ここでは、サーバの交換手順について説明します。
参考
VMホストが動作しているサーバの保守も同じ手順です。
管理サーバ、HBA address rename設定サービス用サーバを交換する場合、本製品での操作は必要ありません。
ラックマウント型サーバとタワー型サーバの場合
交換対象のサーバに予備サーバが設定されている場合
以下の手順で、予備サーバに切り替えて、業務を継続しながらサーバの交換を行えます。
サーバの切替え
交換対象のサーバを切り替えます。
サーバの切替えについては、「運用ガイド VE」の「第4章 サーバ切替え」を参照してください。
サーバの切替え後、交換対象のサーバの電源がOFFになります。
サーバの交換
交換対象のサーバを交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
リモートマネジメントコントローラーに、交換前のサーバのリモートマネジメントコントローラーに設定されていたIPアドレス、ユーザー名、パスワード、SNMPトラップ送付先を設定します。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。
VIOMによるI/O仮想化を使用している場合、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照し、インベントリブートしてください。
サーバ切替え後の操作
サーバ切替え後の操作については、「運用ガイド VE」の「4.3 切替え後の操作」を参照してください。
交換対象のサーバに予備サーバが設定されていない場合
保守後に業務を再開するため、以下の手順でサーバの交換を行います。
保守モードの設定
交換対象の運用サーバを保守モードに設定します。
保守モードについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「付録C 保守モード」を参照してください。
VMメンテナンスモードの設定
交換対象の運用サーバがVMホストであり、VMメンテナンスモードを設定できる場合は設定します。
VMメンテナンスモードについては、「操作ガイド VE」の「15.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定」を参照してください。
システムイメージのバックアップ
ローカルブートでシステムイメージをバックアップできる場合、バックアップを行います。
システムイメージのバックアップについては、「操作ガイド VE」の「第16章 バックアップ・リストア」を参照してください。
SANブート環境では、システムイメージのバックアップ・リストアをしなくても復旧できます。
電源OFF
交換対象のサーバの電源がONの場合、電源をOFFにします。
電源OFFの操作方法については、「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してください。
サーバの交換
交換対象のサーバを交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
リモートマネジメントコントローラーに、交換前のサーバのリモートマネジメントコントローラーに設定されていたIPアドレス、ユーザー名、パスワード、SNMPトラップ送付先を設定します。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。
VIOMによるI/O仮想化を使用している場合、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照し、インベントリブートしてください。
起動ディスクの復旧
ローカルブートの場合
交換前のサーバの起動ディスクを交換後のサーバに取り付けている場合、復旧操作は必要ありません。電源をONにしてください。
起動ディスクを交換した際、バックアップしたシステムイメージが存在する場合、リストアを行います。
システムイメージのリストアについては、「操作ガイド VE」の「16.3 リストア」を参照してください。リストア後、自動的に電源がONになります。
バックアップしたシステムイメージが存在しない場合、再インストールしてください。
SANブートの場合
I/O仮想化によって、交換前の起動ディスクがアクセスできる状態になるため、復旧操作は必要ありません。電源をONにしてください。
VMメンテナンスモードの解除
交換対象のサーバにVMメンテナンスモードを設定した場合は、VMメンテナンスモードを解除します。
VMメンテナンスモードについては、「操作ガイド VE」の「15.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定」を参照してください。
保守モードの解除
交換対象のサーバに設定した保守モードを解除します。
保守モードについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「付録C 保守モード」を参照してください。
エージェントを登録していないサーバの場合
エージェントを登録していない管理対象サーバを交換する場合、以下の手順でサーバの交換を行います。
電源OFF
