帳票管理サービスのトレース情報は、以下の手順で採取します。なお、以下の手順で採取できるトレース情報は操作を行ったサーバまたはクライアントのみのものです。サーバ、クライアントの両方のトレースログを採取する場合には、それぞれの端末で以下の操作を実施します。
トレース設定ツール起動
エクスプローラから、帳票管理サービスのインストール先フォルダ配下にあるF3CMDBG.EXEを起動します。
参考
帳票管理サービスのインストール先フォルダの初期値は以下の場所です。
システムドライブ:¥HOSTPRINT¥MpPrint
トレース設定
レベル設定で「レベル3 最大トレース」を選択します。
トレース情報が採取されるファイル(トレースログ)を格納する場所を、「トレース採取ディレクトリ」に設定します。初期値は、帳票管理サービスのインストール先フォルダ配下の「log」配下です。
現象が再現しにくい場合には、サイクリックトレースが使用可能です。
「サイクリック」の項目をチェックし、サイズを指定します(デフォルト2000KB)。
注意
トレース採取ディレクトリにはOSで保護されているフォルダを指定しないでください。
指定したサイズが小さい場合、古いトレース情報から削除されますので、必要な情報が消えてしまう場合があります。
トレース採取の開始
すでに採取されているトレース情報の続きに採取する場合は[設定]ボタンを、採取されているトレースを削除してからトレース採取を開始する場合は、[トレース削除]ボタンをクリックします。
現象を再現
問題となっている操作を行い、現象を再現させます。現象が再現した時点で操作・運用を停止してトレースファイルを退避します。
トレースログを送付
以下を弊社技術員に送付してください。
「トレース採取ディレクトリ」で設定したフォルダ配下のすべてのファイル
スプールフォルダ配下のあて先名と同じフォルダ内に残っている、拡張子が「HP」のファイル
トレース採取を終了
サイクリック指定をしていない場合は、トレースレベルを3から0に変更し[設定]ボタンをクリックして、トレース採取を終了します。トレースレベルを3のままにしておくと、トレースファイルが際限なく増大します。
注意
トレース採取中にメインフレームから帳票格納を行うと、帳票管理サービスのスプールフォルダ配下に拡張子「.HP」のファイルが作成される場合があります。このファイルはトレース設定ツールのHPファイル保存日数指定で指定された期日以降に自動的に削除されます。ただし、帳票管理サービスの環境設定の「帳票自動削除間隔」が「0分」の場合、HPファイルは削除されません。
参考
トレースレベルを変更する場合、サービスを再起動する必要はありません。