サブネットマスクの変更がない場合のIPアドレス変更手順は、以下のマニュアルを参照してください。
Windows版:V5.0L10~V5.0L30
Solaris版:5.0~5.2
Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent Q&A集
上記以外
Systemwalker Centric Manager 導入手引書
対象バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager
Windows版:V5.0L10以降
Solaris版:5.0以降
Linux版:V10.0L20以降
対処方法
以下の手順でIPアドレスを変更してください。“サブネットフォルダの作成”以外の詳細な操作については、「サブネットマスクの変更がない場合のIPアドレス変更」と同じですので、マニュアルを参照してください。
注意
IPアドレス変更手順では、Administrator権限が必要です。
運用管理サーバのIPアドレスを変更する場合
Systemwalker Centric Managerの停止 |
Interstageのシステム情報の移出(Interstage共存時だけ) |
Systemwalker Centric Managerの運用環境のバックアップ |
Systemwalker Centric Managerの運用環境の削除 |
OD_Startサービスの停止(Windows版の場合) |
IPアドレスの変更/ホスト名の変更 |
システムの再起動(Windows版の場合) |
hostsファイルまたはDNSの変更 |
Interstageのシステム情報の移入(Interstage共存時だけ) |
Systemwalker Centric Managerの運用環境のリストア/環境作成 |
Systemwalker Centric Manager起動 |
運用管理クライアントの接続先の変更 |
サブネットフォルダの作成 |
ノード情報の変更 |
機能ごとの変更 |
システムの再起動 |
部門管理サーバ/業務サーバのIPアドレスを変更する場合
Systemwalker Centric Managerの停止 |
サブネットフォルダの作成 |
ノード情報の変更 |
IPアドレス/ホスト名の変更 |
hostsファイルまたはDNSの変更 |
Systemwalker Centric Managerの起動 |
機能ごとの変更 |
システムの再起動 |
運用管理クライアントのIPアドレスを変更する場合
Systemwalker Centric Managerの停止 |
IPアドレス/ホスト名の変更 |
hostsファイルまたはDNSの変更 |
Systemwalker Centric Managerの起動 |
サブネットフォルダの作成 |
ノード情報の変更 |
構成情報の一括配付/ネットワーク管理のポリシーの一括配付 |
機能ごとの変更 |
システムの再起動 |
クライアントのIPアドレスを変更する場合
Systemwalker Centric Managerの停止 |
サブネットフォルダの作成 |
ノード情報の変更 |
IPアドレス/ホスト名の変更 |
hostsファイルまたはDNSの変更 |
Systemwalker Centric Managerの起動 |
構成情報の一括配付/ネットワーク管理のポリシーの一括配付 |
機能ごとの変更 |
システムの再起動 |
サブネットフォルダの作成
ノードのIPアドレス/サブネットマスクを変更後に所属するサブネットフォルダが存在しない場合は、サブネットフォルダを作成します。
Systemwalkerコンソールで作成する場合
Systemwalkerコンソールの編集機能で新しくサブネットフォルダを作成します。
大量のサブネットフォルダを作成する必要がある場合(V5.0L10/5.0~V5.0L30/5.2は対象外ですので、Systemwalkerコンソールで作成してください。)
運用管理サーバ上で、構成情報入出力コマンド(mpcmcsv)を使用して一括で作成します。
例)サブネットアドレス(10.10.0.0)/サブネットマスク(255.255.0.0)のサブネットフォルダを新規に作成する。
フォルダ構成情報を出力します。
mpcmcsv -m OUT -o FOLDER -f fol.csv |
出力例
"FOLDER","\Tree","Tree",1,1,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,, |
フォルダ構成情報CSVファイルを編集します。
上記1.で出力されたフォルダ構成情報CSVファイルのサブネットフォルダ(10.10.10.0)の情報を参考にして、新しいサブネットフォルダ(10.10.0.0)のCSVファイルを作成します。
CSVファイルの編集箇所は以下の項目です。
第2カラム(フォルダパス):"\Tree\自部門\10.10.10.0" → "\Tree\自部門\10.10.0.0"
第3カラム(表示名):"10.10.10.0" → "10.10.0.0"
第4カラム(フォルダ種別):3を設定
第8カラム(サブネットアドレス):"10.10.10.0" → "10.10.0.0"
第9カラム(サブネットマスク):"255.255.255.0 → "255.255.0.0"
第10カラム(SNMPコミュニティ名):ネットワーク環境に合わせた定義を設定
編集前
"FOLDER","\Tree\自部門\10.10.10.0","10.10.10.0",3,,,,"10.10.10.0","255.255.255.0" |
編集後
"FOLDER","\Tree\自部門\10.10.0.0","10.10.0.0",3,,,,"10.10.0.0","255.255.0.0" |
以下のコマンドを実行して、サブネットフォルダを登録します。
mpcmcsv -m ADD -f fol.csv |
コマンド実行前のノード一覧ツリー
コマンド実行後のノード一覧ツリー
注意
登録済みのサブネットフォルダのサブネットアドレス/サブネットマスクは変更しないでください。また、サブネットフォルダのサブネットアドレスは重複して登録することはできません。
上記の条件に一致しており新しくサブネットフォルダを作成できない場合は、ホスト名/IPアドレスを変更するノードは新規監視対象として各種設定をしてください。
フォルダ構成情報CSVファイルに設定する文字列は運用管理サーバと異なる文字コードは使用しないでください。
フォルダ構成情報CSVファイルの詳細については“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。
ノード情報の変更
「サブネットマスクの変更がない場合のIPアドレス変更」の手順と同様ですが、サブネットマスクの変更がある場合は、ノード情報の変更を行った後に、以下の操作を実施してください。
ノード情報の変更によりサブネットフォルダ配下が空となり、今後も使用しない場合はサブネットフォルダを削除します |
ただし、運用管理サーバの変更の場合は、ノード情報の変更手順の「構成情報の一括配付/ネットワーク管理のポリシーの一括配付」の実行前に行ってください。