名前
traptest - SNMPトラップのテスト
形式
traptest [ipaddr]
コマンドパス
$INS_DIR\ESC\Agent\bin\traptest
($INS_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)
/opt/FJSVssage/bin/traptest
機能説明
サーバノードエージェントから運用管理サーバへ正しくSNMPトラップが送信され、イベント表示、Shell/Bat連携できるかを確認するためのコマンドです。なお、本コマンドでは、Systemwalker Centric Manager連携は動作しません。
このテスト用のSNMPトラップに対する振舞いを変更したいときは、エージェント用のSNMPトラップXML定義ファイル(1_3_6_1_4_1_211_4_1_3_21_2_2.xml)を編集してください。テスト用SNMPトラップではSpecific Trap Type番号として1番を利用するため、SNMPトラップXML定義ファイルに定義されているSpecific Trap Type番号が1番の定義を変えることで振舞いを変更できます。SNMPトラップXML定義ファイルは、「A.6 SNMPトラップ XML定義ファイル説明」を参照してください。
オペランド
サーバノードが複数IPアドレスを保持している(ループバックIPアドレス、IPv4/IPv6デュアルスタックを含む)環境の場合だけ、Storage Cruiserマネージャーが認識しているサーバノードのIPアドレス(Storage Cruiserエージェント起動IPアドレス)を指定します。
IPv6アドレスを指定する場合は、グローバルアドレスを指定してください。
IPv6アドレスの表示形式について、WebコンソールはRFC5952に準拠してIPアドレスを表示します。このため、本コマンドで指定した内容と異なる場合があります。
オプション
ありません。
使用例
IPアドレスが11.11.11.11のサーバノードエージェントからSNMPトラップを発行します。
> traptest 11.11.11.11
注意事項
コマンドを入力したサーバノードに対してSNMPトラップ送信先アドレスが設定されていない場合は、以下のような結果が出力されます。
Target Host Nothing SNMPTrap error
コマンドを入力したサーバノードが登録されていない場合は、当該サーバノードを登録後、コマンドを再実行してください。
コマンドを入力したサーバノードが登録済みの場合は、当該サーバノードの削除を実施後、サーバノードが登録されていない場合と同様の対処を実施してください。
本コマンドで発行されるSNMPトラップのコミュニティ名はpublic固定となります。
指定したIPアドレス形式に誤りがある場合は、以下のような結果が出力されます。正しいIPアドレスを指定して再実行してください。
Invalid parameter: 入力したオペランド
SNMPTrap error