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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

F.4 テンプレートファイルの設定について

ダイレクト印刷のセパレータに出力する内容は、テンプレートファイルを編集します。

テンプレートファイルの設定方法について、以下に説明します。


テンプレートファイルの格納先とファイル名

セパレータのテンプレートファイルの格納先は以下のとおりです。

List Worksのインストール先フォルダ\Distribute\writer\conf

前セパレータと後セパレータのテンプレートファイルが格納されています。

前セパレータのテンプレートファイルのファイル名
septop.conf

後セパレータのテンプレートファイルのファイル名
sepbot.conf

なお、用紙や用紙方向ごとにテンプレートファイルを用意することができます。用紙や用紙方向ごとにテンプレートファイルを用意する場合は、以下のファイル名の形式にしたがって、セパレータのテンプレートファイルの格納先に格納してください。


テンプレートファイルのファイル名の形式

テンプレートファイルのファイル名の形式は以下のとおりです。なお、[  ]は省略できることを示します。

前セパレータの場合
septop[_用紙サイズ[_用紙方向]].conf

後セパレータの場合
sepbot[_用紙サイズ[_用紙方向]].conf

用紙サイズ

用紙サイズには以下を指定できます。

A3:A3用紙
A4:A4用紙
A5:A5用紙
A6:A6用紙
B4:B4用紙
B5:B5用紙
PS:はがき
LT:Letter
LG:Legal
FORM:連帳用紙
用紙方向

用紙方向には以下を指定できます。用紙サイズがFORM(連帳用紙)の場合は指定しないでください。

PORT:縦方向
LAND:横方向

テンプレートファイルのファイル名の例

テンプレートファイルのファイル名の例を以下に示します。

A4用紙、縦方向の前セパレータの場合
septop_A4_PORT.conf

A4用紙、縦方向と横方向共通の前セパレータの場合
septop_A4.conf

すべての用紙サイズ共通の前セパレータの場合
septop.conf

テンプレートファイルの優先順位

前セパレータのテンプレートファイルは以下の順序で有効になります。

  1. 帳票の用紙サイズと用紙方向が一致する、前セパレータのテンプレートファイル

    例)帳票の用紙サイズがA4、用紙方向が縦の場合:septop_A4_PORT.conf

  2. 帳票の用紙サイズと一致する、前セパレータのテンプレートファイル

    例)帳票の用紙サイズがA4の場合:septop_A4.conf

  3. すべての用紙サイズ共通の前セパレータのテンプレートファイル(septop.conf)


後セパレータのテンプレートファイルは以下の順序で有効になります。

  1. 帳票の用紙サイズと用紙方向が一致する、後セパレータのテンプレートファイル

    例)帳票の用紙サイズがA4、用紙方向が縦の場合:sepbot_A4_PORT.conf

  2. 帳票の用紙サイズと一致する、後セパレータのテンプレートファイル

    例)帳票の用紙サイズがA4の場合:sepbot_A4.conf

  3. すべての用紙サイズ共通の後セパレータのテンプレートファイル(sepbot.conf)

