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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド Optimizationオプション編
ETERNUS

3.5 階層化ポリシーの設定

階層化ポリシーには、自動階層化機能を実行するための条件を設定します。

自動階層化機能は、設定された階層化ポリシーに従い、Tierプールに存在するFTVに対して同一装置内で自動的にボリュームの再配置を行います。

階層化ポリシーは、同一装置の複数のTierプール、または異なる装置のTierプールに対しても割り当てることができます。

階層化ポリシーの設定は、Webコンソールから行います。

設定手順は、以下のとおりです。

  1. グローバルナビゲーションタブの[ストレージ]をクリックします。
    登録されているETERNUS ディスクアレイが、メインペインに表示されます。

  2. メインペインで、操作対象のETERNUS ディスクアレイを選択します。

  3. カテゴリーペインで、[自動階層化]をクリックします。

  4. [自動階層化]ペインで、[階層化ポリシー]をクリックします。
    登録されている階層化ポリシーが、メインペインに表示されます。

階層化ポリシーに対して指定できるアクションは、「作成」、「削除」、「変更」です。

ETERNUS SF Managerに階層化ポリシーが存在しない場合は「作成」だけ選択できます。ほかのアクションは選択できません。

「変更」を、複数の階層化ポリシーに対して同時に行うことはできません。1つの階層化ポリシーを選択した場合だけ選択できます。
階層化ポリシーが複数選択された場合、アクションはグレーアウトされ選択できません。

Tierプールに割り当てられた階層化ポリシーは「削除」できません。

Tierプールに割当て済み、かつ、自動階層化機能を開始している階層化ポリシーは、「変更」できません。

階層化ポリシー指定の簡易化

階層化ポリシーの各階層に指定するIOPS値の範囲設定を省略できます。
また、IOPS値の範囲設定欄は新規に追加しました「高度な設定」見出しにあります。入力域は初期表示を非表示とします。
ユーザーはIOPSの範囲設定を意識せずに階層化ポリシーを作成できます。
ポリシー名以外にデフォルト値を設定すると、ユーザーはポリシー名を指定するだけで階層化ポリシーを作成できます。
なお、従来どおり、各階層のIOPS値を指定した階層化ポリシーの作成も可能です。

IOPS値の範囲指定を省略した場合は、プール構成に応じて再配置します。再配置の論理は以下のとおりです。

図3.2 プール構成に応じた再配置の概要

図3.3 各サブプールの境界におけるFTRPEの移動