運用管理サーバにSystemwalker for Oracleをインストールした際、自動で以下の仮想ディレクトリの作成を行います。
cgi-bin-sfo(CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ)
swfo-html(HTMLの仮想ディレクトリ)
swfo-img(CGIで使用するイメージファイルの仮想ディレクトリ)
“5.2.1 Webサーバの定義”で上記の仮想ディレクトリが作成されていない場合に、別途作成する必要があります。
ここでは、仮想ディレクトリを手動で作成する手順について説明します。
注意
仮想ディレクトリ作成後にcgi-bin-sfo 仮想ディレクトリのセキュリティ設定を行う必要があります。詳細は“5.2.1 Webサーバの定義”を参照してください。
WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Services 6.0の場合
WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Services 6.0の場合、以下の手順で仮想ディレクトリの作成を行います。
仮想ディレクトリの作成は、[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面で行います。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面で以下の手順を繰り返し、それぞれの仮想ディレクトリを作成してください。
仮想ディレクトリの作成を選択します
[既定のWebサイト]を選択し、[操作]メニューから[新規作成]-[仮想ディレクトリ]を選択してください。
[仮想ディレクトリの作成ウィザード]が表示されます
設定は[仮想ディレクトリの作成ウィザード]に従って設定します。
[次へ]ボタンをクリックし、それぞれの仮想ディレクトリの作成を行います。
[仮想ディレクトリ エイリアス]の設定を行います
各仮想ディレクトリに対して以下のエイリアスの設定を行い、[次へ]ボタンをクリックしてください。
cgi-bin-sfo
swfo-html
swfo-img
以下は「CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ作成時」の画面です。
「Web サイトのコンテンツのディレクトリ パス」を設定します
各仮想ディレクトリに対して以下のパス設定を行い、[次へ]ボタンをクリックしてください。
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\bin
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\html
(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\img
以下は「CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ作成時」の画面です。
(Systemwalkerインストールフォルダが「D:\WIN32APP」である場合の例です。)
「アクセス許可」を設定します
各仮想ディレクトリに対して以下のアクセス許可設定を行い、[次へ]ボタンをクリックしてください。
-[読み取り]
-[ASPなどのスクリプトを実行する]
-[ISAPIアプリケーションやCGIなどを実行する]
-[読み取り]
-[読み取り]
以下は「CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ作成時」の画面です。
各仮想ディレクトリの作成が終了すると、終了画面が表示されます
[完了]ボタンをクリックしてください。
Webサービス拡張を行います
以下のコマンドを実行してください。
コマンドはAdministratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporiisext.bat -s <ENTER> |
コマンド実行後、Webサービスが拡張されているか確認します。
[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面で[Webサービス拡張]の[swfo-cgi]が[許可]状態であることを確認してください。
WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Services 7.0/7.5/8.0の場合
WebサーバがMicrosoft(R) Internet Information Services 7.0/7.5/8.0の場合、以下の手順で仮想ディレクトリの作成を行います。
仮想ディレクトリの作成は、[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面で行います。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面で以下の手順を繰り返し、それぞれの仮想ディレクトリを作成してください。
注意
Microsoft(R) Internet Information Services 7.0/7.5(IIS7)およびMicrosoft(R) Internet Information Services 8.0(IIS8)は、機能モジュール単位でインストールが可能なため、Webサーバの定義に必要な機能を選択してインストールする必要があります。
Systemwalker for OracleをIIS7/IIS8環境で動作させるためには、IIS7/IIS8の以下の機能が必要となります。
HTTP基本機能
静的なコンテンツ
アプリケーション開発
CGI
管理ツール
IISコンソール
また、Windows認証を行う場合、以下の機能も必要となります。
セキュリティ
Windows認証
仮想ディレクトリの追加を選択します
対象のWebサイトを選択後、マウスの右ボタンをクリックし、[仮想ディレクトリの追加]を選択します。
以下は、対象のWebサイトが[Default Web Site]の場合です。
エイリアスおよび物理パスを設定します
各仮想ディレクトリに対して以下のエイリアスおよび物理パスを設定し、[OK]ボタンをクリックします。
CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ作成の場合
エイリアス:cgi-bin-sfo
物理パス :(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\bin
HTMLの仮想ディレクトリ作成の場合
エイリアス:swfo-html
物理パス :(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\html
CGIで使用するイメージファイルの仮想ディレクトリ作成の場合
エイリアス:swfo-img
物理パス :(Systemwalkerインストールフォルダ)\MpWalker.or\web\cgi\img
以下は、「CGIスクリプト用の仮想ディレクトリ作成時」の画面です。
(Systemwalkerインストールフォルダが「C:\Systemwalker」である場合の例です。)
cgi-bin-sfo仮想ディレクトリのアクセス許可の編集を行います
[インターネット インフォメーション サービス(IIS)マネージャ]画面で、cgi-bin-sfo仮想ディレクトリを選択したあと、機能ビューで[ハンドラマッピング]を選択します。
[名前]がCGI-exeの項目を選択したあと、マウスボタンの右ボタンをクリックし、[機能のアクセス許可の編集]を選択します。
以下のチェックボックスをオンにし、[OK]ボタンをクリックします。
読み取り
スクリプト
実行
WebサーバCGI拡張を行います
以下のコマンドを実行してください。
コマンドはAdministratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
mporiis7ext.bat -s <ENTER> |
コマンド実行後、CGIファイルが作成されていることを確認します。
[インターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]画面でサーバの階層に移動し、[機能ビュー]の[ISAPIおよびCGIの制限]をダブルクリックし、Systemwalker for OracleのCGIファイルが追加されていることを確認してください。