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HOST PRINT V7.2L11 メッセージ・トラブルシューティング集
FUJITSU Software

3.1.3 帳票配信サービスのトレース

帳票配信サービスのトレース採取方法を以下に示します。

注意

手順1と5は、メインフレームとの通信プロトコルとしてTCP/IPを使用している(メインフレームのAPSライタ定義で"SERVER(CJMS)"を指定している)場合のみ行ってください。

参考

帳票管理サービスのトレースを同時に使用しても問題ありません。

  1. Linkexpressのサービス停止

    Windowsシステムの[サービス]で、サービス「Linkexpress」を停止します。

  2. トレース採取の開始設定

    エクスプローラから、帳票配信サービスのインストール先フォルダ配下にあるBIN\f3gkkdbg.exe を起動します。

  3. トレースレベル設定

    レベル設定で「レベル3 最大トレース」を選択します。

    トレースの出力先となる「トレース採取ディレクトリ」を確認してください。

    現象が再現しにくい場合には、サイクリックトレースが指定可能です。「サイクリック」の項目をチェックし、サイズを指定します。(推奨4096KB以上)

    注意

    指定したサイズが小さい場合、古いトレース情報から削除されますので、必要な情報が消えてしまう場合があります。

  4. トレース採取の開始

    すでに採取されているトレース情報の続きに採取する場合は[設定]ボタンを、採取されているトレースを削除してからトレース採取を開始する場合は、[トレース削除]ボタンをクリックします。

    [f3gkkdbg]ダイアログボックスが表示されます。[はい]ボタンをクリックすると、サービス「FUJITSU 帳票配信Server」および「FUJITSU 帳票配信」を再起動後、トレース採取が開始されます。

  5. Linkexpressのサービス開始

    1.で停止したサービス「Linkexpress」を開始します。

  6. 現象を再現

    問題となっている操作を行い、現象を再現させます。現象が発生した時点で即座に操作、運用を停止してください。トレースは設定画面の「トレース採取ディレクトリ」配下に出力されていますので、この配下のトレースファイルを待避してください。

  7. トレースログを送付

    採取したトレースファイルを圧縮して弊社技術員に送付してください。

    またこの際、メインフレームとの通信プロトコルとしてTCP/IPを使用している(メインフレームのAPSライタ定義で"SERVER(CJMS)"を指定している)場合、帳票配信サービスのインストールフォルダ\DATA 配下に、拡張子「.cjm」のファイルが作成されますので、この「.cjm」ファイルも同時に送付してください。

  8. トレース採取を終了

    サイクリック指定をしていない場合は、トレースレベルを3から0に変更し[設定]ボタンをクリックして、トレース採取を終了します。トレースレベルを3のままにしておくと、トレースファイルが際限なく増大します。