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Interstage Interaction Manager V10 ポータル 運用ガイド
Interstage

5.1 バックアップ・リストア

ここでは、ポータルの運用環境のバックアップ・リストアについて説明します。

導入したポータルの運用環境は、不測の事態により利用できなくなる場合があります。このような場合に備え、システム管理者は、ポータル機能の運用環境および資産を定期的にバックアップします。バックアップした資源は、必要に応じてリストアします。

バックアップ対象

バックアップ対象の運用環境および資産は、以下のとおりです。

ポイント

バックアップ対象の運用環境および資産は、定期的にバックアップしておくことをお勧めします。

バックアップ・リストアの流れ

バックアップ・リストアは、以下の手順で行います。
なお、バックアップ・リストアは、管理者権限で実行してください。

  1. ポータル機能の停止
    ポータル、管理コンソールを停止します。
    詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」を参照してください。

  2. バックアップ・リストア

    • Interaction Managerインストールサーバ
      バックアップの場合、以下のファイルを任意のフォルダやメディアなどに退避します。リストアの場合、バックアップ済みの以下のファイルを元のフォルダに戻します。

      • ポータル機能のテナント定義ファイル

    • アプリケーションサーバ資源
      アプリケーションサーバのバックアップ・リストア手順に従って実施します。
      なお、Autopilot機能のIJServerクラスタに配備されたAutopilotファイル(JSP)は、アプリケーションサーバに配備されている資源です。アプリケーションサーバの資源をバックアップ・リストアしない場合、Autopilotファイルはバックアップ・リストアの対象にはなりません。
      Autopilotファイルのバックアップ・リストア方法については、「Autopilotファイルのバックアップ・リストア」を参照してください。

    • データベース
      データベース製品のバックアップ・リストア手順に従って実施します。

  3. ポータル機能の起動
    ポータル、管理コンソールを起動します。
    詳細は、「5.5 ポータル機能の起動と停止」を参照してください。

Autopilotファイルのバックアップ・リストア

アプリケーションサーバの資源をバックアップ・リストアしない場合、以下の手順で、Autopilotファイルをバックアップし、リストア後に配備先のIJServerクラスタにコピーします。

  1. Autopilotファイルをバックアップします。


    • a) エクスプローラで以下のフォルダを開きます。

      [Interstageインストールフォルダ]\F3FMisjee\var\domains\interstage\applications\j2ee-modules\[Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名]

      Interstageインストールフォルダ:Interstage Application Serverのインストールフォルダ名を指定します。例) C:\Interstage
      Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名:テナント定義ファイルの「AUTOPILOT_CONTAINER_APPLICATION_NAME」を確認してください。

      b) autopilotフォルダを右クリックし、メニューから[送る]>[圧縮(zip形式)フォルダ]を選択し、zipファイルを作成します。

    • cd /var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/[Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名]
      zip -r [出力パス]/autopilot.zip autopilot

      Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名:テナント定義ファイルの「AUTOPILOT_CONTAINER_APPLICATION_NAME」を確認してください。
      出力パス:任意の出力フォルダを指定します。

      例) Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名が「tenant01id_aa2」、出力パスが「/tmp」の場合

      cd /var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/tenant01id_aa2
      zip -r /tmp/autopilot.zip autopilot
  2. Autopilotファイルをリストアします。


    • エクスプローラで、1.で作成したzipファイルを右クリックし、メニューから[すべて展開]を選択し、展開します。展開先のフォルダには、以下を指定します。

      [Interstageインストールフォルダ]\F3FMisjee\var\domains\interstage\applications\j2ee-modules\ [Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名]

      Interstageインストールフォルダ:Interstage Application Serverのインストールフォルダ名を指定します。例) C:\Interstage
      Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名:テナント定義ファイルの「AUTOPILOT_CONTAINER_APPLICATION_NAME」を確認してください。

    • unzip [ファイルパス]/autopilot.zip -d /var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/[Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名]

      ファイルパス:集約したファイルを格納した場所を指定します。
      Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名:テナント定義ファイルの「AUTOPILOT_CONTAINER_APPLICATION_NAME」を確認してください。

      例) ファイルパスが「/tmp」、Autopilot機能中継サーバに配備するアプリケーション名が「tenant01id_aa2」の場合

      unzip /tmp/autopilot.zip -d /var/opt/FJSVisjee/domains/interstage/applications/j2ee-modules/tenant01id_aa2