Systemwalker for Oracleが使用するポート番号を変更する場合の手順を以下に説明します。
注意
ポート番号を変更する場合の注意事項
Systemwalker for Oracleが使用するポート番号は、運用管理サーバ、部門管理サーバおよび業務サーバにおいて、同じでなければなりません。
Systemwalker for Oracleが使用するポート番号には、他のアプリケーションなどが使用しているポート番号と重複しないように、システムで使用されていない空きポート番号を割り当ててください。
【UNIX版】
コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。
変更手順
対象のサーバ上でpsコマンドを実行し、以下のデーモンが動作しているか確認します。
sfocommsrv
デーモンが動作している場合、以下のコマンドでデーモンを停止します。
# /opt/FJSVmpor/bin/stopcommon <ENTER> |
ポート番号の変更を行います。
/etc/servicesファイルを編集し、Systemwalker for Oracleが使用するポート番号を変更します。
例
/etc/servicesファイルの変更例
以下はポート番号を5000とした場合の例です。
# service port/protocol comment |
変更前にデーモンを停止した場合、以下のコマンドでデーモンを起動します。
# /opt/FJSVmpor/bin/startcommon <ENTER> |
ファイアウォールの変更を行います。
OSのファイアウォール機能が有効となっている場合、ファイアウォールの変更を行います。
運用管理サーバのファイアウォールの設定を変更する方法については、Solaris版の場合は”5.1.4 ファイアウォール機能の設定”、Linux版の場合は“5.3.5 ファイアウォール機能の設定”を参照してください。
業務サーバおよび部門管理サーバのファイアウォールの設定を変更する方法については、Solaris版の場合は”5.4.3 ファイアウォール機能の設定”、Linux版の場合は“5.6.4 ファイアウォール機能の設定”を参照してください。
【Windows版】
Administratorsグループに属するユーザで実行する必要があります。
変更手順
以下のサービスが起動中の場合、サービスを停止します。
Systemwalker for Oracle Communicator
以下のポート番号変更コマンドを実行します。
mporchgport.exe -s ポート番号 <ENTER> |
Systemwalker for Oracleが使用するポート番号を指定します。
指定可能なポート番号の範囲は、1024~65535です。
ポート番号の変更前にサービスを停止した場合、サービスを起動します。
Systemwalker for Oracle Communicator