交換対象のサーバの電源がONの場合、電源をOFFにします。
電源OFFの操作方法については、「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してください。
サーバの交換
交換対象サーバを交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
リモートマネジメントコントローラーに、交換前のサーバのリモートマネジメントコントローラーに設定されていたIPアドレス、ユーザー名、パスワード、SNMPトラップ送付先を設定します。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。
VIOMによるI/O仮想化を使用している場合、ServerView Virtual-IO Managerのマニュアルを参照し、インベントリブートしてください。
SPARC M10/SPARC Enterpriseの場合
交換対象のサーバに予備サーバが設定されている場合
以下の手順で、予備サーバに切り替えて、業務を継続しながらサーバの交換を行えます。
HBAを交換する場合
サーバの切替え
交換対象のサーバを切り替えます。
サーバの切替えについては、「運用ガイド VE」の「第4章 サーバ切替え」を参照してください。
サーバの切替え後、交換対象のサーバの電源がOFFになります。
サーバの交換
交換対象のサーバのHBAを交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのOBP設定を変更してください。
OBP設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
OBP設定後は電源をOFFにしてください。
リモートマネジメントコントローラーに、交換前のサーバのリモートマネジメントコントローラーに設定されていたIPアドレス、ユーザー名、パスワード、SNMPトラップ送付先を設定します。
WWN情報の設定の変更
交換後サーバのWWN情報の設定を交換後のHBAのWWN値に変更します。
ターゲットCAは変更前と同じ値のままにします。
サーバ切替え後の操作
サーバ切替え後の操作については、「運用ガイド VE」の「4.3 切替え後の操作」を参照してください。
注意
HBAを交換する前に継続を行った場合、予備サーバ設定を解除してください。「交換対象のサーバに予備サーバが設定されていない場合」の手順に従ってWWN情報の設定を変更してください。
HBAを交換しない場合
サーバの切替え
交換対象のサーバを切り替えます。
サーバの切替えについては、「運用ガイド VE」の「第4章 サーバ切替え」を参照してください。
サーバの切替え後、交換対象のサーバの電源がOFFになります。
サーバの交換
交換対象のサーバの部品(HBA以外)を交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのOBP設定を変更してください。
OBP設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
OBP設定後は電源をOFFにしてください。
リモートマネジメントコントローラーに、交換前のサーバのリモートマネジメントコントローラーに設定されていたIPアドレス、ユーザー名、パスワード、SNMPトラップ送付先を設定します。
サーバ切替え後の操作
サーバ切替え後の操作については、「運用ガイド VE」の「4.3 切替え後の操作」を参照してください。
交換対象のサーバに予備サーバが設定されていない場合
WWN情報の設定がある場合、以下の手順で交換したHBAのWWPN値にWWN情報を変更します。
ターゲットCAの削除
WWN情報にターゲットCAの設定が存在する場合、サーバ停止後に、ターゲットCAの設定を削除(ハイフン("-")に設定)します。
サーバの交換
交換対象のサーバのHBAを交換します。
運用環境に応じて、交換したサーバのOBP設定を変更してください。
OBP設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
OBP設定後は電源をOFFにしてください。
手順1.でターゲットCAを削除した場合、交換後のHBAのWWPN値でゾーニングとホストアフィニティを設定します。
詳細は、ESCのユーザーズガイドを参照してください。
WWN情報の設定の変更
交換後サーバのWWN情報の設定を交換後のHBAのWWN値に変更します。
手順1.でターゲットCAを削除した場合、ターゲットCAを設定します。
設定後、サーバを起動します。
サーバ起動後、ESC上でサーバのHBAの状態を確認してください。
HBAの状態が"unknown"の場合、削除してください。
HBAの状態が"アクセスパス継承必要"(黄色のアイコン)で表示されている場合、アクセスパスの継承を行ってください。
詳細は、ESCのユーザーズガイドを参照してください。
手順1.でターゲットCAを削除しなかった場合、ターゲットCAはハイフン("-")のままにします。
SPARC M10-4Sを利用してBuilding Block構成をしている場合
本製品での操作は必要ありません。
PRIMEQUESTの場合
