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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

D.1.1 ワークユニット定義ファイルの作成

以下のようにワークユニット定義ファイルを作成します。
ファイル名は任意(半角英数字)で構いません。

[WORK UNIT]
  Name: SYNCWU                                              ------ 1
  Kind: CORBA                                               ------ 2
[Control Option]
  Path: /opt/FJSVibs/bin                                    ------ 3
  Current Directory: /opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/SYNCWU/current
                                                            ------ 4
  Library for Application: /opt/FJSVibs/lib                 ------ 6
  Library for Application: /opt/FJSVapclg/lib
  Library for Application: /opt/FJSVod/lib/nt
  Library for Application: /opt/FJSVcbl/lib
  Library for Application: /opt/FSUNbsort/lib
  Library for Application: /opt/FJSVrdb2b/lib
  Environment Variable:LANG=ja_JP.UTF-8                     ------ 7
  Environment Variable: NLSPATH=/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat
  Environment Variable: SQLRTENV=/opt/FJSVibs/var/deployment/mlserver/SYNCWU/current/fssqlenvc
[Application Program]
  Executable File: apfwscntmain_nt                          ------ 8
  Environment Variable: APFW_BUSINESS_NAME=SYNC01           ------ 7
  Impl ID: SYNC01                                           ------ 9
  Concurrency: 1                                            ------ 10
  Maximum Processing Time: 60                               ------ 11

注意

  • 記述例は、サーバがSolarisおよびLinuxの場合の例です。

  • Windows環境で使用する場合、パスのディレクトリ区切り文字は“\”です。

No

項目名

設定内容

必要性

1

Name
ワークユニット名

ワークユニットの名前を指定してください。
1~36バイト以内の半角英数字、ハイフン、アンダースコアで任意の値です。ただし、先頭と最終文字にハイフン、アンダースコアは使用できません。
同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合は、ワークユニット名に全角文字を使用しないでください。


また、パス区切り文字(\)および、DOSデバイス名は使用できません。

必須

2

Kind
ワークユニット種別

“CORBA”を指定してください(固定)。

必須

3

Path
アプリケーションライブラリパス


“/opt/FJSVibs/bin”を指定してください(固定)。


“/opt/FJSVibs/bin”を指定してください(固定)。


[Interstageのインストールディレクトリ]\binを指定してください。

必須

4

Current Directory
カレントディレクトリ

カレントディレクトリを絶対パスで指定します。値は任意です。

必須

5


Path for Application
アプリケーション使用パス

業務アプリケーションで、外部ライブラリの参照が必要な場合は、ここにパスを追加してください。

省略可

6

Library for Application
アプリケーション使用ライブラリパス

次のライブラリを指定します。

必須
/opt/FJSVibs/lib
/opt/FJSVapclg/lib

スレッドモード時必須
/opt/FSUNod/lib

プロセスモード時必須
/opt/FSUNod/lib/nt

COBOL使用時必須
/opt/FJSVcbl/lib

Symfoware使用時必須
/opt/FSUNrdb2b/lib

Oracle使用時必須
${ORACLE_HOME}/lib32

必須
/opt/FJSVibs/lib
/opt/FJSVapclg/lib

スレッドモード時必須
/opt/FJSVod/lib

プロセスモード時必須
/opt/FJSVod/lib/nt

COBOL使用時必須
/opt/FJSVcbl/lib (注)
/opt/FSUNbsort/lib (注)

Symfoware使用時必須
/opt/FJSVrdb2b/lib

Oracle使用時必須
${ORACLE_HOME}/lib

注) Intel64版NetCOBOLの場合は、代わりに以下を指定してください。

/opt/FJSVcbl64/lib
/opt/FJSVXbsrt/lib

設定する必要はありません。

注意

${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

業務アプリケーションで、外部ライブラリの参照が必要な場合は、ここにパスを追加してください。

Solaris、 Linuxで必須

7

Environment Variable
環境変数

表D.1 環境変数”を参照してください。

8

Executable File
実行ファイル名

スレッドモード/プロセスモードに応じて、次の名前を指定します。

スレッドモード
実行ファイル名「apfwscntmain」を指定します(固定)。

プロセスモード
実行ファイル名「apfwscntmain_nt」を指定します(固定)。

スレッドモード
実行ファイル名「apfwscntmain.exe」を指定します(固定)。

プロセスモード
実行ファイル名「apfwscntmain_nt.exe」を指定します(固定)。

必須

9

Impl ID

インプリメンテーションリポジトリID

システムで一意な、最大255文字までのASCIIコード(印字可能文字)からなる任意の文字列を指定します。
同期アプリケーション連携実行基盤では、ここで指定したインプリメンテーションリポジトリIDを業務名と呼びます。
CORBAアプリケーション情報定義ファイルのインプリメンテーションリポジトリIDにも同じ値を設定してください。

必須

10

Concurrency
プロセス多重度

1~255の整数値で指定します。省略時は1が設定されます。範囲外の値を指定した場合、WU登録できません。
CORBAアプリケーション情報定義ファイルのプロセス最大多重度より小さい値を設定する必要があります。