  4. 前セパレータのテンプレートファイル


テンプレートファイルの記述形式

セパレータのテンプレートファイルの記述形式と注意事項を以下に示します。

テンプレートファイルで設定可能な置換パラメタ

設定可能な置換パラメタを以下に示します。

置換パラメタ

名称

説明

初期値

%!PRINT-DATE%

印刷日付

帳票が印刷された日付を出力する場合に設定します。以下の形式で出力されます。

YYYY/MM/DD

%!PRINT-TIME%

印刷時刻

帳票が印刷された時刻を出力する場合に設定します。以下の形式で出力されます。

HH:MM:SS

%!CREATE-DATE%

登録日付

帳票が登録された日付を出力する場合に設定します。以下の形式で出力されます。

YYYY/MM/DD

%!CREATE-TIME%

登録時刻

帳票が登録された時刻を出力する場合に設定します。以下の形式で出力されます。

HH:MM:SS

%!LIST-ID%

帳票ID

帳票の帳票IDを出力する場合に設定します。

帳票IDは50桁の半角英数字で出力されます。

%!TOTAL-PAGE%領域長%

総ページ数

帳票の総ページ数を出力する場合に設定します。

領域長には、出力する領域の長さを半角文字の文字数で設定します。

領域長が置換した後の文字数よりも大きい場合は、置換した後の文字列の後に半角空白を補います。

領域長が置換した後の文字数以下の場合や、領域長に0を指定した場合は、置換した後の文字列をそのまま出力し、半角空白を補いません。

%!PRINTER%領域長%

プリンタ名

プリンタ名を出力する場合に設定します。

領域長には、出力する領域の長さを半角文字の文字数で設定します。

領域長が置換した後の文字数よりも大きい場合は、置換した後の文字列の後に半角空白を補います。

領域長が置換した後の文字数以下の場合や、領域長に0を指定した場合は、置換した後の文字列をそのまま出力し、半角空白を補いません。

%!BARCODE%横サイズ%縦サイズ%

バーコード

バーコードを出力する場合に設定します。バーコードの横サイズと縦サイズを設定します。

横サイズには、半角文字の文字数単位で1~256の範囲の数値を設定します。

縦サイズには、行数単位で1~256の範囲の数値を設定します。

横サイズと縦サイズに範囲外の値を設定した場合は無効となります。バーコードは1行あたり2つまで設定できます。3つ以降は無効となります。

バーコードの種類やバーコードのデータによっては、横縦サイズを小さく設定した場合に、セパレータの出力時にエラーが発生する場合があります。

なお、出力するバーコードの種類とバーコードのデータはそれぞれ帳票情報の備考15と備考16で指定します。指定できる値については、“F.3 帳票の準備”を参照してください。

%ListWORKS%LV-キーワード名%領域長%

帳票情報

帳票情報を出力する場合に設定します。

領域長には、出力する領域の長さを半角文字の文字数で設定します。

領域長が置換した後の文字数よりも大きい場合は、置換した後の文字列の後に半角空白を補います。

領域長が置換した後の文字数以下の場合や、領域長に0を指定した場合は、置換した後の文字列をそのまま出力し、半角空白を補いません。

指定できるパラメタの詳細は、“帳票情報を出力する場合の置換パラメタ”を参照してください。

\%

‘%’文字

‘%’を1文字出力する場合に設定します。

\;

‘;’文字

‘;’を1文字出力する場合に設定します。

\\

‘\’文字

‘\’を1文字出力する場合に設定します。

;置換パラメタまたは文字列;

花文字設定

置換パラメタまたは文字列を花文字で出力したい場合は、 ‘;’で前後を括ります。

なお、花文字で出力できる文字については、“花文字として出力可能な文字”を参照してください。

%!reference-size%番号%

花文字のパターン

花文字のパターン(大きさ)を設定します。

番号には、下記のいずれかを設定します。

0:小さいパターン[8×7]

1:大きいパターン[12×12]

