運用管理サーバにSystemwalker for Oracleをインストールする前の確認事項について以下に説明します。
Systemwalker Centric Managerについて
運用管理サーバには、以下のいずれかの製品がインストールされている必要があります。
【Solaris版】
Systemwalker Centric Manager | |
種別 | VL |
Standard Edition | 11.0 |
【Windows版】
Systemwalker Centric Manager | |
種別 | VL |
Standard Edition | V11.0L10 |
注意
「Windows x64版 Systemwalker Centric Manager」と組み合わせて使用することはできません。
【Windows x64版】
Systemwalker Centric Manager | |
種別 | VL |
Standard Edition | V13.4.0 |
注意
「Windows x64版 Systemwalker Centric Manager」との組み合わせのみサポートします。
【Linux版】
Systemwalker Centric Manager | |
種別 | VL |
Standard Edition | V13.2.0 |
注意
「Linux for Intel64版 Systemwalker Centric Manager」と組み合わせて使用することはできません。
【Linux Intel64版】
Systemwalker Centric Manager | |
種別 | VL |
Standard Edition | V13.4.0 |
注意
「Linux for Intel64版Systemwalker Centric Manager」との組み合わせのみサポートします。
Webサーバについて
運用管理サーバでは以下に示すWebサーバのいずれかが稼働している必要があります。
【Solaris版】
以下のWebサーバ機能
Interstage Application Server Enterprise Edition
6.0/7.0/8.0/V9.0/V9.1/V9.2/V9.3/V10.0/V10.1 (InfoProvider Pro/Interstage HTTP Server)
Interstage Application Server Standard Edition
5.0/5.1/6.0/7.0 (InfoProvider Pro/Interstage HTTP Server)
Interstage Application Server Standard-J Edition
8.0/V9.0/V9.1/V9.2/V10.0/V10.1 (Interstage HTTP Server)
Apache 1.3.24以降/2.0.36以降
【Windows版】
Microsoft(R) Internet Information Services 6.0/7.0/7.5/8.0
【Linux版】
以下のWebサーバ機能
Interstage Application Server Enterprise Edition
V9.0/V9.1/V9.2/V9.3/V10.0 (Interstage HTTP Server)
Apache 2.2.3以降
ポート番号について
インストール時に、/etc/servicesが自動的に更新されます(UNIX版の場合)。
Systemwalker for Oracleが使用するポート番号については“A.3 ポート番号”を参照してください。
ポート番号の初期値がすでに他製品で使用されている場合は、未使用のポート番号に変更する必要があります。
ポート番号を変更する方法については“9.4 ポート番号を変更する場合”を参照してください。
Webブラウザについて【Windows版】
運用管理サーバでSystemwalkerコンソールを使用する場合は、以下に示すWebブラウザのいずれかが必要となります。
Microsoft(R) Internet Explorer 8.0/9.0/10.0
クラスタシステムについて[EE]
運用管理サーバをクラスタ環境で運用する場合、以下に示すクラスタシステムが稼働している必要があります。
【Solaris版】
PRIMECLUSTER 4.1/4.2/4.3
Oracle Solaris Cluster 3.3/4.1
【Windows版】
Microsoft(R) Cluster Service
Microsoft(R) Fail Over Clustering
【Linux版】
PRIMECLUSTER 4.2/4.3
インストールレス型エージェント監視について
インストールレス型エージェント監視を使用する場合に必要となるソフトウェアは以下のとおりです。
Oracle状態監視機能を使用する場合
Oracle状態監視機能を使用する場合、運用管理サーバにOracleサーバまたはOracleクライアントが必要です。
サポートするOracleのバージョンは以下のとおりです。
Solaris版 | Oracle Database (10.2.0/11.1.0/11.2.0) |
Windows版 | Oracle Database (R10.2.0/R11.1.0/R11.2.0) |
Linux版 | Oracle Database (10.2.0/11.1.0/11.2.0) (注1) |
(注1) RHEL6.0以降では11.2.0のみ動作可能です
注意
Oracle状態監視機能使用時の注意事項
運用管理サーバと被監視システム間では、Oracle Net Servicesを使用してOracleデータベースから情報を取得するため、被監視システムでは、Oracleリスナーが起動している必要があります。
Oracle Net Servicesでセキュアな通信を行う場合、Oracleデータベースのオプション製品(Enterprise Editionのみ)である「Oracle Advanced Security」を運用管理サーバと被監視システム双方に対して導入する必要があります。
アラートログ監視機能を使用する場合
アラートログ監視機能を使用する場合、運用管理サーバと被監視システム間の通信のために必要となるソフトウェアは以下のとおりです。
運用管理 | 被監視 | 通信 | 運用管理サーバ | 被監視システム | ||||
Telnet | SSH | FTP | Telnet | SSH | FTP | |||
UNIX | UNIX | Telnet | ○ | - | ○ | ○ | - | ○ |
SSH | - | ○ | - | - | ○(*2) | - | ||
Windows | Windows | Telnet | ○ | - | ○ | ○ | - | ○ |
SSH | - | ○(*1) | - | - | ○(*1) | - | ||
UNIX | Windows | Telnet | ○ | - | ○ | ○ | - | ○ |
SSH | - | ○ | - | - | ○(*1) | - | ||
Windows | UNIX | Telnet | ○ | - | ○ | ○ | - | ○ |
SSH | - | ○(*1) | - | - | ○(*2) | - |
○:導入必要 -:導入不要
(*1)WindowsシステムにおいてSSH通信を行う場合は、必ず以下のソフトウェアが必要です。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSH(cygwin OpenSSH V1.7以上)をインストールしてください。
(*2)UNIXシステムにおいてSSH通信を行う場合は、OSのバージョンによって以下のソフトウェアが必要となる場合があります。
SSH V2.0以上
SSHがインストールされていない環境では、OpenSSHをインストールしてください。なお、Solaris9、Solaris10、Solaris11、およびLinuxの場合は、OSの標準機能としてインストールされています。
インストールレス型エージェント監視を使用する場合、以下の作業が実施済みである必要があります。
Systemwalker Centric Managerのイベント監視の条件定義
イベント監視の条件定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編”を参照してください。
Systemwalker Centric Managerの通信定義
通信定義の詳細については“Systemwalker Centric Manager 導入手引書 - 第6章 Systemwalker Centric Managerを導入しないコンピュータの構築”を参照してください。