帳票仕分け管理機能の運用時に各情報ファイルが格納されるフォルダを、任意の位置に変更できます。
変更できるフォルダは、以下のとおりです。
フォルダ名 | 説明 |
---|---|
各モジュールのトレースファイルが格納されます。 | |
帳票仕分け管理機能のログファイルが格納されます。 | |
富士通ホスト帳票を仕分けるための仕分け定義ファイルを格納するフォルダです。 | |
オープン帳票を仕分けるための仕分け定義ファイルを格納するフォルダです。 |
上記フォルダの、変更前の場所は以下のとおりです。なお、以下のフォルダに格納されているファイルは、変更時の状態で残ります。
Windows版
List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Trace List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Log List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Define List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Define.0thers
Solaris版
/opt/FJSVpast/trace /opt/FJSVpast/log /opt/FJSVpast/define /opt/FJSVpast/define.others
(1) 変更する方法
帳票仕分け管理機能の各情報ファイルを格納するフォルダは、kkikpkcpコマンドを実行して変更します。
kkikpkcpコマンドを実行するには、Windows版は管理者権限、Solaris 版はスーパーユーザ権限が必要です。
注意
変更元のフォルダとそのフォルダ配下のファイルは、削除されません。
変更先のディスクに空き容量が5ギガバイトあるかを事前に確認してください。
変更先のフォルダに、Trace、Log、Define、Define.Othersの各サブフォルダが存在する場合は、フォルダを変更できません。変更する場合は、各サブフォルダを削除してから実行してください。
変更先のフォルダに対し、更新権限以上のアクセス権を設定してください。
変更先のフォルダにルートフォルダ(C:、/など)は指定しないでください。
変更先のフォルダの最後には、区切り文字(Windows版の場合は“\”、Solaris版の場合は“/”)を指定しないでください。
本コマンド実行後、メッセージが以下に出力されます。
Windows版:イベントログ Solaris版:syslog
正常に終了しなかった場合は、フォルダは変更されません。
kkikpkcpコマンドの記述形式について以下に示します。
Windows版
List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Bin\kkikpkcp 変更先フォルダ
Solaris版
/opt/FJSVpast/bin/kkikpkcp 変更先ディレクトリ
Windows版
List Worksインストールフォルダ\PrintASSORT\Bin\kkikpkcp D:\User
Solaris版
/opt/FJSVpast/bin/kkikpkcp /export/home/user
正常
異常
作業前と作業後のフォルダ階層イメージ例を以下に示します。
この例では、List WorksインストールフォルダをCドライブとした場合にPrintASSORT配下の各種情報格納フォルダをD:\User配下に変更した場合を示します。
(2) 変更後の作業
ファイル保存先フォルダを変更した後は、変更したサーバ上でAssort Serviceを再起動します。サービスはインストール時に設定され、Windows版は、以降、システム起動と同時に起動されます。サービスを再起動するには、Windows版は管理者権限、Solaris 版はスーパーユーザ権限が必要です。
サービス名
List Works Assort Service
開始
/opt/FJSVpast/bin/strpast
停止
/opt/FJSVpast/bin/stppast