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Interstage List Works V10.3.0 帳票印刷配信手引書
FUJITSU Software

5.4.1 アクセス権データファイルの編集

5.4 アクセス権の設定(任意)”の“手順1”でエクスポートされたアクセス権データファイルを編集します。
アクセス権データファイルの編集規約と記述方法を以下に示します。


アクセス権データファイルは、セクション(配信フォルダまたは配信出力先)とアクセス権の組合せで記述します。

セクションに設定するアクセス権を、セクションの下の行に、必要なグループ/ユーザ分だけ指定します。セクションだけを指定した場合、アクセス権は何も設定されていないものとみなします。

編集規約

記述方法

セクション

対象種別とアクセス権の設定対象となる配信フォルダIDまたは配信出力先IDを、カンマ区切りで記述します。

記述形式
[対象種別,対象の配信フォルダIDまたは配信出力先ID]
対象種別

アクセス権の設定対象を「0」または「1」の半角数字で指定します。

0:配信フォルダ
1:配信出力先

対象の配信フォルダIDまたは配信出力先ID

対象種別が「0」の場合は、配信フォルダIDを80バイト以内で指定します。

対象種別が「1」の場合は、配信出力先IDを80バイト以内で指定します。


アクセス権

以下の4項目をカンマ区切りで記述します。

  • ID種別

  • アクセス権を設定するユーザ名またはグループ名

  • アクセス権の基準となるキーワード

  • アクセス権の項目名

記述形式
ID種別,アクセス権を設定するユーザ名またはグループ名,アクセス権の基準となるキーワード,アクセス権の項目名
ID種別

アクセス権の設定対象となるユーザ/グループを「0」~「2」の半角数字で指定します。

0:Everyone
1:グループ
2:ユーザ

アクセス権を設定するユーザ名またはグループ名

ID種別が「0」の場合は、何も指定しません。ユーザ名/グループ名を指定しても無視されます。

ID種別が「1」の場合は、アクセス権を設定するグループ名を256バイト以内で1つ指定します。

ID種別が「2」の場合は、アクセス権を設定するユーザ名を全角18文字(半角36文字)以内で1つ指定します。

ユーザ名/グループ名には、以下の文字は指定できません。

\ / [ ] : | < > + = ; , ? * @ ”

参考

存在しないユーザ名/グループ名が指定された場合でも、lwacimptコマンド実行時にエラーになりません。

アクセス権の基準となるキーワード

「FULL」または「NONE」を半角英文字で記述します。

FULL:すべてのアクセス権を与えます。4カラム目以降に、アクセス権を与えない項目を指定します。

NONE:すべてのアクセス権を与えず、4カラム目以降に、アクセス権を与える項目を指定します。

参考

アクセス権を与える項目数が多い場合は「FULL」を設定し、アクセス権を与えない項目を「アクセス権の項目名」で指定します。

アクセス権を与える項目数が少ない場合は「NONE」を設定し、アクセス権を与える項目を「アクセス権の項目名」で指定します。

アクセス権の項目名

アクセス権の項目名を、半角英文字4文字で記述します。複数の項目名を記述できます。

各アクセス権の説明については、“1.6 帳票印刷配信機能のアクセス権”を参照してください。

セクションの対象種別が「0(配信フォルダ)」の場合

アクセス権

項目名

フォルダの表示

FVIE

フォルダの詳細情報の更新

FPRU

フォルダ配下の帳票の一覧表示

LVIE

フォルダ配下の帳票情報の更新

LPRU

フォルダ配下の帳票の印刷

LPRN

フォルダ配下の帳票の削除

LDEL

セクションの対象種別が「1(配信出力先)」の場合

アクセス権

項目名

出力先の表示

DVIE

出力先配下の印刷ジョブの一覧表示

JVIE

出力先配下の印刷ジョブの操作

JOPE

記述例

配信フォルダにアクセス権を設定する記述例を以下に示します。

配信フォルダID「folder1」の配信フォルダに対して、以下のアクセス権を設定します。

配信出力先にアクセス権を設定する記述例を以下に示します。

配信出力先ID「dest1」の配信出力先に対して、以下のアクセス権を設定します。