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Systemwalker for Oracle 導入ガイド
FUJITSU Software

6.1.3 Oracle監視機能の定義を複写する

監視対象のサーバのシステム環境(OS種別、OSキャラクタセット等)およびOracle環境(Oracleバージョン、Oracleユーザ名、Oracleユーザパスワード、Oracleキャラクタセット、ORACLE_HOME等)が同一であるサーバが複数ある場合、定義したOracle環境情報およびOracle状態監視の条件を他の監視対象となるサーバの情報として簡易複写することができます。

注意

Oracle監視機能の定義を複写する場合の前提事項

  • 「Oracle環境情報」の複写を実行する場合、複写先のサーバにおいてSystemwalker for Oracleのインストールおよび環境設定が完了している必要があります。

  • 「Oracle状態監視の条件」の複写を実行する場合、複写先のサーバに対するOracle環境情報が作成済みである必要があります。

  • Oracle監視機能の定義を複写する場合、複写元のサーバと複写先のサーバの形態が以下の組み合わせの場合は複写することはできません。

    • 複写元のサーバと複写先のサーバのSystemwalker for OracleのOS種別またはバージョンが異なる場合

    • 複写元のサーバと複写先のサーバの運用形態で、一方がクラスタ運用形態で他方が非クラスタ運用の場合

  • 複写元のサーバと複写先のサーバとで監視しているOracleの数が異なる、または、Oracleの環境が異なる場合
    Oracle監視機能の定義を複写する場合、複写元のサーバで定義されているOracleに対する情報(Oracle環境情報またはOracle状態監視の条件)を複写先のサーバの情報として複写します。
    したがって、すでに複写先のサーバにOracle監視機能の定義が設定されており、複写元のサーバと複写先のサーバとで監視対象とするOracleの数が異なっているまたはOracleの環境が異なっている場合は、複写元と同じ構成になりますので注意してください。

  • 複写元で複数のOracleを監視している場合、複写対象とするOracleを選択することはできません。

複写を行う場合の手順について説明します。

  1. [Oracle監視機能設定]画面を表示します

    Systemwalkerコンソールで複写元となるノード(サーバ)をマウスの右ボタンでクリックし、表示されるメニューから[操作]-[Systemwalker for Oracle]を選択します。
    [Oracle監視機能設定]画面が表示されます。
    [監視定義の複写]ボタンをクリックします。


  2. [監視定義情報複写]画面が表示されます

    以下の情報を設定します。

    複写情報種別

    「Oracle環境情報」および「Oracle状態監視」から複写を行う情報を選択します。

    複写先指定

    複写先のホスト名を指定します。1回の複写処理で指定可能なサーバの数は5つです。

    【クラスタシステム運用時】

    複写先ホスト名にはクラスタシステムを構成する他のノードがホスト名として表示されます。

    設定が完了したら、[複写実行]ボタンをクリックします。


  3. 複写結果が表示されます

    複写が完了すると、[監視定義情報の複写結果]画面が表示されます。
    処理結果が「正常終了」となっていることを確認してください。
    [終了]ボタンをクリックして、画面を終了します。