構成管理の監査ログについて説明します。
監査ログのファイル名、ファイルサイズ、および世代数は以下のとおりです。
ログ名 | 説明 | ファイル サイズ | 世代数 |
---|---|---|---|
vsys_audit_log | 監査ログが出力されます。 | 10MB | 10世代(注) |
注) 保存世代数が10世代を超えた場合は、古い順から削除されます。
ファイルサイズおよび保存世代数を変更できます。変更方法については、「ファイルサイズ変更手順」「保存世代数変更手順」を参照してください。
デフォルトの設定値の場合、10人が1日1時間利用したとして、50日程度保持されます。必要であれば、利用頻度に応じて、適切な間隔でバックアップしてください。なお、対象ファイル名は以下のとおりです。
vsys_audit_log.[n] (n は世代数) (例) 3世代分のファイルをバックアップする場合は、バックアップ対象ファイル名は以下のとおりです。 ・vsys_audit_log.1 ・vsys_audit_log.2 ・vsys_audit_log.3
出力先
ログの出力先は以下のとおりです。
【Windowsマネージャー】
出力先フォルダー | 出力先ファイル |
---|---|
インストールフォルダー\RCXCFMG\logs | vsys_audit_log.[n] (n は世代数) |
【Linuxマネージャー】
出力先ディレクトリ | 出力先ファイル |
---|---|
/var/opt/FJSVcfmg/logs | vsys_audit_log.[n] (n は世代数) |
出力形式
監査ログはCSV形式ファイルで、以下の項目が以下の順番で出力されます。
出力形式 |
---|
<操作日時>,<ユーザーID>,<テナント名>,<操作種別>,<パラメーター>,<操作結果> |
項目 | 説明 |
---|---|
操作日時 | YYYY-MM-DD HH:MM:SS.sss(ローカルタイム) |
ユーザーID | 操作を実行したユーザーのユーザーID |
テナント名 | 操作を実行したユーザーのテナント名 |
操作種別 | 操作内容を示す文字列(注) |
パラメーター | リクエストで指定されたパラメーター |
操作結果 | 成功時は"SUCCESS"、失敗時は"FAILURE" |
注) 操作種別は以下のとおりです。
操作種別 | 説明 |
---|---|
AccessControl#evaluate | アクセス権をチェックする。 |
AccessControl#getAuthority | ユーザーのリソース操作権限情報を取得する。 |
DeployMaster#delete | 構成保存情報を削除する。 |
DeployMaster#getDetail | 構成保存情報の詳細情報を取得する。 |
DeployMaster#getSaveList | 構成保存情報の一覧を取得する。 |
DeployMaster#getTemplate | L-Platformテンプレートから配備マスタを取得する。 |
DeployMaster#save | 構成保存情報を保存する。 |
DeployMaster#setStatus | 構成保存情報の状態を設定する。 |
Event#notify | サーバに起きたイベントを通知する。現状は電源状態の変更、マイグレーション、構成変更、プール情報を通知する。 |
EventLog#getList | イベントログの一覧を取得する。 |
Images#changeShow | イメージの表示可否を変更する。 |
Images#getDetail | イメージ情報の詳細情報を取得する。 |
Images#getList | イメージ一覧を取得する。 |
Images#getServerType | L-Serverテンプレートの一覧を取得する。 |
Images#register | イメージ情報を本製品に登録する。 |
Images#search | イメージ情報を検索する。 |
Images#unregister | イメージ情報を本製品から登録解除する。 |
Images#update | イメージ情報を更新する。 |
Network#addCategory | ネットワークリソースの種別を登録する。 |
Network#deleteCategory | ネットワークリソースの種別を削除する。 |
Network#getCategoryList | ネットワーク種別一覧を取得する。 |
Network#getList | ネットワーク一覧を取得する。 |
Network#getRulesetList | ルールセットの一覧を取得する。 |
Network#detailRuleset | ルールセットの詳細情報を取得する |
Parameters#delete | パラメーター情報を削除する。 |
Parameters#getDetail | パラメーター情報の詳細情報を取得する。 |
Parameters#getList | パラメーター情報の一覧を取得する。 |
Parameters#set | パラメーター情報を登録、更新する。 |
Softwares#create | ソフトウェア情報を登録する。 |
Softwares#delete | ソフトウェア情報を削除する。 |
Softwares#getDetail | ソフトウェアの詳細情報を取得する。 |
Softwares#getList | ソフトウェアの一覧を取得する。 |
Softwares#update | ソフトウェア情報を更新する。 |
Templates#changeShow | L-Platformテンプレートの表示可否を変更する。 |
Templates#deletePublic | L-Platformテンプレートを削除する。 |