省略可

11

Maximum Processing Time
アプリケーション最大処理時間

0~86400の整数値で指定します。省略した場合、または0を指定した場合は時間監視を行いません。
詳細は、“Interstage Application Server チューニングガイド”、および“Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。

注意

CORBAサービスの動作定義ファイルに設定するperiod_receive_timeoutより小さい値を設定してください。

省略可

その他の定義項目については、“Interstage Application Server OLTPサーバ運用ガイド”を参照してください。

表D.1 環境変数

名前

説明

必要性

APFW_BUSINESS_NAME

インプリメンテーションリポジトリIDと同じ値を、Application Programセクションに指定してください。

必須

APFWRC_ORACLE

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのバージョンを指定します。
Oracle 10gを使用する場合は10を、Oracle 11gを使用する場合は11を指定してください。
省略した場合は、11が指定されます。

省略可

APFWRC_ORAREL

Oracleを利用する場合に指定します。
利用するOracleのRelease番号を指定します。
Oracle 11g Release 1を使用する場合は1を、 Oracle 11g Release 2を使用する場合は2を指定してください。
省略した場合は、2が指定されます。
APFWRC_ORACLEに10が設定されている場合は、この環境変数の値は無視されます。

省略可

NLSPATH

COBOLランタイムのエラーメッセージファイルの格納PATHを指定します。固定で次の値を設定します。


/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat


/opt/FJSVcbl/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FSUNbsort/lib/nls/C/%N.cat (注)

) Intel64版NetCOBOLの場合は、代わりに以下を指定してください。

/opt/FJSVcbl64/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVcbl64/lib/nls/C/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/%L/%N.cat:/opt/FJSVXbsrt/lib/nls/C/%N.cat


設定する必要はありません。

COBOL使用時必須

LANG

文字コードを指定します。
CORBAアプリケーション情報定義ファイルのコード系に指定した値に対応する値を指定してください。

ja_JP.PCK
ShiftJISを指定します。

ja_JP.eucJP
EUC S90を指定します。
Solaris 10でSymfowareを使用する場合は"ja"を使用してください。

ja (Solaris 10のみ)
EUC S90を指定します。

ja_JP.UTF-8
UTF-8を指定します。

ja_JP.eucJP
EUC S90を指定します。

ja_JP.UTF-8
UTF-8を指定します。


設定する必要はありません。

必須

SQLRTENV

Symfoware Serverを利用する場合に指定します。
クライアント用の動作環境ファイルを絶対パスで指定します。

Symfoware Server使用時必須

RDBNAME

Symfoware ServerにRDBシステム名をつけて運用する場合のRDBシステム名を指定します。

注意

データベースシステムとの接続方法がリモート接続の場合は、RDBNAMEを指定する必要はありません。
接続方法の詳細については、“D.3.2 データベースアクセス環境の作成”を参照してください。

Symfoware Server使用時任意

ORACLE_BASE

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのベースディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORACLE_HOME

Oracleを利用する場合に指定します。
Oracleのホームディレクトリを指定します。

Oracle使用時必須

ORA_NLS10

Oracleを利用する場合に指定します。
以下のパラメタを指定します。
${ORACLE_HOME}

注意

${ORACLE_HOME}には、Oracleのホームディレクトリを指定してください。

Oracle使用時必須

NLS_LANG

Oracleを利用する場合に指定します。
業務アプリケーションのコード系に合わせて、以下の値を指定してください。

Japanese_Japan.JA16SJIS
ShiftJISを利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE
ShiftJISを利用する場合にJapanese_Japan.JA16SJISの代わりに指定できます。

Japanese_Japan.JA16EUC
EUC S90を利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.UTF8
UTF-8を利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.AL32UTF8
UTF-8を利用する場合にJapanese_Japan.UTF8の代わりに指定できます。

Japanese_Japan.JA16EUC
EUC S90を利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.UTF8
UTF-8を利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.AL32UTF8
UTF-8を利用する場合にJapanese_Japan.UTF8の代わりに指定できます。

Japanese_Japan.JA16SJIS
ShiftJISを利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.JA16SJISTILDE
ShiftJISを利用する場合にJapanese_Japan.JA16SJISの代わりに指定できます。

Japanese_Japan.UTF8
UTF-8を利用する場合に指定します。

Japanese_Japan.AL32UTF8
UTF-8を利用する場合にJapanese_Japan.UTF8の代わりに指定できます。

Oracle使用時必須


@CBR_CONSOLE

COBOLアプリケーションを動作させる場合に設定します。固定で次の値を設定します。
SYSTEM
本パラメタの詳細については、NetCOBOLのマニュアルの使用手引書を参照してください。

COBOL使用時必須


@WinCloseMSG

COBOLアプリケーションを動作させる場合に設定します。固定で次の値を設定します。
OFF
本パラメタの詳細については、NetCOBOLのマニュアルの使用手引書を参照してください。

COBOL使用時必須

注意

以下の設定箇所では、業務アプリケーションの文字コードに合わせて統一した値を設定する必要があります。

  • 環境変数 LANG

  • 環境変数 NLS_LANG

  • CORBAアプリケーション情報定義ファイルにおけるlocale

  • アプリケーション連携実行基盤定義ファイルにおけるserver-charset