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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

19.5.4 クラスタシステムの事前設定

環境設定を行う前に、クラスタシステムのインストールからクラスタ初期化構成設定までの作業を行ってください。

注意

  • クラスタシステムの詳細については、クラスタ製品が提供するマニュアルを参照してください。

  • Interstageで使用する関連製品については、それぞれの製品の指示に従ってください。

アプリケーション連携実行基盤の共用ディスク装置の設定

非同期アプリケーション連携実行基盤を使用する場合、シリアライズファイルをクラスタの各ノードで利用するために、クラスタ製品が提供する機能を使用して、以下のディレクトリを共用ディスク装置上のファイルシステムとして設定してください。


ディレクトリ名: /opt/FJSVibs/var/ser

ディレクトリ名: /var/opt/FJSVibs/ser

Interstageの共用ディスク装置の設定

Interstageでは使用機能により共用ディスク装置を使用します。共用ディスク(装置)の設定も同時に行ってください。
共用ディスク(装置)は、ファイルシステムとして使用できるようにしてください。
また、共用ディスク装置については、Interstageの環境設定時に必要なので、共用ディスクをクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)に登録を行い、Interstageの環境設定時に使用できるようにしてください。

IPアドレス

InterstageではIPアドレスの引継ぎを前提とするため、引継ぎネットワークの設定も事前に行ってください。
また、IPアドレスについては、Interstageの環境設定時に必要なので、引継ぎIPアドレスをクラスタサービス(PRIMECLUSTERではuserApplication)に登録を行い、Interstageの環境設定前までに使用できるようにしてください。

注意

引継ぎIPアドレスおよび共有ディスクを有効にするためには、クラスタアプリケーションにリソースとして追加する必要があります。クラスタアプリケーションに追加するリソースは、クラスタアプリケーション作成後に追加できないため、アプリケーション連携実行基盤およびInterstageの環境を設定する際は、以下の手順で作業してください。

  1. 引継ぎIPアドレスおよび共有ディスクのリソースを組み込んだ、クラスタアプリケーションの作成

  2. アプリケーション連携実行基盤およびInterstageの環境の作成

  3. アプリケーション連携実行基盤およびInterstageの環境のプロシジャリソースの作成

  4. クラスタアプリケーションの削除

  5. 上記手順1.および手順3.を追加したクラスタアプリケーションの作成