本ソフトウェアの運用上の注意について説明します。
管理可能ノード数について以下に示します。
ノード/FDDIリング/ONA(GEE版のみ)の管理可能数
本ソフトウェアに登録可能なノード/FDDIリング/ONA(GEE 版のみ)の合計数は以下のとおりです。
(SE版の場合)
最大管理可能数 | 500台 |
状態ポーリング可能数 | 200台 |
統計ポーリング可能数 | 200台 |
(GEE版の場合)
最大管理可能数 | 1000台 |
状態ポーリング可能数 | 200台 |
統計ポーリング可能数 | 200台 |
注意
FDDIリングは1リングを一台と数えます。
GEE版に登録可能なONAアダプタの数は64アダプタです。また監視対象のONAの数は上記に含まれます。
稼働監視ノードの管理可能数
本ソフトウェアに登録可能な稼働監視ノードは以下のとおりです。
最大管理可能数 | 1000台 |
状態ポーリング可能数 | 1000台 |
本ソフトウェアでの監視対象ノード/FDDI リング/ONA(GEE版のみ)/稼働監視ノードはLAN(Local Area Network)に接続されていてTCP/IPプロトコルを通じて通信を行っていることが条件となります。
WAN(Wide Area Network)経由で装置監視を行うこともできますが、以下の点に注意してください。
課金の対象
監視対象ノードに対して、監視のため状態ポーリング(データの送受信)を実施します。
また、監視対象ノードから非同期にトラップデータなどが送られますので、必ずしもポーリング時間だけデータが送受信されるものではありません。したがって、WAN経由での装置の監視では、本ソフトウェアが通信するデータのためパケット数および接続回数なども増大し、これらは全て課金の対象となります。
また、WANを経由したホットスタンバイの設定を行っているノードに関しては、運用中に監視経路がWAN経由に切り替わる場合があります。この場合に本ソフトウェアが通信するデータも課金の対象となります。
監視不可
WAN経由では監視装置からの応答レスポンスが遅いため監視できない場合があります。WANを含むネットワークの管理にはLAN毎に管理を行う分散管理を推奨します。
監視クライアントはLANに接続されていること、HTTPプロトコルを通じて監視サーバとデータの送受信ができることが条件となります。
WAN経由で監視サーバと接続できますが、以下の点に注意してください。
課金の対象
WAN経由では監視サーバと監視クライアントとのデータの送受信は全て課金の対象となります。
監視不可
WAN経由では監視サーバからの応答レスポンスが遅いため監視情報が表示されない場合があります。また、ファイアーウォール経由でセキュリティルータにHTTPフィルタリングが設定されている場合は監視情報を表示することができません。
監視クライアントは、監視サーバが接続されているLANに接続することを推奨します。
本ソフトウェアでは以下の特殊記号の入力を制限しています。
%(パーセント)
[(大括弧)
](大括弧閉じる)
'(シングルクォーテーション)
"(ダブルクォーテーション)
<(不等号、小なり)
>(不等号、大なり)
,(カンマ)
\(バックスラッシュ)
\(円)
注意
以下の記号はコマンド設定のみ入力可能です。
<(不等号、小なり)
>(不等号、大なり)
\(円記号) : (Windows版のみ)
トラップ受信設定・性能監視などのコマンドの設定ではGUIを伴わないコマンドを指定してください。
コマンドの設定可能最大文字数は半角256文字(全角128文字)です。
ただし、コマンドの引数として“$H”、“$L”、“$I”を使用した場合、変換後の文字列が256文字を越えるとコマンドは実行されません。以下の値を考慮して入力してください。
IPの最大文字列長 半角16文字
ノードラベルの最大文字列長 半角40(全角20文字)
ノード名の最大文字列長 半角40文字
コマンド文字列長が、半角160文字(全角80文字)以下の場合は、考慮の必要はありません。
Network AssistではJava Plug-inを使用しています。
監視クライアントにプラグインをインストールする必要があります。
必須プラグインに関しては“1.4 動作環境”を参照してください。
他の製品と同一クライアント環境で使用する場合、使用するJava Plug-inの版数が異なることで各製品が機能しない状況が発生する可能性がありますので、十分注意してください。他製品の動作環境を確認し、サポートするJava Plug-inの版数やWebブラウザ版数が異なる場合には、別クライアント端末を使用してください。
監視クライアントにJava Plug-inがインストールされていない状態で本機能を使用した場合、「Java Plug-in(1.4.2以上)をインストールしてください」のメッセージが画面に表示されますので、以下のURLよりJava Plug-inをダウンロードしてください。
Java Plug-inダウンロードURL : http://www.oracle.com/technetwork/java/index.html
インストール方法については上記ダウンロードサイトのダウンロードに関するヘルプを参照してください。
監視クライアントが非インターネット接続環境の場合、接続環境のある端末から上記Java Plug-inをダウンロードし監視クライアントへインストールしてください。
本ソフトウェアはWindows版ではIISまたSolaris OS版ではLDAPの基本認証機能を使用し、監視対象ノードに対する設定操作や本ソフトウェアの監視設定操作にガードを設けています。
基本認証の認証ユーザを本ソフトウェアでは管理者と呼んでいます。
登録した監視対象ノード/FDDIリングの構成を変更した場合、Network Assistでは監視対象ノード/FDDIリングに関する構成情報の動的な変更を行いません。
変更した監視対象ノード/FDDIリングを一度監視対象から削除して新規に登録し直してください。新規に登録した場合、以前の監視対象ノード/FDDIリングに設定していた監視情報などは全て失われます。
登録した監視対象ONA(GEE版のみ)の構成を変更した場合は、Network Assistでは監視対象ONAに関する構成情報の動的な変更を行います。ただし、アラーム番号1603が発生します。ボード種別により採取可能な統計情報が一部変わるので、ポリシー設定を見直す必要があります。アラーム番号の詳細は“付録B アラーム番号一覧表”を参照してください。
Network Assist GEE に登録可能なONAの数は64アダプタです。
また監視対象ONAの数は、最大管理可能数の1000台、状態/統計ポーリング可能数の200台に含まれます。
管理可能ノード数については“1.3.1.1 管理可能ノード数について”を参照してください。