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HOST PRINT V7.2L11 ユーザーズガイド
FUJITSU Software

8.9.2 受信環境定義ファイル

受信環境定義ファイルに指定できるレコードの一覧を以下に示します。

大分類

小分類

レコード種別

詳細

共通情報

応用プログラム名情報

applレコード

Linkexpressで利用する応用プログラム名を設定する。

個別情報

メインフレーム
連携情報

pathnameレコード

メインフレームごとの連携情報を設定。
相手システム名、パス定義名、DTS業務番号を定義する。
複数指定可能。


それぞれのレコードについて各項で説明します。

applレコード

applレコードは、Linkexpressで利用する応用プログラム名を定義するレコードです。

◆定義形式

applレコードは、以下の形式で定義します。

appl,応用プログラム名

applレコードは省略できません。また複数定義することはできません。


◆指定項目

applレコードのそれぞれの指定項目について以下に示します。

項 目

説 明

レコード種別

固定文字列“appl”を指定します。

応用プログラム名

@_PRTMFを指定します。帳票配信サービスがLinkexpressと連携する場合の応用プログラム名は"@_PRTMF"固定です。

注意

@_LE や @_DB で始まる名前は、Linkexpressの予約語であるため使用できません。

Linkexpressを利用している他のアプリケーションがすでに“@_PRTMF”を使用している場合は、@_に続いて6バイト以内の別の英数字を指定します。

ここで指定した応用プログラム名は、Linkexpressのネットワーク定義ファイルに設定され、path定義命令のapplオペランドの応用プログラム名として使用されます。従って記述形式は、path定義命令のapplオペランドの応用プログラム名に準拠してください。

Linkexpressに関する詳細については、“Linkexpressのオンラインヘルプ”を参照してください。

◆定義例

応用プログラム名として“@_PRTMF”を使用する場合のapplレコードの定義方法の例を以下に示します。

appl,@_PRTMF

他のアプリケーションが、Linkexpressのネットワーク定義ファイルにおいて、path定義命令のapplオペランドの応用プログラム名として、“@_PRTMF”を使用していないことをあらかじめ確認しておいてください。


pathnameレコード

pathnameレコードは、各メインフレームごとの連携情報を定義するレコードです。


◆定義形式

pathnameレコードは、以下の形式で定義します。

pathname,相手システム名,パス定義名,DTS業務番号

pathnameレコードは省略できません。連携先のメインフレームの数だけ、pathnameレコードを記述してください。


◆指定項目

pathnameレコードのそれぞれの指定項目について以下に示します。

項 目

説 明

レコード種別

固定文字列“pathname”を指定します。

相手システム名

hostsファイルに設定した、帳票転送元のメインフレームの名前を指定します。

hostsファイルについては、“8.2 hostsファイルの設定”を参照してください。

ここで指定した相手システム名は、Linkexpressのネットワーク定義ファイルに設定され、node定義命令のnameオペランドの相手システム名として使用されます。従って記述形式は、node定義命令のnameオペランドの相手システム名に準拠してください。

Linkexpressに関する詳細については、“Linkexpressのオンラインヘルプ”を参照してください。

パス定義名

12バイト以内の任意の英数字を指定します。

ここで指定したパス定義名は、Linkexpressのネットワーク定義ファイルに設定され、path定義命令のnameオペランドのパス定義名として使用されます。従って記述形式は、path定義命令のnameオペランドのパス定義名に準拠してください。このとき、Linkexpress を利用している他のアプリケーションと名前が重複しないように注意してください。

Linkexpressに関する詳細については、“Linkexpressのオンラインヘルプ”を参照してください。

DTS業務番号

DTS環境定義のJVTGNPTH定義文のAPPLNOで指定した業務番号を指定します。

ここで指定したDTS業務番号は、Linkexpressのネットワーク定義ファイルに設定され、path定義命令のind_pathオペランドの通信パス名として使用されます。従って記述形式は、path定義命令のind_pathオペランドの通信パス名に準拠してください。

LinkexpressおよびDTSに関する詳細については、“Linkexpressのオンラインヘルプ”および“DTS運用手引書”を参照してください。

◆定義例

帳票転送元のメインフレームの名前が“mfclose”、DTS環境定義のJVTGNPTH定義文のAPPLNOで指定した業務番号が“1”、パス定義名を“mfpath1”とする場合のapplレコードの定義方法の例を以下に示します。

pathname,mfclose,mfpath1,1

Linkexpressのネットワーク定義ファイルであらかじめ以下のことを確認しておいてください。