Templates#getDetail | L-Platformテンプレートの詳細情報を取得する。 |
Templates#importPublic | L-Platformテンプレートを登録する。 |
Templates#search | L-Platformテンプレートを検索する。 |
Templates#updatePublic | テンプレートを更新する。 |
VDisk#getList | 既存ディスクの一覧を取得する。 |
VServer#addPatch | パッチ情報を登録する。 |
VServer#attach | 拡張ディスクを追加する。 |
VServer#backup | スナップショットを作成する。 |
VServer#cancelError | スナップショット、リストアのエラー状態を解除する。 |
VServer#changeSpec | サーバの性能を変更する。 |
VServer#cloning | 配備済みサーバからクローニングイメージを採取する。 |
VServer#create | サーバを追加する。 |
VServer#deletePatch | パッチ情報を削除する。 |
VServer#detach | 拡張ディスクを削除する。 |
VServer#getBackupList | スナップショットのリストを取得する。 |
VServer#getInitPW | サーバの初期パスワードを取得する。 |
VServer#release | サーバを返却する。 |
VServer#removeBackup | スナップショットを削除する。 |
VServer#restore | サーバをリストアする。 |
VServer#search | サーバ情報を取得する。 |
VServer#start | サーバを起動する。 |
VServer#stop | サーバを停止する。 |
VSYS#addNetwork | L-Platformにセグメントを追加する。 |
VSYS#changeOrg | L-PlatformのユーザーID、テナント名を変更する。 |
VSYS#convertFolder | Systemwalker Software Configuration Manager V14.1で配備したシステムを本製品のL-Platformに変換する。 |
VSYS#delete | 削除に失敗するなどして、リソース画面にのみ残ったL-Platformを削除する。 |
VSYS#deleteLServer | L-Platformに含まれるサーバをL-Platformから解除する。 |
VSYS#deleteNetwork | L-Platformからセグメントを削除する。 |
VSYS#deploy | L-Platformを配備する。 |
VSYS#flowCancel | 配備または構成変更の申請をキャンセルする。 |
VSYS#flowCancelRetry | 構成保存のフローをキャンセル後、再度申請をする。 |
VSYS#flowDeploy | L-Platformを配備する。(フロー用。承認後操作なし) |
VSYS#flowEnableDeploy | L-Platformを配備する。(フロー用。承認後操作あり) |
VSYS#flowEnableRelease | L-Platformを一括返却する。(フロー用。承認後操作あり) |
VSYS#flowEnableUpdate | L-Platformを構成変更する。(フロー用。承認後操作あり) |
VSYS#flowError | 配備または構成変更の申請フローがエラーとなった際の後処理を実行する。 |
VSYS#flowForward | 配備または構成変更の申請をする。 |
VSYS#flowRejectApplication | 配備申請を却下する。 |
VSYS#flowRelease | L-Platformを一括返却する。(フロー用。承認後操作なし) |
VSYS#flowReleaseApplication | L-Platformを返却申請する。 |
VSYS#flowReleaseForward | 返却申請を回送完了状態にする。 |
VSYS#flowSaveCancel | 配備または構成変更の申請をキャンセルする。 |
VSYS#flowUpdate | L-Platformを構成変更する。(フロー用。承認後操作なし) |
VSYS#getConfigurations | 定義情報を取得する。 |
VSYS#getCurrency | 商品通貨情報を取得する。 |
VSYS#getDetail | L-Platformの詳細情報を取得する。 |
VSYS#getHostnameCounter | ホスト名連番カウンタの一覧を取得する。 |
VSYS#getList | L-Platformの一覧を取得する。 |
VSYS#getLoginDate | L-Platform管理画面にログインしたログイン日時を取得する。 |
VSYS#getOperationLNetDevResult | サーバロードバランサーの運用操作ログを取得します。 |
VSYS#getPoolList | リソースプールの一覧を取得する。 |
VSYS#getTask | タスク情報を取得する。 |
VSYS#getTenantList | テナントの一覧を取得する。 |
VSYS#importLServer | リソース管理上のL-ServerをL-Platformに取り込む。 |
VSYS#lock | L-Platformをロックする。 |
VSYS#operateLNetDev | サーバロードバランサーの運用操作を実行する。 |
VSYS#recoverDisk | ディスクをリカバリする。 |
