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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

13.6 システムパラメタのチューニング

各コマンドを実行して実行環境を作成する前に、以下の手順でシステムパラメタおよびCORBAサービスの動作環境ファイルのチューニングを行ってください。

システムパラメタ

  1. システム構築シートの[ワークユニット設定とアプリケーション情報の入力]シートで情報を入力し、[システムパラメタのチューニング値の表示]ボタンをクリックし、作成する資源に応じたパラメタの設定値を出力します。

  2. ログサービスで使用するIPC資源の値は算出されないため、“Interstage Business Application Server チューニングガイド”の“システム・チューニング”の記載に従って設定値を算出します。

  3. Interstageのシステム規模をlargeまたはsuperに変更する場合は、見積りシートで下記の[使用サービス・機能]をチェックしたうえで、Interstage Application Serverの見積りシートでシステムパラメタを算出します。

    • インタフェースリポジトリ

  4. 算出したシステムパラメタの値を下記の法則にしたがって設定します。

    • 出力された値の内容で、[設定値]と記述されているものは、すべてのシートの中で最大の値を設定してください。

    • 出力された値の内容で、[加算値]と記述されているものは、すべてのシートの値を合計して設定してください。

    • Solaris 10でシステム資源を/etc/systemで設定する場合、shmmaxまたはshmmniを定義すると、以下の計算式で資源制御のproject.max-shm-memory値が算出されます。

      共用メモリの総バイト数 = project.max-shm-memory = shmmax * shmmni
    • Solaris 10でshmmaxまたはshmmniを設定する場合は、算出されたproject.max-shm-memory以上の値になるように、設定してください。

  5. Interstageのシステム規模に合わせて、システムパラメタを変更します。
    システム構築シートの出力結果をシステムパラメタに反映した後、Interstageのシステム規模を変更する場合は、CORBAサービスの動作環境ファイルの内容を確認し、必要に応じて以下のパラメタを設定してください。

    • セマフォ(semmsl)
      semsys:seminfo_semmslとmax_IIOP_resp_con、max_processesのうちの大きい方の値以上を設定します。

    • セマフォ(semmsl)
      kernel.semの第一パラメタとmax_IIOP_resp_con、max_processesのうちの大きい方の値以上を設定します。

CORBAサービスの動作環境ファイル

“Interstage Application Server チューニングガイド”の“システムのチューニング”の“CORBAサービスのシステム環境の設定”を参照し、システム構築シートの[CORBAサービス]に出力された値を設定します。