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FNA Server V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

7.3.2 環境設定

証跡ログ採取環境の設定は、証跡ログの設定ユーティリティを使って行います。証跡ログの設定ユーティリティは、スタートメニューから次のように選択し、実行します。なお、本ユーティリティの実行には、OSの管理者権限が必要です。

「すべてのプログラム」→「FNA Server」→「証跡ログの設定」

証跡ログの設定ユーティリティを実行すると次のダイアログボックスが表示されます。

本ダイアログボックスでは、次の情報を設定します。

証跡ログの採取範囲

採取するログの種類を指定します。

  • ホストアクセスログ
    ホストアクセスログを採取します。

  • 端末オペレーションログ
    ホストアクセスログ および 端末オペレーションログを採取します。

  • 採取しない
    証跡ログを採取しません。

初期値:採取しない

採取データ長

ホストコンピュータへの送信データについて、ログファイルに記録するデータ長を指定します。データの先頭から64~4096バイトの範囲で設定します。ただし、データがホストコンピュータで定義する最大RU長で分割された場合、最大RU長が最大値となります。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「端末オペレーションログ」を選択し、「すべて」のチェックボックスをオフに設定した場合のみ有効です。

初期値:64Byte

▲ 注 意

証跡ログにはファイル転送データも記録されます。このため、設定値を大きくした場合、証跡ログの容量が非常に大きくなることがあります。

すべて

ホストコンピュータへの送信データをすべて記録する場合は、チェックボックスをオンに設定します。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「端末オペレーションログ」を選択した場合のみ有効です。

初期値:オフ

▲ 注 意

証跡ログにはファイル転送データも記録されます。このため、チェックボックスをオンにした場合、証跡ログの容量が非常に大きくなることがあります。

分割データの採取

ホストコンピュータへの送信データが分割されていた場合に分割データを記録するかを選択します。

  • 採取する
    分割データを採取します。
    つまり、分割されたデータを含め、ホストコンピュータへ送信したデータすべてを採取します。

  • 採取しない
    分割データを採取しません。
    つまり、ホストコンピュータへ送信したデータが分割されていた場合、先頭のデータのみを採取します。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「端末オペレーションログ」を選択し、「すべて」のチェックボックスをオンに設定した場合のみ有効です。

初期値:採取しない

▲ 注 意

証跡ログにはファイル転送データも記録されます。このため、「採取する」を選択した場合、証跡ログの容量が非常に大きくなることがあります。

証跡ログの形式

採取した証跡ログを保管するファイルの形式を指定します。

  • バイナリ
    バイナリ形式で保管します。

  • テキスト
    テキスト形式(証跡ログフォーマッタ(fmtclog)でフォーマットした形式)で保管します。ファイルサイズは、バイナリ形式より大きくなります。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「ホストアクセスログ」または「端末オペレーションログ」を選択した場合に有効です。

初期値:バイナリ

トータルファイルサイズ

出力先ディレクトリ配下に蓄積する証跡ログの総サイズ(すべての証跡ログファイルのファイルサイズの合計)を、0または100~9,999MBの範囲で設定します。

0を指定すると、ドライブの空き容量をすべて使用します。

証跡ログの総サイズが本設定値を超えた場合、最も古い証跡ログファイルを自動的に削除します。また、0を指定しドライブの空き容量がなくなった場合は、最も古い証跡ログファイルを自動的に削除し、空き容量を確保します。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「ホストアクセスログ」または「端末オペレーションログ」を選択した場合に有効です。

初期値:100MB

▲ 注 意

出力ファイルサイズ(バイナリ)

1つの証跡ログファイル(バイナリファイル)のファイルサイズを、10~200MBの範囲で設定します。証跡ログファイルのサイズが本設定値を超える場合、新たに証跡ログファイルを作成します。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「ホストアクセスログ」または「端末オペレーションログ」を選択した場合に有効です。

初期値:10MB

参 考

次の場合、証跡ログファイルのサイズが、本設定値に達していなくても、新たに証跡ログファイルを作成します。

▲ 注 意

「証跡ログの形式」で「テキスト」を選択した場合は、本設定値より大きなサイズのログファイル(テキスト形式)が出力されます。

保管期間

証跡ログファイルを保管する期間を、0~1000日で設定します。ファイル作成日から設定された日数が経過すると、ファイルは削除されます。

0を指定した場合、ドライブの空き容量が不足しない限り、またはトータルファイルサイズを超えない限り、証跡ログファイルの削除を行いません。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「ホストアクセスログ」または「端末オペレーションログ」を選択した場合に有効です。

初期値:0日(期限なし)

出力先ディレクトリ

証跡ログの出力先ディレクトリを設定します。

「証跡ログ形式」で「バイナリ」を指定した場合、本ディレクトリには、バイナリ形式の証跡ログ(証跡ログ(バイナリファイル))が格納されます。

「証跡ログ形式」で「テキスト」を指定した場合、本ディレクトリ配下に「TXT」ディレクトリが作成され、そのディレクトリにテキスト形式の証跡ログ(証跡ログ(テキストファイル))が格納されます。

本情報は、「証跡ログの採取範囲」で「ホストアクセスログ」または「端末オペレーションログ」を選択した場合に有効です。

初期値:なし

▲ 注 意

参 考