Data Guard環境での運用状況について監視する項目です。
Oracle環境情報のスタンバイ・データベース情報が設定されている場合に設定可能な項目です。
Data Guard運用状況の監視を行う項目には、以下があります。
監視項目 | しきい値 | 設定可能条件 | mount状態での監視(*) | ||
単位 | 設定可能範囲 | 監視対象サーバのSystemwalker for Oracle VL | 監視対象サーバの Oracle VL | ||
アーカイブREDOログファイル数 | 0~2147483647 | V13.1.0(Solaris版)以降 | 10.1.0以降 | ○ | |
アーカイブREDOログファイル数 | 0~2147483647 | ○ |
(*) ○:監視可能
■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認
スタンバイ・データベースでのアーカイブログの受信状況を確認します。
プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが受信したアーカイブREDOログファイルのログ順序番号の差を監視します。
注意
Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。
スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番号との比較を行います。
Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。
プライマリ・データベースの場合:
v$loghist
v$log_history
v$log
v$database
フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:
v$archived_log
ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:
dba_logstdby_log
(1)以下の値をOracleから取得します。
プライマリ・データベースでアーカイブされている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]
スタンバイ・データベースに転送済みだが、未適用のアーカイブREDOログ・ファイルの中で最新のログ順序番号・・・[b]
(2) [a]と[b]の差分を求めます。
アーカイブREDOログ・ファイル数
0 ~ 2147483647
各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。
なし
なし
FOR-01047 受信されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)
アーカイブREDOログ・ファイルが正しく転送されているか確認してください。
■スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認
スタンバイ・データベースでのアーカイブログの適用状況を確認します。
プライマリ・データベースが出力したアーカイブREDOログファイルと、スタンバイ・データベースが適用したアーカイブREDOログファイルのログ順序番号の差を監視します。
注意
Data Guardの転送方式(ARCH/LGWR)に関わらず、アーカイブREDOログファイルに関してのみ監視を行います。
スタンバイ・データベースが複数個ある場合、各スタンバイ・データベースで出力されるアーカイブREDOログファイルのログ順序番号との比較を行います。
Data Guard環境のプライマリ・データベースでのみ有効な監視項目です。
プライマリ・データベースの場合:
v$loghist
v$log_history
v$log
v$database
フィジカル・スタンバイ・データベースの場合:
v$archived_log
ロジカル・スタンバイ・データベースの場合:
dba_logstdby_log
(1)以下の値をOracleから取得します。
プライマリ・データベースでアーカイブされている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[a]
スタンバイ・データベースに適用されている最新のアーカイブREDOログ・ファイルのログ順序番号・・・[b]
(2) [a]と[b]の差分を求めます。
アーカイブREDOログ・ファイル数
0 ~ 2147483647
各環境で監視したいアーカイブREDOログ・ファイル数の範囲をしきい値に設定してください。
なし
なし
FOR-01048 適用されていないアーカイブREDOログ・ファイル数がxになりました。(HOST=host_name, SID=sid, SEQ=no)
ログ適用サービスが開始していることを確認してください。