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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

12.1.3 Interstageの初期化

Interstageの構成を変更する場合、同期アプリケーション連携実行基盤が動作するサーバでInterstageの初期化を行います。
Interstageシステム定義の生成を行い、Interstageを初期化する方法を説明します。

注意

Interstage Application Serverのシステム規模が、小規模システム(クライアント数が50以下)の場合、以下の設定を行う必要はありません。


システム規模をlargeまたはsuperに変更する場合、システムパラメタの再設定が必要となります。詳細は“13.6 システムパラメタのチューニング”を参照してください。

なお、すでに初期化済みのInterstageの環境をInterstage管理コンソールで変更する場合は、Interstage管理コンソールの[Interstage Application Server] > [システム] > [環境設定]タブ画面で設定の変更を行ってください。

Interstageの停止

セットアップ済みのInterstageの構成を変更する場合は、起動しているInterstageを停止します。-fオプションを指定したisstopコマンドでInterstageを停止してください。コマンドの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。
Interstageを強制停止する場合の、isstopコマンドの実行例を以下に示します。

isstop -f

Interstageシステム定義の生成

Interstageのシステム定義は、管理者権限を有するユーザでisgendefコマンドを実行することで生成します。コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。

scale-value

small: クライアント数が50以下の小規模システム
moderate: クライアント数が51から100の中規模システム
large: クライアント数が101から500の大規模システム
super: クライアント数が501から1000の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  /opt/FSUNtd/etc/isdef/isconf.txt

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

scale-value

small: クライアント数が50以下の小規模システム
moderate: クライアント数が51から100の中規模システム
large: クライアント数が101から500の大規模システム
super: クライアント数が501から1000の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  /opt/FJSVtd/etc/isdef/isconf.txt

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

scale-value

small: クライアント数が5以下の小規模システム
moderate: クライアント数が6から10の中規模システム
large: クライアント数が11から50の大規模システム
super: クライアント数が51から100の超大規模システム

Interstageシステム定義は、以下のファイルに格納されます。
  [Interstageのインストールディレクトリ]\td\etc\isdef\isconf.txt

システム規模largeで、Interstageシステム定義を生成する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isgendef large

Interstage動作環境定義の生成

Interstageの動作環境定義は、管理者権限を有するユーザでisregistdefコマンドを実行することで生成します。


コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。


コマンドのオプションおよびパラメタは指定できません。

コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

Interstage動作環境定義を生成する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isregistdef

Interstageの初期化

Interstageは、管理者権限を有するユーザでisinitコマンドを実行することで初期化します。コマンドのオプションおよびパラメタを以下に示します。コマンドのオプションおよびパラメタの詳細については、“Interstage Application Server リファレンスマニュアル(コマンド編)”を参照してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

-M system

指定しないでください。

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

コマンドのオプションおよび
パラメタ

設定内容

運用形態

TYPE1 EJB
“単一のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”または“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを起動するサーバの場合”に指定してください。

TYPE2 EJB
“単一または複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用する場合”に指定してください。

TYPE3 EJB
“複数のサーバでアプリケーション連携実行基盤を使用し、ネーミングサービスを他のサーバを参照するサーバの場合”に指定してください。

運用形態TYPE1で、Interstageを初期化する場合のコマンドの実行例を以下に示します。

isinit TYPE1 EJB