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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

D.1.2 CORBAアプリケーション情報定義ファイルの作成

以下の形式のテキストファイルを作成します。
ファイル名は任意(半角英数字)で構いません。
設定値に指定以外の値を設定すると同期アプリケーション連携実行基盤が正しく動作しない可能性があります。必ず指定の値を設定してください。

rep_id              = SYNC01      ------ 1
type                = persistent  ------ 2
uid                 = 0           ------ 3
gid                 = 3           ------ 4
proc_conc_max       = 512         ------ 5
thr_conc_init       = 1           ------ 6
thr_conc_maximum    = 1           ------ 7
thr_decrease        = ON          ------ 8
mode                = SYNC_END    ------ 9
iswitch             = OFF         ------ 10
ior                 = 1.1         ------ 11
locale              = UTF8        ------ 12
ssl                 = OFF         ------ 13

No

項目名

設定内容

必要性

1

rep_id
インプリメンテーションリポジトリID

ワークユニット定義ファイルで、Impl IDに指定した値と同じ値を指定します。

必須

2

type
サーバアプリケーションの起動タイプ

“persistent”を指定します(固定)。

必須()

3

uid
サーバアプリケーション実行時のユーザID

サーバアプリケーション実行時のユーザIDを指定します。省略時は、OD_impl_instコマンド実行ユーザの実効ユーザIDが設定されます。
一般ユーザの場合、自分の実効ユーザIDのみを指定できます。

省略可

4

gid
サーバアプリケーション実行時のグループID

サーバアプリケーション実行時のグループIDを指定します。省略時は、OD_impl_instコマンド実行ユーザの実効グループIDが設定されます。
一般ユーザの場合、自分の実効グループIDのみを指定できます。

省略可

5

proc_conc_max
プロセス最大多重度

ワークユニット定義ファイルで、プロセス多重度に指定した値より大きい値を指定します。
指定可能な最大値は512です。512を超えた場合、512に設定されます。

必須()

6

thr_conc_init
スレッド初期多重度

指定可能な範囲は、1から2147483647(longの最大値)までです。範囲外の値が指定された場合、16に設定されます。値を省略した場合は、“16”が指定されたものとみなされます。
ただし、実際に起動可能なスレッド数はOSやメモリ資源によって制限されます。
プロセスモードの場合は、1を指定してください。

注意

データベースアクセス管理機能を利用する場合、Oracleを利用する場合、かつ、サーバアプリケーションにCOBOLを使用する場合は、スレッド初期多重度を1にする必要があります。

省略可

7

thr_conc_maximum
スレッド最大多重度

サーバスレッドは、ここで指定された数まで自動拡張します。
省略時はthr_conc_initと同値に設定され、自動拡張は行われません。指定可能な範囲は、thr_conc_initから2147483647(longの最大値)までです。thr_conc_init未満を指定した場合はエラーとなります。また、指定値が 2147483647を超えている場合、thr_conc_initと同値に設定されます。
ただし、実際に起動可能なスレッド数はOSやメモリ資源によって制限されます。
プロセスモードの場合は、“1”を指定するか、または省略してください。
アプリケーション連携実行基盤定義のmax-threadにも同じ値を設定してください。thr_conc_maximumの設定を省略する場合は、上記より実際のスレッド最大多重度の設定値を求め、アプリケーション連携実行基盤定義ファイルのmax-threadに同じ値を設定してください。

注意

データベースアクセス管理機能を利用する場合、Oracleを利用する場合、かつ、サーバアプリケーションにCOBOLを使用する場合は、スレッド最大多重度を1にする必要があります。

省略可

8

thr_decrease

Thr_conc_maximumにthr_conc_initと異なる値を指定してスレッドの自動拡張機能を使用する場合に、スレッドの縮退を行うか否かを“ON”または“OFF”で指定します。
スレッドと資源を関連付けてリソース制御を行うアプリケーションなどにおいて、スレッドの縮退を行うと問題が発生する場合には、“OFF”を指定してください。
値を省略した場合は、“ON”が指定されたものとみなされます。

省略可

9

mode
サーバアプリケーションの活性化後の動作モード

“SYNC_END”を指定します(固定)。

必須()

10

iswitch
ユーザインスタンス管理方式

“OFF”を指定します(固定)。

省略可

11

Ior
バージョン

“1.1”を指定します(固定)。

必須

12

locale
コード系

ユーザアプリケーション(C言語またはCOBOL)のコード系を指定します。環境変数 LANG、NLS_LANGやアプリケーション連携実行基盤定義のserver-charsetと統一したコード系を設定してください。
指定可能なコードは、以下のとおりです。

SJISMS
ShiftJISを指定します。

EUC
EUC S90を指定します。

UTF8
UTF8を指定します。

EUC
EUC S90を指定します。

UTF8
UTF8を指定します。

SJISMS
SJISMSを指定します。

UTF8
UTF8を指定します。

必須()

13

ssl
SSL情報付加

“OFF”を指定します(固定)。

省略可

) 省略するとCORBAサービスの省略値が設定されますが、同期アプリケーション連携実行基盤が正しく動作しない可能性があります。必ず指定の値を設定してください。

注意

  • 同期アプリケーション連携実行基盤用のワークユニット設定では、以下の項目を指定する必要はありません。

    • binary
      サーバアプリケーションのパス名

    • param
      サーバアプリケーションの起動パラメタ

    • env
      サーバアプリケーション実行時の環境変数

    • inftID
      インタフェースリポジトリID

  • CORBAアプリケーション情報定義ファイルにコメントを記述することはできません。