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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

5.4.3 ファイアウォール機能の設定

Solaris10では、標準でIP Filterというファイアウォール機能がインストールされています。ファイアウォール機能が有効となっている場合、ファイアウォール機能に対してSystemwalker for Oracleが動作するために必要な通信を許可する必要があります。
ファイアウォール機能に対して必要な通信を許可する場合、以下の手順で設定を行ってください。
ただし、ファイアウォール機能が無効となっている場合、以下の設定手順を行う必要はありません。詳細はSolaris10のマニュアルを参照してください。


注意

本手順は、一般的な設定を記載しています。導入している環境により、設定内容を修正してください。

  1. スーパーユーザでログオンします

    Systemwalker for Oracleをインストールしたサーバに、スーパーユーザでログインします。


  2. Systemwalker for Oracleが使用するポート番号に対して、通信を許可します

    Systemwalker for Oracleが使用するポート番号「2946/tcp」に対して受信ポートの通信を許可します。Systemwalker for Oracleが使用するポート番号の詳細については、“A.3 ポート番号”を参照してください。

    “/etc/ipf/ipf.conf”ファイルに以下の記述を追加してください。
    (以下はポート番号が「2946/tcp」の場合の例です。)

    pass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 2946 keep state


  3. ファイアウォールの設定を有効にします

    以下のコマンドを実行し、ファイアウォールの設定を有効にしてください。
    設定はすぐにシステムに反映され、システム再起動後も有効になります。

    # /usr/sbin/ipf -Fa -E -f /etc/ipf/ipf.conf <ENTER>


  4. 設定が反映されていることを確認します

    設定が反映されていることを確認するには、以下のコマンドを実行します。

    # /usr/sbin/ipfstat -io <ENTER>

    以下に実行例を示します。

    # /usr/sbin/ipfstat -io <ENTER>
    :
    pass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 2946 keep state
    :

    pass in quick on hme0 proto tcp from any to any port = 2946 keep state”が設定されていることを確認してください。