本コマンドでは、以下の環境変数を使用することができます。
LXDBDEBUG
これらの環境変数について以下に説明します。
レプリケーション抽出トレースファイルの作成先ディレクトリパス名と、ファイルサイズをカンマ“,”で区切って指定します。
ファイルサイズには、単位を指定する必要はありません。
Mバイト単位(1~1024の範囲)で、以下のファイルを作成します。
表単位のレプリケーションの場合
EXT_抽出定義名.log
グループ単位のレプリケーションの場合
EXT_レプリケーショングループ名.log
作成したファイルが、指定値に達すると、拡張子を“old”に変更し退避します。ただし、新たに作成したファイルのサイズが指定値に達した場合、そのファイルを先に退避したファイル(拡張子old)に置き換えて退避します。
以下にオペランドの指定例を示します。
例)抽出定義名“受注表抽出定義”の場合に、3Mバイトまでのレプリケーション抽出トレースを取得する場合
Widnowsの場合
LXDBDEBUG=c:\work,3
SolarisまたはLinuxの場合
LXDBDEBUG=/home/work,3
レプリケーション抽出ファイルの出力例を以下に示します(下図はグループ単位のレプリケーションの場合です)。
20130422101309 01 INS:10 DEL:10 UPD:1 TRU:0 20130422101309 02 INS:0 DEL:0 UPD:1 TRU:0 20130422101309 03 INS:11 DEL:15 UPD:100 TRU:0 20130422101309 04 INS:20 DEL:10 UPD:0 TRU:0 20130422101309 TOTAL 178 20130422102309 01 INS:1 DEL:10 UPD:0 TRU:0 20130422102309 02 INS:2 DEL:10 UPD:0 TRU:0 20130422102309 03 INS:5 DEL:10 UPD:0 TRU:0 20130422102309 04 INS:0 DEL:0 UPD:0 TRU:1 (a) (b) (c) 20130422102309 TOTAL 39
(d)
lxextdbコマンドの実行日時(年月日時分秒)です。
グループ単位のレプリケーションの場合、レプリケーショングループの抽出定義のMEMBERに指定された抽出定義の指定順です。
表単位のレプリケーションの場合は、00となります。
差分データの種類と件数です。グループの単位レプリケーションの場合は、レプリケーショングループに属する抽出定義ごとに出力します。
INS:差分反映操作がINSERTの差分データ件数
UPD:差分反映操作がUPDATEの差分データ件数
DEL:差分反映操作がDELETEの差分データ件数
TRU:差分反映操作がTRUNCATEの差分データ件数
一回のlxextdbコマンドで抽出した差分データ件数の合計です。
注)同一サーバ内にすでに他のレプリケーションサービスがセットアップされている場合には、他のレプリケーションサービスが使用していないディレクトリパスを指定してください。
なし。
全複写では、本環境変数は有効になりません。
本機能は、以下のSymfoware抽出レプリケーションの場合にだけ使用できます。
OS | 組合せ製品名 |
---|---|
Windows | Linkexpress V5.0L14以降 |
Solaris | |
Linux |