BDCEPの複合イベント処理から、RDBのデータの参照ができます。
キャッシュを使用するように設定することで毎回RDBにアクセスするよりも高速な参照が可能になります。具体的には、一度参照したクエリのキーと結果をキャッシュに格納し、二度目以降の同一キーによるRDB参照は格納されたキャッシュからデータを取得します。
以下の例では、RDBのデータを参照し、参照したデータを入力イベントと結合して出力アダプターに渡しています。
図2.7 RDB連携の例
RDB連携の設定方法については、「4.4.4 RDB連携のセットアップ」を参照してください。
RDBのデータの参照方法は、「5.4.4.4.2 複合イベント処理ルールでのRDB参照の指定方法」を参照してください。
注意
キャッシュにデータを多く格納した場合、メモリの使用量も増大します。メモリ使用量に応じて、キャッシュの保持時間を設定してください。RDB参照で使用するメモリ量の見積もり方法については、「3.3.1 メモリ使用量の見積もり」を参照してください。
RDB連携では各種RDB製品が提供するJDBCドライバを利用します。BDCEPでは以下のJDBCドライバでの動作を確認しています。
Symfoware Server (Nativeインタフェース) V12.0のJDBCドライバ
Symfoware Server (Openインタフェース) V12.0のJDBCドライバ
PostgreSQL JDBC Driver Version 9.3-1100 (JDBC 4)