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HOST PRINT V7.2L11 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

10.1.1 GDI印刷する場合のオーバレイの準備

帳票をGDI印刷する場合のオーバレイの準備について説明します。

印刷モードがLBPサポート(FMLBP114モード)の場合

メインフレームからオーバレイをダウンロードし、オーバレイツールの[PCプリントサービス]タブで設定したフォルダへ格納します。

印刷モードがLBPサポート(F6671モード) の場合

APSのライタ定義で「TERMOVERLAY(YES)」を指定した場合は、メインフレームからオーバレイをダウンロードし、オーバレイツールの[PCプリントサービス]タブで設定したフォルダへ格納します。

「TERMOVERLAY(NO)」の場合は、印刷データにオーバレイが添付されるため、サーバ側での準備は不要です。


オーバレイの格納先

オーバレイは、オーバレイツールで設定されているフォルダへ格納してください。

オーバレイツールでのデフォルトの格納先はHOST PRINTインストール配下“PCOVL”ですが、オーバレイツールで任意のフォルダを設定できます。複数の格納先が設定されている場合は、優先順位に従ってオーバレイが使用されます。

オーバレイツールの詳細については、“10.2.1 オーバレイツール”を参照してください

注意

  • 旧バージョンレベルから移行する場合にもオーバレイツールにより、オーバレイデータの格納先を設定する必要があります。

  • オーバレイデータはローカルドライブに格納してください。ネットワークドライブのオーバレイデータは使用できません。


フォームオーバレイのファイル名優先順位

使用できるオーバレイのファイル名と、優先順位について説明します。

オーバレイツールに複数の格納先が設定されていて、拡張子が異なる同名ファイルが存在した場合は、優先順位の高いファイルが使用されます。

【LBPサポート(FMLBP114モード) の場合】

優先順位

ファイル名 (備考1)

データ形式

オーバレイタイプ

↑高

  

↓低

KOL4xxxx.FRM

KOL2/5

端末オーバレイ

KOL4xxxx.OVD

KOL2/5

端末オーバレイ

xxxx.OVD

KOL2/5

端末オーバレイ

備考1 : ファイル名のxxxxは、メインフレームから指示されるオーバレイIDを表します。必ず4文字です。


【LBPサポート(F6671モード) の場合】

検索順

ファイル名 (備考1)

データ形式

オーバレイタイプ

↑高

  

  

  

↓低

KOL1xxxx

KOL1

ダウンロード

端末オーバレイ

KOL4xxxx.FRM

KOL2/5

端末オーバレイ

KOL4xxxx.OVD

KOL2/5

端末オーバレイ

xxxx.OVD

KOL2/5

端末オーバレイ

備考1 : ファイル名のxxxxは、メインフレームから指示されるオーバレイIDを表します。必ず4文字です。


オーバレイ中の使用漢字について

フォームオーバレイで使用できる文字は、JIS第一/第二水準、およびJIS非漢字です。

JEF拡張漢字、JEF拡張非漢字を印刷する場合

Charset Managerを導入し、HOST PRINTコンソールの[ホスト通信のプロパティ]ダイアログボックスで「Charset Managerを使用」の設定を行う必要があります。

[ホスト通信のプロパティ]ダイアログボックスの詳細については、“11.3.27 [ホスト通信のプロパティ]ダイアログボックス -[全般]タブ”を参照してください。

注意

FORMでオーバレイを作成した環境とHOST PRINTが動作する環境が異なると、JEF拡張漢字などMS漢字にない文字が正しく印刷されない場合があります。

その場合は、HOST PRINTコンソールの[ホスト通信のプロパティ]ダイアログボックスで、「Charset Managerを使用」の設定を解除してください。


利用者定義文字を印刷する場合

JEFの利用者定義文字とWindowsシステムの利用者定義文字のそれぞれ先頭からのコード域をマッピングして行われます。このルール以外を使用する場合には、Charset Managerを導入する必要があります。


参考

オーバレイ中の漢字は83JISを使用していますので、新字体になります。