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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

A.9.2 Interstageの初期化

Interstageの構成を変更する場合や、Interstageインストール時のセットアップを行っていない場合(pkgaddによりInterstageをインストールした場合)、非同期アプリケーション連携実行基盤が動作するサーバでInterstageの初期化を行います。
Interstageシステム定義の生成を行い、Interstageの初期化する方法を説明します。

なお、すでに初期化済みのInterstageの環境をInterstage管理コンソールで変更する場合は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [環境設定]タブ画面で設定の変更を行ってください。

Interstageの停止

セットアップ済みのInterstageの構成を変更する場合、起動しているInterstageを停止します。-fオプションを指定したisstopコマンドでInterstageを停止してください。コマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Interstageを強制停止する場合のisstopコマンドの実行例を以下に示します。

isstop -f

Interstageシステム定義の生成

Interstageのシステム定義は、管理者権限を有するユーザでisgendefコマンドを実行することで生成します。コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。

scale-value

small: アクティビティ数が50以下の小規模システム
moderate: アクティビティ数が51から100の中規模システム
large: アクティビティ数が101から500の大規模システム
super: アクティビティ数が501から1000の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  /opt/FSUNtd/etc/isdef/isconf.txt

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

scale-value

small: アクティビティ数が50以下の小規模システム
moderate: アクティビティ数が51から100の中規模システム
large: アクティビティ数が101から500の大規模システム
super: アクティビティ数が501から1000の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  /opt/FJSVtd/etc/isdef/isconf.txt

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

scale-value

small: アクティビティ数が50以下の小規模システム
moderate: アクティビティ数が51から100の中規模システム
large: アクティビティ数が101から500の大規模システム
super: アクティビティ数が501から1000の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  [Interstageのインストールディレクトリ]\td\etc\isdef\isconf.txt

システム規模largeで Interstageシステム定義を生成する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isgendef large

Interstage動作環境定義の生成


Interstageの動作環境定義は、管理者権限を有するユーザでisregistdefコマンドを実行することで生成します。コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。


Interstageの動作環境定義は、管理者権限を有するユーザでisregistdefコマンドを実行することで生成します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

Interstage動作環境定義を生成する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isregistdef

Interstageの初期化

Interstageは、管理者権限を有するユーザでisinitコマンドを実行することで初期化します。コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”かつ“データベース連携サービスを使用するサーバの場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”かつ“データベース連携サービスを使用するサーバの場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”かつ“データベース連携サービスを使用するサーバの場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

運用形態TYPE1で Interstageを初期化する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isinit TYPE1 EJB

注意

Interstageの初期化と同時にイベントサービスをセットアップするためには、isinitコマンドの実行前にInterstage動作環境定義ファイルを編集する必要があります。

Interstage動作環境定義ファイル

/opt/FSUNtd/etc/isreg/isinitdef.txt

/opt/FJSVtd/etc/isreg/isinitdef.txt

[Interstageのインストールディレクトリ]\td\etc\isreg\isinitdef.txt
編集内容
Event Service = yes

注意

イベントサービスを使用する場合に、esmkchnlコマンドによりイベントチャネルを作成後、Interstageの初期化を行う際は、初期化前にesrmchnlコマンドにより、作成済みのイベントチャネルを削除してください。