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Systemwalker for Oracle 運用ガイド
FUJITSU Software

C.6 Data Guard運用状況の監視(Data Guard環境固有)[EE]

Data Guard環境での運用状況について監視する項目です。
Oracle環境情報のスタンバイ・データベース情報が設定されている場合に設定可能な項目です。

Data Guard運用状況の監視を行う項目には、以下があります。

監視項目

しきい値

設定可能条件

mount状態での監視(*)

単位

設定可能範囲

監視対象サーバのSystemwalker for Oracle VL

監視対象サーバの Oracle VL

■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認

アーカイブREDOログファイル数

0~2147483647

V13.1.0(Solaris版)以降
V13.1.0(Windows版)以降
V13.3.0(Linux版)以降

10.1.0以降

■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認

アーカイブREDOログファイル数

0~2147483647

(*) ○:監視可能


スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認

スタンバイ・データベースでのアーカイブログの受信状況を確認します。
プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが受信したアーカイブREDOログファイルのログ順序番号の差を監視します。

注意

  • Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。

  • スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番号との比較を行います。

  • Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

プライマリ・データベースの場合:

  • v$loghist

  • v$log_history

  • v$log

  • v$database

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:

  • v$archived_log

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:

  • dba_logstdby_log

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

  • プライマリ・データベースでアーカイブされている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]

  • スタンバイ・データベースに転送済みだが、未適用のアーカイブREDOログ・ファイルの中で最新のログ順序番号・・・[b]

(2) [a]と[b]の差分を求めます。

[しきい値単位]

アーカイブREDOログ・ファイル数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01047 受信されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)

[一般的な対処方法]

アーカイブREDOログ・ファイルが正しく転送されているか確認してください。


スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認

スタンバイ・データベースでのアーカイブログの適用状況を確認します。
プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが適用したアーカイブREDOログファイルのログ順序番号の差を監視します。

注意

  • Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。

  • スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番号との比較を行います。

  • Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。

[アクセスするディクショナリ・ビュー]

プライマリ・データベースの場合:

  • v$loghist

  • v$log_history

  • v$log

  • v$database

フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:

  • v$archived_log

ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:

  • dba_logstdby_log

[監視方法]

(1)以下の値をOracleから取得します。

  • プライマリ・データベースでアーカイブされている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]

  • スタンバイ・データベースに適用されている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[b]

(2) [a]と[b]の差分を求めます。

[しきい値単位]

アーカイブREDOログ・ファイル数

[しきい値条件]

0 ~ 2147483647

[しきい値設定]

各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。

[Oracle推奨しきい値]

なし

[Systemwalker for Oracleデフォルトしきい値]

なし

[メッセージ]

FOR-01048 適用されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)

[一般的な対処方法]

ログ適用サービスが開始していることを確認してください。