PRTFILEコマンドやJCLを使用して帳票を出力するときに、“3.2 メインフレーム(FNA)の環境構築”で作成したライタを指定します。
参考
帳票管理サービスで運用する場合の、スプール制御について説明します。
メインフレームのAPSまたはPRIMERGY6000シリーズから印刷する場合は、ブラケットによってスプールを管理します。その他のライタから印刷を行う場合は、タイマーを設定してスプールを管理します。
ブラケット(APS)設定時のスプール制御方法を示します。
メインフレーム | データの流れ | サーバ(HOST PRINT) |
---|---|---|
FNAコマンド(BBつき) 印刷データ FNAコマンド(EBつき) | → → → | 帳票の格納開始 帳票の格納 帳票の格納完了、保留または印刷や転送の開始 |
タイマー設定時のスプール制御方法を示します。
メインフレーム | データの流れ | サーバ(HOST PRINT) |
---|---|---|
FNAコマンド 印刷データ | → → | 帳票の格納開始 帳票の格納 タイマーで設定した時間が経過すると帳票の格納完了 |
帳票管理サービスの印刷の流れは以下のとおりです。
メインフレームおよびPRIMERGY6000シリーズからの印刷は、一度帳票管理サービスのスプールに蓄えて、Windowsシステムのスプーラに印刷依頼します。
メインフレームから帳票管理サービスに500以上の帳票が連続して登録され、印刷待ちおよび転送中の帳票数が500を超えた場合、メインフレームからの帳票転送を一時的に停止します。印刷待ちおよび転送中の帳票数が500を下回った時点で、メインフレームからの帳票転送を自動的に再開します。
注意
帳票マネージャの複数のあて先から同時に帳票の出力は行えません。複数のあて先から帳票を出力すると、一つのあて先の帳票の状態は「印刷中」となり、他のあて先はすべて「印刷待ち」となります。