帳票管理サービスの運用中は、メインフレームとの通信状況、帳票の状態確認、印刷の状態監視ができます。
それぞれについて、以下に説明します。
メインフレームとの通信状況
HOST PRINTコンソールで確認できます。
HOST PRINTコンソールの[ホスト通信]ウィンドウの「動作状況」には、接続情報ごとに以下の状態が表示されます。
表示内容 | 説明 |
---|---|
通信中 | メインフレームと接続しています。 |
コールエラー(エラー番号)(エラーメッセージ) | DDX網との接続エラーが発生しました。 |
ネットワークエラー(エラー番号)(エラーメッセージ) | ネットワークエラーが発生しました。 |
コマンドエラー(OP) | 受信データにエラーが発生しました。 |
コマンドエラー(US) | 未サポートコマンドを受信しました。 |
通信エラー XX | 通信エラーが発生しました。 |
プログラムエラー(エラー番号)(エラーメッセージ) | データ異常。 |
印字中 | 帳票管理サービスで帳票を受信中です。 |
印刷不可 | 帳票管理サービスが使用できない状態です。復旧後、[ホスト通信]メニューの [停止]を選択してください。 |
回線断(エラー番号)(エラーメッセージ) | 回線が切断されました。 |
異常終了(エラー番号)(エラーメッセージ) | 内部異常が発生しました。 |
初期化中 | 起動処理中です。 |
停止中 | メインフレームと切断処理中です。 |
停止 | メインフレームと未接続です。 |
メインフレームとの通信やデータエラーが発生した場合、エラーの発生している接続情報を選択すると、ステータスバーに詳細なエラーメッセージが表示されます。
帳票の状態確認
帳票マネージャを使用して、帳票の状態を確認できます。
帳票の一覧画面の「状態」に、以下の内容が表示されます。
格納中、準備中、印刷待ち、印刷中、転送中、中断中、保留、保存、停止、異常、処理異常
印刷の状態監視
VSPプリンタに添付されているPrintWalker/PMの到着通知パネルで、印刷の状態を監視できます。
帳票マネージャでは、印刷指示、印刷の中断、帳票の削除が行えます。
ただし、帳票の状態によって、利用できる操作が異なります。
それぞれの状態で行うことのできる印刷の操作を、以下に示します。
帳票の状態 | 行える操作 | |||
---|---|---|---|---|
印刷 | 中断 | 削除 | 転送 | |
格納中 | × | × | × | × |
準備中 | ○ | × | × | × |
印刷待 | × | ○ | ○ | × |
印刷中 | × | ○ | ○ | × |
転送中 | × | × | × | × |
中断中 | × | ○ | × | × |
保留 | ○ | ○ | ○ | ○ |
保存 | ○ | ○ | ○ | ○ |
停止 | ○ | ○ | ○ | × |
異常 | ○ | ○ | ○ | × |
処理異常 | ○ | ○ | ○ | ○ |
○ : 可能
× : 不可
注意
サーバ-クライアント間がルータを経由する場合、プリンタの状態が通知されないため、帳票マネージャに正しく表示されません。
複数の接続情報(LU)を同時に開始した場合、HOST PRINTコンソールの[ホスト通信]ウィンドウの「動作状況」が「通信中」となってから、メインフレームからデータを受信できるようになるまでに時間がかかる場合があります。
この場合、メインフレームとの接続が確立できたかどうかは、FNA Serverの「モニターユーティリティ」で確認してください。
モニターユーティリティについては、“FNA Serverのマニュアル”を参照してください。 |