CEPサーバで必要なディスク使用量を算出する計算式を以下に示します。
必要となるディスク使用量 = (A + B + C + D + E + F + G + H) × 1.2
項目 | 説明 | ディレクトリ | 見積もりディスク使用量 |
---|---|---|---|
A | ベースディスク使用量 | 以下のディレクトリです。 /opt /etc/opt /var/opt | 以下の通りです。 /opt : 900MB /etc/opt : 30MB /var/opt : 60MB |
B | イベントログ | 「5.6.4.1 イベントログの出力先とファイル形式」を参照してください。 | (*1) |
C | イベントログ | 「5.6.4.1 イベントログの出力先とファイル形式」を参照してください。 | (*2) |
D | リソースログ | [高速フィルター] /var/opt/FJSVcep/cep/flt/logs/ResourceLog/CEPエンジン名 [複合イベント処理] /var/opt/FJSVcep/cep/cep/logs/ResourceLog/CEPエンジン名 | 見積もり式は以下の通りです。(単位:MB) 2MB × 使用するCEPエンジン数 |
E | エンジンログ | [高速フィルター] /var/opt/FJSVcep/cep/flt/logs/EngineLog/CEPエンジン名 [複合イベント処理] /var/opt/FJSVcep/cep/cep/logs/EngineLog/CEPエンジン名 | 見積もり式は以下の通りです。(単位:MB) 200MB × 使用するCEPエンジン数 |
F | カスタムログ | /var/opt/FJSVcep/cep/cep/logs/EngineLog/CEPエンジン名 | 見積もり式は以下の通りです。(単位:MB) 100MB × 使用するCEPエンジン数 |
G | マスタデータ | マスタ定義ファイルのdataFileに指定したパスになります。 マスタ定義ファイルの詳細は「9.2.3 マスタ定義ファイル」を参照してください。 | マスタデータのファイルサイズになります。 |
H | 高速フィルターの保守用ログ | /var/opt/FJSVisjee/nodeagents/ijna/CEPエンジン名_Flt_Ins/current | 見積もり式は以下の通りです。(単位:MB) (高速フィルタールールに記述したフィルター文の合計数 ×1.6+0.2)×4MB |
I | その他の保守用ログ(上記のログを除く) | /var/opt/FJSVisjee 配下のログ | 見積もり式は以下の通りです。(単位:MB) 1301MB+618MB×使用するCEPエンジン数 |
J | ユーザー開発Javaクラスによるファイル出力(カスタムログは除く) | ユーザー開発Javaクラスの実装内容に依存します。 | ディスク使用量は、ユーザー開発Javaクラスの実装内容に依存します。 |
(*1) 入力アダプターでロギング対象となるイベントについて計算します。計算式は以下の通りです。
イベントログ(B)のディスク使用量(単位:KB) = 各ロギング対象イベントのディスク使用量の合計
ロギング対象イベントのディスク使用量(単位:KB)
= 1秒あたりのイベント受信数 × 平均データサイズ(単位:KB) × イベントログの蓄積期間(単位:秒) × 1.2
(*2) 複合イベント処理で、ロギング対象となるデータ(イベント、ルールの処理結果)について計算します。計算式は以下の通りです。
イベントログ(C)のディスク使用量(単位:KB) = 各ロギング対象データのディスク使用量の合計
ロギング対象データのディスク使用量(単位:KB)
= 1秒あたりのデータ発生数 × 平均データサイズ(単位:KB) × イベントログの蓄積期間(単位:秒) × 1.2