VSYS#recoverNet | ネットワークセグメントをリカバリする。 |
VSYS#recoverNic | NICをリカバリする。 |
VSYS#recoverServer | サーバをリカバリする。 |
VSYS#recoverSystem | L-Platformをリカバリする。 |
VSYS#release | L-Platformを一括返却する。 |
VSYS#resetHostnameCounter | ホスト名連番カウンタをリセットする。 |
VSYS#setChangeInfo | L-Platform名、サーバ名、サーバスペックをリカバリする。 |
VSYS#setDisplayStatus | L-Platformのステータスを変更する。 |
VSYS#setLoginDate | L-Platform管理画面にログインした日時を更新する。 |
VSYS#setRecoverInfo | リソースIDおよびディスク番号をリカバリする。 |
VSYS#setServerStatus | サーバの状態をリカバリする。 |
VSYS#setUndeploy | L-Platform、サーバ、ディスクを返却済みのステータスに変更する。 |
VSYS#start | L-Platform内のサーバを一括起動する。 |
VSYS#startServers | 複数テナントのサーバを一括起動する。 |
VSYS#stop | L-Platform内のサーバを一括停止する。 |
VSYS#stopServers | 複数テナントのサーバを一括停止する。 |
VSYS#syncServerStatus | サーバの電源状態を一括同期化します。 |
VSYS#syncSpec | サーバの性能情報を実体と同期化する。 |
VSYS#unlock | L-Platformのロックを解除する。 |
VSYS#update | L-Platformを構成変更する。 |
VSYS#updateLNetDev | ファイアーウォール、サーバロードバランサーのパラメーター設定を更新する。 |
VSYS#updateRemarks | 配備後のL-Platformの備考欄の入力値を変更する。 |
出力先変更手順
監査ログの出力先変更手順は以下のとおりです。
設定ファイルを書き換えます。
設定ファイルと変更箇所は以下のとおりです。
【Windowsマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | インストールフォルダー\RCXCFMG\config\vsys_log4j.xml | <param name="File" value="C:\ProgramData\Fujitsu\SystemwalkerCF-MG\logs\vsys_audit_log" /> |
【Linuxマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | /etc/opt/FJSVcfmg/config/vsys_log4j.xml | <param name="File" value="/var/opt/FJSVcfmg/logs/vsys_audit_log" /> |
マネージャーを再起動します。
再起動方法は、「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
ファイルサイズ変更手順
監査ログのファイルサイズ変更手順は以下のとおりです。
設定ファイルを書き換えます。
変更箇所は以下のとおりです。
【Windowsマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | インストールフォルダー\RCXCFMG\config\vsys_log4j.xml | <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の 下線部を任意の値に変更 |
【Linuxマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | /etc/opt/FJSVcfmg/config/vsys_log4j.xml | <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の 下線部を任意の値に変更 |
マネージャーを再起動します。
再起動方法は、「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。
保存世代数変更手順
監査ログの保存世代数変更手順は以下のとおりです。
設定ファイルを書き換えます。
変更箇所は以下のとおりです。
【Windowsマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | インストールフォルダー\RCXCFMG\config\vsys_log4j.xml | <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の 例) value="100" (100世代の場合) |
【Linuxマネージャー】
ログ名 | 設定ファイル | 変更箇所(1箇所) |
---|---|---|
vsys_audit_log | /etc/opt/FJSVcfmg/config/vsys_log4j.xml | <appender name="auditfileout" class="org.apache.log4j.RollingFileAppender">要素配下の 下線部を任意の値に変更 |
マネージャーを再起動します。
再起動方法は、「2.1 マネージャーの起動と停止」を参照してください。