端末・デバイス
FNA Serverは、IPアドレスにより端末を識別します。FNA Server-端末間は、デバイスごとにTCPコネクションが確立され、各デバイスは独立してFNA Serverと通信します。FNA Serverは、IPアドレスが同一である複数のTCPコネクションを、1つの「端末」と認識します。
FNA Serverは、デバイスのIPアドレスまたはIPアドレスに対応するホスト名(FQDN)が設定されている端末情報を使用し、デバイスとLUを関連付けます(特定アクセス方式)。ここで、端末情報が見つからなかった場合、デバイスから受信した端末タイプを使用して、LUとの関連付けを行います(フリーアクセス方式)。なお、特定アクセス方式、フリーアクセス方式については、「8.3.1 接続方式」を参照してください。
次の図は、TN接続におけるデバイスとLUの関連付けの例です。図中のデバイスAおよびデバイスBは特定アクセス方式、デバイスCはフリーアクセス方式での接続例です。
FNA Serverは、リモート端末情報の設定内容により、設定されている端末情報を使用し、デバイスとLUを関連付けます。なお、リモート端末情報設定については、「4.8 端末情報(TN接続(共通情報))」を参照してください。
次の図は、「リモート端末のIPアドレスを識別する」をオフに設定した場合の例です。図中のデバイスA、デバイスBおよびデバイスCは特定アクセス方式での接続例です。
※WSMGR for Web V7.2L30以降のHTMLモードやHTTPトンネリング運用時のサーバを意味します。
次の図は、「リモート端末のIPアドレスを識別する」をオンに設定し、リモート端末のIPアドレス識別機能が有効になった場合の例です。図中のデバイスA、デバイスBおよびデバイスCは特定アクセス方式での接続例です。
※WSMGR for Web V7.2L30以降のHTMLモードやHTTPトンネリング運用時のサーバを意味します。