交換対象のサーバに予備サーバが設定されている場合
以下の手順で、予備サーバに切り替えて、業務を継続しながらサーバの交換を行えます。
サーバの切替え
交換対象のサーバを切り替えます。
サーバの切替えについては、「運用ガイド VE」の「第4章 サーバ切替え」を参照してください。
サーバの切替え後、電源がOFFになります。
サーバの交換
交換対象のサーバを交換します。
Management Board Web-UIのMaintenance Wizardを利用して交換作業を行ってください。
Maintenance Wizardについては、PRIMEQUESTのマニュアルを参照してください。
また、運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。
サーバ切替え後の操作
サーバ切替え後の操作については、「運用ガイド VE」の「4.3 切替え後の操作」を参照してください。
交換対象のサーバに予備サーバが設定されていない場合
保守後に業務を再開するため、以下の手順でサーバの交換を行います。
保守モードの設定
交換対象の運用サーバを保守モードに設定します。
保守モードについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「付録C 保守モード」を参照してください。
VMメンテナンスモードの設定
交換対象の運用サーバがVMホストであり、VMメンテナンスモードを設定できる場合は設定します。
VMメンテナンスモードについては、「操作ガイド VE」の「15.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定」を参照してください。
システムイメージのバックアップ
ローカルブートでシステムイメージをバックアップできる場合、バックアップを行います。
システムイメージのバックアップについては、「操作ガイド VE」の「第16章 バックアップ・リストア」を参照してください。
SANブート環境では、システムイメージのバックアップ・リストアをしなくても復旧できます。
電源OFF
交換対象のサーバの電源がONの場合、電源をOFFにします。
電源OFFの操作方法については、「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してください。
サーバの交換
交換対象のサーバを交換します。
Management Board Web-UIのMaintenance Wizardを利用して交換作業を行ってください。
Maintenance Wizardについては、PRIMEQUESTのマニュアルを参照してください。
また、運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。
起動ディスクの復旧
ローカルブートの場合
交換前のサーバの起動ディスクを交換後のサーバに取り付けている場合、復旧操作は必要ありません。電源をONにしてください。
起動ディスクを交換した際、バックアップしたシステムイメージが存在する場合、リストアを行います。
システムイメージのリストアについては、「操作ガイド VE」の「16.3 リストア」を参照してください。リストア後、自動的に電源がONになります。
バックアップしたシステムイメージが存在しない場合、再インストールしてください。
SANブートの場合
HBA address renameによって、交換前の起動ディスクがアクセスできる状態になるため、復旧操作は必要ありません。電源をONにしてください。
VMメンテナンスモードの解除
交換対象のサーバにVMメンテナンスモードを設定した場合は、VMメンテナンスモードを解除します。
VMメンテナンスモードについては、「操作ガイド VE」の「15.2 VMホストのVMメンテナンスモードの設定」を参照してください。
保守モードの解除
交換対象のサーバに設定した保守モードを解除します。
保守モードについては、「操作ガイド インフラ管理者編 (リソース管理) CE」の「付録C 保守モード」を参照してください。
エージェントを登録していないサーバの場合
エージェントを登録していない管理対象サーバを交換する場合、以下の手順でサーバの交換を行います。
電源OFF
交換対象のサーバの電源がONの場合、電源をOFFにします。
電源OFFの操作方法については、「操作ガイド VE」の「第14章 電源操作」を参照してください。
サーバの交換
交換対象のサーバを交換します。
Management Board Web-UIのMaintenance Wizardを利用して交換作業を行ってください。
Maintenance Wizardについては、PRIMEQUESTのマニュアルを参照してください。
また、運用環境に応じて、交換したサーバのBIOS設定を変更してください。
BIOS設定については、「設計ガイド CE」の「8.2 サーバ環境の設定」を参照してください。
BIOS設定後は電源をOFFにしてください。
交換後のハードウェア情報の再設定
サーバの交換後、最新のハードウェア情報を本製品に再設定してください。
ハードウェア情報の再設定方法については、「9.3.1 ハードウェア情報の再設定」を参照してください。