インストーラにより、アプリケーション連携実行基盤およびInterstageのパッケージを、クラスタを構成する各ノード(運用ノード、待機ノード)へインストールします。このとき、インストールはクラスタを構成する各ノードに対し、同一パス上に行う必要があります。
注意
アプリケーション連携実行基盤およびInterstageのパッケージは、それぞれのローカルディスク上にインストールしてください。
■インストールの詳細

Interstageのインストール後は、Interstageを構成するサービスが、マシン起動時に自動的に起動される設定となっています。
クラスタ環境では、マシン起動時にクラスタ製品がInterstageを起動しますので、Interstage独自の自動起動設定を無効化する必要があります。以下に、無効化のための作業手順を説明します。
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以下のサービスの「スタートアップの種類」を確認し、“自動”が設定されている場合には“手動”に変更します。
以下のサービスの状態を確認し、“開始”している場合には、サービスを停止します。
OD_start
ObjectTransactionService
FJapache
Interstage HTTP Server(Webサーバ名)
注) Interstage HTTP Serverにおいて複数Webサーバを運用している場合に登録されます。
Interstage Directory Service(リポジトリ名)
注) リポジトリを作成した場合に登録されます。
INTERSTAGE
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Interstageパッケージインストール後には、サーバ起動時に呼び出されるスタートシェルとサーバ停止時に呼び出されるストップシェルがシンボリックリンクファイルとして格納されています。クラスタを使用する場合は当該シェルを呼び出されないように、別のディレクトリなどに退避しておく必要があります。
![]()
以下のファイルを退避してください。
格納ディレクトリ  | 退避が必要なシェル  | 
|---|---|
/etc/rc0.d  | K00stopis  | 
/etc/rc1.d  | K17FJapache  | 
/etc/rc2.d  | S99startis  | 
/etc/rc3.d  | S51FJapache  | 
/etc/rcS.d  | K17FJapache  | 
注) マルチサーバ管理機能を使用し管理サーバとして運用している場合にだけ、退避してください。
![]()
以下のファイルを退避してください。
格納ディレクトリ  | 退避が必要なシェル  | 
|---|---|
/etc/rc0.d  | K18FJSVirep  | 
/etc/rc1.d  | K18FJSVirep  | 
/etc/rc2.d  | S99startis  | 
/etc/rc3.d  | S99startis  | 
/etc/rc4.d  | S99startis  | 
/etc/rc5.d  | S99startis  | 
/etc/rc6.d  | K18FJSVirep  |