較し、差分に従って該当のCEPエンジンの作成、設定変更、削除を行います。
次に構成内容を変更する場合に備えて、エンジン構成ファイルは常に保存しておくことを推奨します。
コマンド実行時は、構成変更の実施を確認する以下の問い合わせが行われます。yを入力して<ENTER>で変更が実行されます。また、nもしくはqを入力して<ENTER>で実行をキャンセルできます。
Are you sure you want to change the CEP Engine configuration? [y,n,q]:
新規にCEPエンジンを作成します。
CEPエンジンを作成後、別途起動する必要があります。
構成済みのCEPエンジンの設定内容(CEPエンジン名以外の項目)を変更します。
変更対象のCEPエンジンを事前に停止する必要があります。本コマンドの実行後に、該当のCEPエンジンを別途起動する必要があります。
構成済みのCEPエンジンを削除します。
削除対象のCEPエンジンを事前に停止する必要があります。
削除対象のCEPエンジンに開発資産が配備されている場合は、事前に開発資産を配備解除しなくてもCEPエンジンを削除できます。
参照
CEPエンジンの起動・停止については、「8.9 cepstarteng」および「8.11 cepstopeng」を参照してください。
CEPエンジンの定義内容が記述されたエンジン構成ファイルを指定します。指定ミス防止のため、絶対パスでの指定を推奨します。
参照
エンジン構成ファイルの定義詳細については、「9.1.1 エンジン構成ファイル」を参照してください。
以下のステータスが返されます。
正常終了
異常終了
注意
作成可能なCEPエンジンの上限数は5個です。6個以上のCEPエンジンを定義した場合は、本コマンドが異常終了します。
CEPエンジンを定義する場合、他のCEPエンジンと重複しない名前を設定してください。エンジン構成ファイルに同名のCEPエンジンを定義した場合、本コマンドが異常終了します。
CEPエンジンを新規に作成する際は、既に構成済みのCEPエンジンを保持するため、エンジン構成ファイルに必ず構成済みの内容を含めてください。含めない場合、構成済みのCEPエンジンは削除されます。
同様に、CEPエンジンの設定を変更する際は、目的の設定項目のみを変更し、その他の項目はエンジン構成ファイルに必ず残すようにしてください。
CEPエンジンの設定を変更する際に、エラーが発生して本コマンドが異常終了した場合、CEPエンジン内部の構成に矛盾が発生する可能性があります。CEPエンジンの設定変更を完了するためには、エラーの原因を取り除いた後、再度コマンドを実行してください。
CEPエンジンを削除する場合、配備済みの開発資産を自動的に配備解除します。
本コマンドを実行中にエラーが発生して異常終了した場合、エラーが発生する前に配備解除された開発資産は実行前の状態に戻りますが、CEPエンジン内部の構成に矛盾が発生する可能性があります。
CEPエンジンの削除を完了させるためには、エラーの原因を取り除いた後、再度コマンドを実行してください。
イベント送信中に本コマンドを実行した場合、本コマンドが異常終了する場合があります。すべてのCEPサーバに対するイベント送信を停止した後に、本コマンドを実行してください。
例
正常終了時の出力例
CEPエンジン(CepEngine1、CepEngine2)を新規作成する場合の出力例です。
/etc/opt/FJSVcep/Engine.xml:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<subSystemConfig xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:cspf:bdcep:v1">
<engineConfig id="CepEngine1">
<logging>
<type>bdpp</type>
<directory>hadoop</directory>
<loggingMaxOpenFile>6</loggingMaxOpenFile>
<loggingRotationCycle>300</loggingRotationCycle>
</logging>
<socketAdapterPort>9600</socketAdapterPort>
</engineConfig>
<engineConfig id="CepEngine2">
<logging>
<type>file</type>
</logging>
<socketAdapterPort>9601</socketAdapterPort>
</engineConfig>
</subSystemConfig>
コマンド実行結果:
# cepconfigeng -f /etc/opt/FJSVcep/Engine.xml <ENTER>
Are you sure you want to change the CEP Engine configuration? [y,n,q]:y <ENTER>
Command cepconfigeng executed successfully.
構成済みのCEPエンジンからCepEngine1を削除する(CepEngine2を残す)場合の出力例です。
/etc/opt/FJSVcep/Engine.xml:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<subSystemConfig xmlns="urn:xmlns-fujitsu-com:cspf:bdcep:v1">
<!--
<engineConfig id="CepEngine1">
<logging>
<type>bdpp</type>
<directory>hadoop</directory>
<loggingMaxOpenFile>6</loggingMaxOpenFile>
<loggingRotationCycle>300</loggingRotationCycle>
</logging>
<socketAdapterPort>9600</socketAdapterPort>
</engineConfig>
-->
<engineConfig id="CepEngine2">
<logging>
<type>file</type>
</logging>
<socketAdapterPort>9601</socketAdapterPort>
</engineConfig>
</subSystemConfig>
コマンド実行結果:
# cepconfigeng -f /etc/opt/FJSVcep/Engine.xml <ENTER>
Are you sure you want to change the CEP Engine configuration? [y,n,q]:y <ENTER>
Command cepconfigeng executed successfully.
異常終了時の出力例
起動済みのCEPエンジンを削除しようとした場合の出力例です。
# cepconfigeng -f /etc/opt/FJSVcep/Engine.xml <ENTER>
Are you sure you want to change the CEP Engine configuration? [y,n,q]:y <ENTER>
The setup processing failed. EngineId=(CepEngine) Reason=(The job is already running.)
Command cepconfigeng execution failed.