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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

6.4.3 Oracle状態監視の条件設定

インストールレス型エージェント監視を使用して、エージェントを導入しないサーバのOracleの稼働状態を監視するための条件設定を行います。

条件設定は「インストールレス型エージェント監視Oracle状態監視設定コマンド」を使用します。

注意

  • 監視項目「アーカイブ先の空き領域」は、インストールレス型エージェント監視では監視できません。

  • 以下の監視項目を使用する場合は、同一監視スケジュール内に他の監視項目を設定できません。

    監視項目

    UNDOセグメントの読み取り一貫性の監視

    ASM上のアーカイブ先の空き領域

    スタンバイ・データベースでのアーカイブログ適用確認

    スタンバイ・データベースでのアーカイブログ受信確認


インストールレス型エージェント監視のOracle状態監視は、「Oracle状態監視定義ファイル」を作成して、コマンドで条件を定義することができます。
インストールレス型エージェント監視のOracle状態監視設定コマンドでは、ひとつのOracle SIDに対して複数の監視条件を一括して設定することができます。

以下の手順で実施してください。

  1. Oracle状態監視定義ファイルを作成する

    6.3.2.1 Oracle状態監視定義ファイルについて”を参照し、Oracle状態監視定義ファイルを作成します。
    Oracle状態監視定義ファイルは、運用管理サーバ上に作成してください。

  2. Oracle状態監視定義ファイルの内容を確認する

    1.の手順で作成したOracle状態監視定義ファイルの内容確認を行います。

    運用管理サーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    【UNIX版】

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    #/opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -c FILENAME<ENTER>

    【Windows版】

    コマンドは、AdministratorsグループおよびDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。

    mporcndsetals.exe -c FILENAME<ENTER>

    FILENAME

    1.の手順で作成したOracle状態監視定義ファイルをフルパスで指定してください。

    エラーがあった場合は、ファイルを修正し、再度確認を行ってください。

  3. Oracle状態監視設定コマンドを実行する

    2.の手順で内容が確認された後、Oracle状態監視の設定を行います。

    運用管理サーバ上で以下のコマンドを実行してください。

    【UNIX版】

    コマンドは、スーパーユーザで実行する必要があります。

    # /opt/FJSVmpor/bin/mporcndsetals -a FILENAME -h HOST -sid ORACLE_SID<ENTER>

    【Windows版】

    コマンドは、AdministratorsグループおよびDmAdminグループに属するユーザで実行する必要があります。

    mporcndsetals.exe -a FILENAME -h HOST -sid ORACLE_SID<ENTER>

    FILENAME

    1.の手順で作成したOracle状態監視定義ファイルをフルパスで指定してください。

    HOST

    Oracle状態監視の定義を設定するホスト名を指定してください。

    ORACLE_SID

    Oracle状態監視の定義を設定するORACLE_SIDを指定してください。

  4. ポリシー配付を行う

    Systemwalkerコンソールのメニュー[ポリシー]-[監視]-[ポリシーの配付]を選択します。
    [ポリシーの配付]画面で「すぐに適用する」を選択して[OK]ボタンを選択します。