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FNA Server V7.2 使用手引書L20
FUJITSU Software

4.10 端末情報(TN接続(フリーアクセス方式)

セットアップユーティリティのツリービューにおいて、「FNA Server」→「端末情報」→「TN接続」→「フリーアクセス方式」を選択し、メニューから「プロパティ」を選択します。『TN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ』ダイアログボックスが表示されます。

TN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ(フリーアクセス設定ページ)

本ページでは、「端末種別」のリストで選択されている端末種別とLUの関連付けを行います。フリーアクセスでは、該当する端末種別の端末は、ここで関連付けられたLUのいずれかに接続します。なお、フリーアクセスについては、「8.3.1 接続方式」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

▲ 注 意

フリーアクセスを使用する場合は、本設定を必ず行う必要があります。

端末種別

フリーアクセスで使用するLUを割り当てる端末種別を次の候補から選択します。

  • TN6680ディスプレイ

  • TN6680プリンタ

LU一覧

リストには、通信制御サービスで設定されたLUの一覧が表示されます。端末種別ごとにLUを選択します。選択されたLUは強調表示されます。選択されたLUを再度クリックすると選択が解除されます。

TN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ(IP設定ページ)

本ページでは、フリーアクセスで接続可能なTN端末のIPアドレス、ホスト名の一覧が表示され、追加、更新、削除を行うことができます。

▲ 注 意

IPアドレス/ホスト名を1つも設定しない場合、すべての端末からの設定を許可します。

本ページでは、次の操作を行うことができます。

追加

フリーアクセスで接続を許可する端末のIPアドレス/ホスト名情報を新規作成します。『IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

更新

「IPアドレス/ホスト名一覧」のリストで選択されている情報を更新します。『IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、更新する情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

削除

「IPアドレス/ホスト名一覧」のリストで選択されている情報を削除します。

IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ(IPアドレス/ホスト名ページ)

本ページでは、フリーアクセスで接続可能なTN端末のIPアドレス/ホスト名を設定します。

本ページでは、次の情報を設定します。

IPv4アドレスの範囲を設定

フリーアクセス方式で接続を許可する端末のIPv4アドレスまたはIPv4アドレスの範囲を設定します。ただし、IPv4アドレスとして、0.0.0.0および255.255.255.255

は設定できません。

IPv6アドレスの範囲を設定

フリーアクセス方式で接続を許可する端末のIPv6アドレスまたはIPv6アドレスの範囲を設定します

ホスト名を設定

フリーアクセス方式で接続を許可する端末のホスト名を半角1~1024文字以内で設定します。ホスト名はFQDN(Fully Qualified Domain Name)で設定します。

▲ 注 意

ホスト名(FQDN)を設定した場合、FNA Serverは、TN端末のホスト名を得るために、端末接続時にそのIPアドレスを使用して逆引きを行います。このため、FNA Serverがホスト名を逆引きできるよう、Windowsおよびネームサーバの設定を行ってください。

IPアドレス/ホスト名情報のプロパティ(詳細情報ページ)

本ページでは、フリーアクセスにおいて特定のIPアドレス/ホスト名の端末に関する端末監視および処理優先度に関する設定を行います。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

端末監視を行う

通信中の端末の接続状態を監視する場合は、チェックボックスをオンに設定します。

初期値:オフ

端末監視時間

通信中の端末に対して送信する監視データの送信間隔を1~65535分の範囲で設定します。本情報は、「端末監視を行う」のチェックボックスをオンに設定した場合のみ有効です。

初期値:1分

▲ 注 意

端末監視を行う設定にした場合、FNA Server-端末間において、定期的にパケットが送信されます。FNA Server-端末間においてWANを経由する構成の場合、WANの課金に注意してください。

処理優先度

端末に対するデータを送信する際の処理の優先度を選択します。

  • 速度重視
    ACK(応答)を待たずにデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

  • 負荷軽減
    ACK(応答)を待ってからデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

初期値:速度重視

参 考

「速度重視」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを無効にします。

「負荷軽減」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを有効にします。

TN接続(フリーアクセス方式)のプロパティ(詳細情報ページ)

本ページでは、フリーアクセス方式における端末監視および処理優先度に関する設定を行います。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を参照してください。

▲ 注 意

本ページの設定情報は、IP設定ページにおいて、IPアドレス/ホスト名情報を1つも設定しない場合にのみ有効となります。

本ページでは、次の情報を設定します。

端末監視を行う

通信中の端末の接続状態を監視する場合は、チェックボックスをオンに設定します。

初期値:オフ

端末監視時間

通信中の端末に対して送信する監視データの送信間隔を1~65535分の範囲で設定します。本情報は、「端末監視を行う」のチェックボックスをオンに設定した場合のみ有効です。

初期値:1分

▲ 注 意

端末監視を行う設定にした場合、FNA Server-端末間において定期的にパケットが送信されます。FNA Server-端末間においてWANを経由する構成の場合、WANの課金に注意してください。

処理優先度

端末に対するデータを送信する際の処理の優先度を選択します。

  • 速度重視
    ACK(応答)を待たずにデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

  • 負荷軽減
    ACK(応答)を待ってからデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

初期値:速度重視

参 考

「速度重視」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを無効にします。

「負荷軽減」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを有効にします。