上記以外は無効となります。本設定以降の花文字が有効となります。

0

%!font-family%番号%

フォント

フォントを設定します。

番号には、下記のいずれかを設定します。

0:明朝体

1:ゴシック体

10000:OCRB

上記以外は無効となります。本設定の行から有効になります。

0

%!font-size%数値%

文字の大きさ

フォントサイズを設定します。

数値にはポイント単位で1.0~256.0の範囲を設定します。

範囲外の数値は無効となります。本設定の行から有効になります。

10.0

%!line-height%番号%

行間隔

行の間隔を設定します。

番号には、下記のいずれかを設定します。

6:6LPI

8:8LPI

12:12 LPI

上記以外は無効となります。本設定の行から有効になります。

6

%!print-offset%横移動量%縦移動量%

印刷位置移動

印刷位置を横(右方向)移動量と縦(下方向)移動量で設定します。

横移動量と縦移動量には、1/72インチ単位で0.0~256.0の数値を設定します。

範囲外の数値は無効となります。本設定は先頭行で設定された場合のみ有効になります。

横移動量:0

縦移動量:0


帳票情報を出力する場合の置換パラメタ

帳票情報の設定値をセパレータに出力する場合に、テンプレートファイルに設定する置換パラメタを以下に示します。

帳票情報のキーワード名

説明

テンプレートファイルに設定する置換パラメタ

LDST-FOLDERID

配信フォルダID

%ListWORKS%LV-LDST-FOLDERID%領域長%

TITLE

帳票名

%ListWORKS%LV-TITLE%領域長%

STITLE

コメント

%ListWORKS%LV-STITLE%領域長%

LDST-CREATEUSERID

作成ユーザID

%ListWORKS%LV-LDST-CREATEUSERID%領域長%

LDST-PAPERCODE

用紙コード

%ListWORKS%LV-LDST-PAPERCODE%領域長%

LDST-KEEPDAYS

保存日数

%ListWORKS%LV-LDST-KEEPDAYS%領域長%

LDST-MAXOUTPUT

最大出力回数

%ListWORKS%LV-LDST-MAXOUTPUT%領域長%

LDST-TITLE

タイトル

%ListWORKS%LV-LDST-TITLE%領域長%

LDST-CUSTOM1

備考1

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM1%領域長%

LDST-CUSTOM2

備考2

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM2%領域長%

LDST-CUSTOM3

備考3

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM3%領域長%

LDST-CUSTOM4

備考4

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM4%領域長%

LDST-CUSTOM5

備考5

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM5%領域長%

LDST-CUSTOM6

備考6

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM6%領域長%

LDST-CUSTOM7

備考7

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM7%領域長%

LDST-CUSTOM8

備考8

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM8%領域長%

LDST-CUSTOM9

備考9

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM9%領域長%

LDST-CUSTOM10

備考10

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM10%領域長%

LDST-CUSTOM11

備考11

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM11%領域長%

LDST-CUSTOM12

備考12

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM12%領域長%

LDST-CUSTOM13

備考13

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM13%領域長%

LDST-CUSTOM14

備考14

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM14%領域長%

LDST-CUSTOM15

備考15

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM15%領域長%

LDST-CUSTOM16

備考16

%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM16%領域長%

LDST-STARTPAGE

印刷時の開始ページ

%ListWORKS%LV-LDST-STARTPAGE%領域長%

LDST-ENDPAGE

印刷時の終了ページ

%ListWORKS%LV-LDST-ENDPAGE%領域長%

LDST-COPY

印刷時の部数

%ListWORKS%LV-LDST-COPY%領域長%

LDST-MSGHOST

メッセージ通知先

%ListWORKS%LV-LDST-MSGHOST%領域長%


花文字として出力可能な文字

花文字として出力可能な文字を以下に示します。

テンプレートファイルの記述例

テンプレートファイルの記述例を以下に示します。

---STARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTARTSTART(改行)
---(改行)
;%ListWORKS%LV-LDST-FOLDERID%0%;(改行)
;%ListWORKS%LV-TITLE%0%;(改行)
;%ListWORKS%LV-STITLE%0%;(改行)
;%ListWORKS%LV-LDST-CUSTOM9%0%;(改行)
FOLDER-ID  = %ListWORKS%LV-LDST-FOLDERID%17%TITLE  = %ListWORKS%LV-TITLE%17%(改行)
MAKE-DATE  = %!CREATE-DATE%       MAKE-TIME = %!CREATE-TIME%(改行)
PRINT-DATE = %!PRINT-DATE%       PRINT-TIME= %!PRINT-TIME%(改行)
TOTAL-PAGE = %!TOTAL-PAGE%17%(改行)
COMMENT    = %ListWORKS%LV-STITLE%17%(改行)%!BARCODE%10%10%(改行)