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Interstage Big DataComplex Event Processing Server V1.1.0 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

5.4.1 定義情報の概要

以下の各定義情報に含まれる項目の概要について説明します。

5.4.1.1 イベントタイプ定義

イベントタイプ定義の概要について以下の表に示します。

表5.2 イベントタイプ定義の概要

項目

意味

開発資産ID

配備先のCEPエンジンで一意となるIDを指定します。

イベントタイプ定義の開発資産IDは、複合イベント処理ルールで、イベントストリーム名としても利用します。

形式

フィルター処理、複合イベント処理へ入力されるイベントの形式を指定します。

XMLまたはCSVのどちらかを指定します。

フィルター済みイベントの場合はCSVのみになります。

CSVカラム情報

イベントの形式がCSVの場合に必要な設定です。

列の名称、列の型情報を定義します。

XMLスキーマ(*1)

イベントの形式がXMLの場合に必要な設定です。

イベントの構造を表すスキーマ(XMLスキーマ)を指定します。

ルート要素(*1)

イベントがXML形式の場合、イベントのルート要素の名前を指定します。XMLスキーマで定義された要素の1つになります。

ロギング利用

入力アダプターで受け取った高速フィルター処理前のイベントに対するロギング機能を利用するかどうかを指定します。

ログ格納領域(*1)

入力アダプターでロギング機能を利用する場合の格納領域を指定します。

複合イベント処理の使用有無

複合イベント処理を利用するかどうか指定します。

(*1) イベントタイプ定義(フィルター済み)の場合は検討不要です。イベントタイプ定義(フィルター済み)については、「5.4.6 イベントタイプ定義(フィルター済み)の設計」を参照してください。

5.4.1.2 ルール定義

ルール定義の概要について以下の表に示します。

表5.3 ルール定義の概要

項目

意味

開発資産ID

配備先のCEPエンジンで一意となるIDを指定します。

フィルタールール

高速フィルターのルールを記述します。

ルールには、複数のフィルター文を並べて記述できます。

ルール中の以下の項目は、関連する開発資産の開発資産IDの値を利用します。

  • on文のイベントタイプ
    入力イベントに対応するイベントタイプ定義の開発資産IDを指定します。

  • マスタデータ
    マスタ定義の開発資産IDを指定します。

  • 出力式のイベントタイプ別名
    フィルター済みイベントに対応するイベントタイプ定義の開発資産IDを指定します。

複合イベント処理ルール

複合イベント処理用のルール(複合イベント処理ルール)を記述します。

ルールには、複数の複合イベント処理文をセミコロンで区切って記述できます。

ルール中の以下の項目は、関連する開発資産の開発資産IDの値を利用します。

  • 入力となるイベントストリーム名
    イベントタイプ定義の開発資産IDを指定します。

  • データベース名
    RDB参照定義の開発資産IDを指定します。

  • SoapListenerアノテーション
    SOAPリスナ定義の開発資産IDを指定します。

5.4.1.3 マスタ定義

マスタ定義の概要について以下の表に示します。

表5.4 マスタ定義の概要

項目

意味

開発資産ID

配備先のCEPエンジンで一意となるIDを指定します。

スキーマ情報ファイル

データファイルの項目名が記述されたファイルを指定します。

データファイル

データファイルのパス、またはデータファイルが格納されたディレクトリのパスを指定します。

ディレクトリを指定した場合、ディレクトリに格納された全てのファイルが対象となります(サブディレクトリは除く)。

複数データファイルを指定して、1つのマスタデータとすることも可能です。

スキップ利用の有無

データファイルの先頭行を読み飛ばすかどうかを指定します。

5.4.1.4 RDB参照定義

RDB参照定義の概要について以下の表に示します。

表5.5 RDB参照定義の概要

項目

意味

開発資産ID

定義情報を一意に識別するためのIDを指定します。

データベース名

データベースシステムの名前を指定します。(*1)

スキーマ名

接続するRDBのスキーマ名を指定します。(*1)

JDBCドライバクラス

JDBCドライバのクラスを指定します。(*2)

データベースURL

接続するデータベースのURLを指定します。

アクセスID

RDBに接続するユーザー名を指定します。

アクセスパスワード

RDBに接続するユーザーのパスワードを指定します。

キャッシュ保持時間

RDB参照結果をキャッシュに保持する期間を指定します。

キャッシュ破棄間隔

RDB参照結果のキャッシュを破棄する間隔を指定します。

(*1) Symfoware (Nativeインタフェース)を参照する場合に必要です。

(*2) Symfoware (Openインタフェース)またはPostgreSQLを参照する場合に必要です。

5.4.1.5 SOAPリスナ定義

SOAPリスナ定義の概要について以下の表に示します。

表5.6 SOAPリスナ定義の概要

項目

意味

開発資産ID

配備先のCEPエンジンで一意となるIDを指定します。

接続URL

ユーザー開発Webサービスの接続URLを指定します。

名前空間

ユーザー開発Webサービスへ送信するメッセージ(SOAPボディの中身)の名前空間を指定します。

名前空間の接頭辞

ユーザー開発Webサービスへ送信するメッセージ(SOAPボディの中身)で使用する名前空間プレフィックスを指定します。

ルート要素

ユーザー開発Webサービスへ送信するメッセージ(SOAPボディの中身)のルート要素の名前を指定します。