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Linkexpress Replication option コマンドリファレンス
FUJITSU Software

1.2.2 環境変数について

本コマンドでは、以下の環境変数を使用することができます。

これらの環境変数について以下に説明します。

LXDBDEBUG

[意味]

一括差分複写において、抽出コマンドの処理件数(レプリケーション抽出トレースと呼びます)を取得する場合に指定します。

[指定値]

レプリケーション抽出トレースファイルの作成先ディレクトリパス名と、ファイルサイズをカンマ“,”で区切って指定します。

ファイルサイズには、単位を指定する必要はありません。

Mバイト単位(1~1024の範囲)で、以下のファイルを作成します。

  • 表単位のレプリケーションの場合
    EXT_抽出定義名.log

  • グループ単位のレプリケーションの場合
    EXT_レプリケーショングループ名.log

作成したファイルが、指定値に達すると、拡張子を“old”に変更し退避します。ただし、新たに作成したファイルのサイズが指定値に達した場合、そのファイルを先に退避したファイル(拡張子old)に置き換えて退避します。

以下にオペランドの指定例を示します。

例)抽出定義名“受注表抽出定義”の場合に、3Mバイトまでのレプリケーション抽出トレースを取得する場合

  • WindowsWidnowsの場合
    LXDBDEBUG=c:\work,3

  • SolarisLinuxSolarisまたはLinuxの場合
    LXDBDEBUG=/home/work,3

レプリケーション抽出ファイルの出力例を以下に示します(下図はグループ単位のレプリケーションの場合です)。

20130422101309 01 INS:10 DEL:10 UPD:1 TRU:0
20130422101309 02 INS:0 DEL:0 UPD:1 TRU:0
20130422101309 03 INS:11 DEL:15 UPD:100 TRU:0
20130422101309 04 INS:20 DEL:10 UPD:0 TRU:0
20130422101309 TOTAL 178
20130422102309 01 INS:1 DEL:10 UPD:0 TRU:0
20130422102309 02 INS:2 DEL:10 UPD:0 TRU:0
20130422102309 03 INS:5 DEL:10 UPD:0 TRU:0
20130422102309 04 INS:0 DEL:0 UPD:0 TRU:1
     (a)       (b)       (c)
20130422102309 TOTAL 39
(d)
  1. lxextdbコマンドの実行日時(年月日時分秒)です。

  2. グループ単位のレプリケーションの場合、レプリケーショングループの抽出定義のMEMBERに指定された抽出定義の指定順です。

    表単位のレプリケーションの場合は、00となります。

  3. 差分データの種類と件数です。グループの単位レプリケーションの場合は、レプリケーショングループに属する抽出定義ごとに出力します。

    INS:差分反映操作がINSERTの差分データ件数

    UPD:差分反映操作がUPDATEの差分データ件数

    DEL:差分反映操作がDELETEの差分データ件数

    TRU:差分反映操作がTRUNCATEの差分データ件数

  4. 一回のlxextdbコマンドで抽出した差分データ件数の合計です。

注)同一サーバ内にすでに他のレプリケーションサービスがセットアップされている場合には、他のレプリケーションサービスが使用していないディレクトリパスを指定してください。

[前提になるキーワードと指定値]

なし。

[備考]
  • 全複写では、本環境変数は有効になりません。

  • 本機能は、以下のSymfoware抽出レプリケーションの場合にだけ使用できます。

    OS

    組合せ製品名

    Windows

    Linkexpress V5.0L14以降

    Solaris

    Linux