環境構築の手順について、説明します。
以下の手順で、環境を構築します。帳票を保管フォルダに仕分ける場合の、テストモードと通常モードの混在については、“(1) 運用の混在について”を参照してください。
注1:保管フォルダに仕分ける場合、テストモードと通常モードの切り替えは、SMレコードの「備考」を変更するだけです。他のレコードの修正は必要ありません。
注2:ダンプ出力機能を使用している場合など、実施済みの場合には、作業は不要です。
参考
仕分け定義ファイルの定義誤りにより仕分けに失敗した場合は、仕分け定義ファイルを修正した後、5. 仕分け定義ファイルの適用および6. 帳票の登録(仕分け)を行います。
帳票の登録後に、再度ダンプ出力機能を使用する場合は、上記手順3. および 4.で作成した、仕分け環境定義ファイルおよび仕分け定義ファイルを修正して利用できます。
(1) 運用の混在について
保管フォルダに仕分ける場合、通常の運用(通常モード)の前に、テストモードを実施して、エラーが発生しないか確認したり、仕分け定義ファイルの内容を確認したりできます。
テストモードは、仕分け定義ファイルの単位で実施します。通常モードとテストモードとの切り替えは、仕分け定義ファイルの指定を変更する必要があるため、同じ仕分け定義ファイルを使用する帳票を登録する場合は、通常モードとテストモードは混在できません。
以下に、通常モード/テストモードの混在についての注意事項を、仕分け定義ファイルの作成単位ごとに、説明します。
仕分け定義ファイル名 | 仕分け定義ファイルの作成単位 | 説明 |
---|---|---|
common.ast | システム共通 | 通常モードとテストモードは混在できません。 |
帳票名.ast | 帳票名 | 帳票名が同じ場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 |
オーバレイ名.ast | オーバレイ名 | オーバレイが複数の帳票に共通で使用されている場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用される可能性があるため、混在できません。 |
仕分け定義ファイル名 | 仕分け定義ファイルの作成単位 | 説明 |
---|---|---|
common.ast | システム共通 | 通常モードとテストモードは混在できません。 |
LU名.ast | LU名 | LU名が同じ場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 FNA通信形態の場合のみ、使用できます。 |
帳票パターン名.ast | 帳票パターン名 | 帳票パターン名が同じ場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 FNA通信形態の場合のみ、使用できます。 |
APSライタ名.ast | APSライタ名 | APSライタ名が同じ場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 |
ジョブ名.ast | ジョブ名 | ジョブ名が同じ場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 |
オーバレイ名.ast | オーバレイ名 | オーバレイが複数の帳票に共通で使用されている場合は、同じ仕分け定義ファイルが使用される可能性があるため、混在できません。 |
仕分け定義ファイル名 | 仕分け定義ファイルの作成単位 | 説明 |
---|---|---|
任意名.ast | 任意 | 同じ仕分け定義ファイルが使用されるため、通常モードとテストモードは混在できません。 |