[名称]
[抽出対象データベース]
Symfoware Server(Openインタフェース)
[形式]
レプリケーションオブジェクトスキーマを作成する場合
lxrepobjscm -G -d データベース名 [ -u ユーザ名 [ -w ] ] [ -D テーブル空間名 [, テーブル空間名 ] ] [ -k 勧告的ロックのキー値 ]
レプリケーションオブジェクトスキーマを削除する場合
lxrepobjscm -E -d データベース名 [ -u ユーザ名 [ -w ] ]
[機能説明]
データベースにレプリケーションオブジェクトスキーマの作成および削除を行います。
[オプションの意味]
レプリケーションオブジェクトスキーマを作成します。
レプリケーションオブジェクトスキーマを削除します。
レプリケーションオブジェクトスキーマを作成または削除するデータベースの名前を指定します。
本コマンドがSymfoware Serverに接続するユーザの名前を63バイト以内の文字列で指定します。ユーザにはSymfoware ServerのロールとしてSUPERUSER権限が付与されている必要があります。
このオプションを指定すると、パスワードの入力を促すプロンプトが表示され、100バイト以内の文字列のパスワードが入力できます。ただし、本オプションを指定してバッチファイルやシェルスクリプトからコマンドを実行する場合には、-wオプションも合わせて指定してください。
本オプションを省略した場合は、コマンド実行時のOSのユーザ名が指定されたものとみなされます。
パスワードの入力を促しません。本オプションを指定した場合には、Symfoware Serverへの接続はパスワードを指定せずに行われます。パスワード認証に関する詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
レプリケーションオブジェクトスキーマのトランザクションログテーブルを作成するテーブル空間の名前を指定します。本オプションは、表を作成しているテーブル空間やWALを作成しているファイルシステムとは異なる領域にトランザクションログテーブルを作成する場合に指定します。
トランザクションログテーブルはレプリケーションオブジェクトスキーマごとに2つ作成されるため、それぞれに異なるテーブル空間に作成する場合にはテーブル空間を2つ指定してください。同じテーブル空間に作成する場合にはテーブル空間を1つ作成してください。
本オプションを省略した場合は、指定したデータベースのデフォルトのテーブル空間に作成します。
レプリケーションが差分ログ取得や差分ログ収集処理で使用するSymfoware Serverの勧告的ロック機能に用いる2つの32ビットキーのうち、1つ目のキー値を指定します。本オプションは、以下の何れかの場合に指定します。
・SQLアプリケーションがシステム管理関数による勧告的ロック機能を利用
・同じSymfoware Serverのデータベースクラスタに対して、すでに他のレプリーションサービスをセットアップしている
キー値には、-2147483648~2147483647までの値を指定します。本オプションを省略した場合は、-570425344が指定されたものとみなします。
[注意事項]
本コマンドは、Symfoware Serverのインスタンスの起動およびレプリケーションサービスが開始している状態で実行してください。
環境変数LXREPCONFIGにより、動作環境ファイルの作成先ファイルパス名を設定してください。
レプリケーションオブジェクトスキーマの作成が可能なデータベースは、データベースの文字コードセットが以下の場合です。
Linuxの場合
UTF8
WindowsまたはSolarisの場合
UTF8
EUC-JP
-Dオプションによりテーブル空間の名前を指定する場合には、事前にテーブル空間を作成しておいてください。
レプリケーションオブジェクトスキーマの作成では、指定したデータベースに以下の名前のスキーマが作成されます。
・動作環境ファイルのOBJECT_NAME_PREFIXパラメタに指定した接頭文字(既定値は“linkexpress_replication_option“)+“_object_schema”
レプリケーション運用中は、本スキーマに対してSQL文やSymfoware Serverのコマンドによるデータベースの定義、変更および削除やトランザクションログテーブルへの参照、更新操作は行わないでください。本スキーマは、レプリケーションオブジェクトスキーマの削除により削除されます。レプリケーションオブジェクトスキーマに関するその他の注意事項については“システム設計ガイド”を参照してください。
同じスキーマ名のレプリケーションオブジェクトスキーマを2つ以上作成することはできません。
システム管理関数による勧告的ロック機能の詳細については、Symfoware Serverのマニュアルを参照してください。
-Eオプションによりレプリケーションオブジェクトスキーマを削除する場合には、対象のデータベースを抽出対象とする抽出定義を削除してから実行してください。
[復帰値]
0:正常終了
0以外:異常終了