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Systemwalker Centric Manager/Systemwalker Event Agent トラブルシューティングガイド 監視編
FUJITSU Software

19.21 「MpTrfAgt:205」のメッセージが出力される

エラーメッセージ

対象バージョンレベル

原因

ホスト%1に対するネットワーク性能監視機能の監視項目%2の計算処理において、監視対象ノードより取得したMIB情報が不当な値のため、性能情報を算出する際に計算式の分母が不当な値になっています。

%2は監視項目(回線種別)[ifIndex] です。監視項目は、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。回線種別は、“備考”を参照してください。

ifIndexは原因となったインタフェースのifIndexです。ホスト%1のノードプロパティで確認します。

対処1

確認ポイント

原因

回線使用率を計算するために必用な回線速度を示すMIBオブジェクトの値が0です。

対処方法

このようなノードを監視するために、性能監視では性能情報の算出のために使用する回線速度を設定することができます。

この方法で回線速度を設定した場合、監視対象ノードからどのようなifSpeedの値が返却された場合も、設定した回線速度で性能情報を算出します。回線速度の設定方法は、以下のとおりです。

対処2

確認ポイント

%2がPercentage of discarded packetsである、またはPercentage of error packetsである。

原因

破棄パケット率またはエラーパケット率の正常な送受信パケット数を表すMIBオブジェクトの値が0です。

対処方法

監視対象ノードの当該インタフェースは正常な送受信パケット数が0です。使用しない場合は、ポリシー定義で該当インタフェースを監視対象から外してください。

備考

ネットワーク性能の監視で取り扱う回線種別の一覧です。

ifTypeの

名前

性能監視の回線種別

1

other

その他

2

regular1822

その他

3

hdh1822

その他

4

ddnX25

WAN

5

rfc877x25

WAN

6

ethernet

Ethernet

7

iso88023

Ethernet

8

TokenBus

Ethernet

9

TokenRing

FDDI

10

Man

WAN

11

starLan

Ethernet

12

proteon10Mbit

その他

13

proteon80Mbit

その他

14

hyperchannel

その他

15

fddi

FDDI

16

lapb

WAN

17

sdlc

WAN

18

ds1

WAN

19

e1

WAN

20

basisISDN

WAN

21

primaryISDN

WAN

22

propPoint

WAN

23

ppp

WAN

24

softwareLoopback

その他

25

eon

その他

26

ethernet3Mbit

Ethernet

27

nsip

その他

28

slip

その他

29

ultra

その他

30

ds3

WAN

31

sip

WAN

32

frameRelay

WAN

33

rs232

その他

34

parallel-port

その他

35

arcnet

Ethernet

36

arcnetPlus

Ethernet

37

atm

WAN

38

miox25

その他

39

sonet

WAN

40

x25ple

WAN

41

iso88022llc

その他

42

localTalk

その他

43

smdsDmix

WAN

44

frameRelayService

WAN

45

v35

WAN

46

hssi

WAN

47

hippi

WAN

48

modem

その他

49

aal5

WAN

50

sonetPath

WAN

51

sonetVT

WAN

52

smdsIcip

WAN

53

propVirtual

その他

54

propMultiplexor

その他

対処3

エラーメッセージ

MpTrfAgt: WARNING: 205: (ノード)に対する(監視項目)の計算処理で、ゼロによる割り算が発生しました。

MpTrfAgt:WARNING:205:(ノード)から取得したMIB情報が不当のため、監視項目(監視項目)の監視をスキップしました。

確認ポイント

原因

「ゼロによる割り算」または「取得したMIB情報が不当」メッセージが発生している場合は、ネットワーク性能情報の収集(SNMP MIB-GET)で、監視対象ノードから取得した情報が不当だった場合、性能情報を算出する際に計算式の分母の値がゼロになることがあります。

対処方法

このようなノードを監視するために、性能監視では性能情報の算出のために使用する回線速度を設定することができます。

この方法で回線速度を設定した場合、監視対象ノードからどのようなifSpeedの値が返却された場合も、設定した回線速度で性能情報を算出します。回線速度の設定方法は、以下のとおりです。