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Interstage Business Application Server セットアップガイド
FUJITSU Software

1.2 セットアップの流れ

アプリケーション連携実行基盤の環境のセットアップ作業は、以下のような流れで行います。

注意

  • 基本構成で複数のサーバを使用する場合は、それぞれのサーバについて、データベースサーバのセットアップ、アプリケーションサーバのセットアップ、および実行環境の作成を行います。

  • 負荷分散構成の場合は、分散するサーバすべてについて、アプリケーションサーバのセットアップ、および実行環境の作成を行います。このとき、各サーバは同じ設定にする必要があります。

■実行環境の設計

業務システムの実行環境の設定内容を明確化します。詳細は、以下を参照してください。

また、業務システムをセキュアに運用するための環境を設計します。詳細は、“第21章 セキュリティの設計”を参照してください。

データベースサーバのセットアップ

非同期アプリケーション連携実行基盤を利用してシステムを構築する場合、または高信頼性ログ機能を使用する場合には、データベースサーバの環境を設定します。詳細は、使用するデータベースに応じて、以下を参照してください。

参照

高信頼性ログ機能を使用する場合のデータベースサーバの環境設定については、“Interstage Business Application Server 運用ガイド(高信頼性ログ編)”を参照してください。

注意

業務データベースを利用する場合、利用できるデータベースは、製品版のSymfoware ServerまたはOracleです。

アプリケーションサーバのセットアップ

アプリケーションサーバの環境を設定します。詳細は、以下を参照してください。

実行環境の作成

■実行環境の設計”で設計した内容に基づいて、業務システムの実行環境を作成します。実行環境は、システム構築シートを利用して作成できます。作成したシステム構築シートの単位に、実行環境の作成を繰り返し行います。
詳細は、以下を参照してください。

ポイント

  • 実行環境は、システム構築シートを利用して作成することを推奨します。

  • システム構築シートは、環境構築を支援するMicrosoft Excel形式のツールです。オンラインマニュアルのCD内に、\manual\ApplicationServer\tuning\INTS-BAS-SystemSetupSheet.xlsとして提供されています。

クラスタ構成の環境作成

システムを構成するサーバを多重化してクラスタ運用を行う場合の、実行環境を作成します。詳細は、“第19章 クラスタ構成の環境作成”を参照してください。

負荷分散構成の環境作成

IPCOMと連携し、サーバ群を多重化して負荷分散運用を行う場合の、実行環境を作成します。詳細は、“第20章 負荷分散構成の環境作成”を参照してください。