監視する対象のプロセスを変更する場合の編集方法について説明します。
プロセス監視機能は、監視対象の定義ファイルを編集することで、監視対象のプロセスを選択することができます。また、ここでは、クラスタのフェールオーバを機能ごとに選択することができます。
定義ファイルの詳細
プロセス監視機能は、以下のファイルを編集することで監視対象を選択します。
/etc/opt/FJSVftlc/pmon/mppmon.usr |
定義ファイルの内容
定義ファイルの内容を以下に示します。定義ファイルには、プロセス監視機能の動作環境のデフォルト値が設定されています。必要に応じて、設定値を変更してください。
[BASE] rc.mpfwsec=1 MpShrsv=1 [FS1] MpFwBase=2 mpdrpctrl=2 mpscsv=2 MpPolStart=2 stropagt=2 strAOSFB=2 [FS2] fwguiBStart=2 [FS3] FJSVsapag.sh=2 APA_ISSV.sh=2 : :
定義ファイルの設定値
監視対象の定義ファイルの詳細について以下に示します。
[機能区分] |
機能区分:機能区分略称 'Fxx'
機能:機能の略称
監視動作:0、1、2
0:監視しない。
1:監視を行う。異常時には通知を行う。(クラスタシステムの場合も通知だけ)
2:監視を行う。クラスタシステムの場合、異常時にはフェールオーバを行う。クラスタシステム以外の場合は、1 と同じ動作となる。
ポイント
機能区分と機能、機能に属するプロセスについては、“プロセス一覧”を参照してください。
定義ファイルの変更方法
定義を変更する場合、機能区分と機能については変更しないで、監視動作の値だけを変更してください。
【変更例】
資源配付機能の“drmsd”を監視対象から外す場合の例を以下に示します。
[FD] |
↓
[FD] |
注意
インストールされていない機能、または起動を無効にしている機能に対して、監視を行う設定(監視動作1または2)にしても、監視は行われません。
Systemwalker Centric Managerの再起動
定義ファイルの編集内容を反映させるためには、Systemwalker Centric Managerの再起動が必要です。
以下に手順を示します。
プロセス監視機能を再起動します。
プロセス監視機能の停止
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/stpmppmon.sh |
プロセス監視機能の起動
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/strmppmon.sh |
クラスタ部分のプロセス監視機能の再起動
運用系で、クラスタ部分のプロセス監視機能を再起動します。(待機系では、不要です。)
プロセス監視機能の停止
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/stpmppmon.sh -c |
プロセス監視機能の起動
以下のコマンドを実行します。
/opt/FJSVftlc/pmon/bin/strmppmon.sh -c |