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ETERNUS SF Storage Cruiser 15.3 運用ガイド
ETERNUS

11.2.3 agentsnap (エージェントの調査資料採取コマンド)

名前

agentsnap - Storage Cruiserエージェントの調査資料の採取


形式

Windows環境
agentsnap -dir dirname [-all]
Solaris環境、Linux環境
agentsnap [-dir dirname] [-all]

コマンドパス

Windows環境
$INS_DIR\ESC\Agent\sbin\agentsnap

($INS_DIRは、Storage Cruiserエージェントをインストールした時の「プログラムディレクトリ」です。)

Solaris環境、Linux環境
/opt/FJSVssage/sys/agentsnap

機能説明

Storage Cruiserエージェントの調査資料を採取するコマンドです。
コマンドを実行するには、Windows環境の場合はAdministratorsグループのユーザーであること、Solaris/Linux環境の場合はOSの管理者(root)権限が必要です。

Storage Cruiserエージェントで何らかの問題が発生した場合に、調査資料を採取するために使用します。採取した資料は、当社技術員(SE)に渡してください。


オプション

-dir dirname

調査資料を格納するディレクトリを、dirnameに指定します。
Windows環境の場合は、ドライブ文字から始まるフルパス名(100バイトまで)を指定してください。
Solaris/Linux環境の場合は、フルパス名を指定してください。本オプション省略時は、/tmpディレクトリ配下に資料が採取されます。

調査資料は、Windows環境では“agentsnap_”で始まるディレクトリに、Solaris/Linux環境では“agentsnap_”で始まるファイルにまとめられます。本コマンド実行前に、dirnameに以下の空き容量があることを確認してください。

採取資料の種類

必要な空き容量

初期調査資料

10MB以上

詳細調査資料

30MB以上

-all

調査に必要なすべての調査資料を採取します。本オプションを指定すると、採取される資料の容量が大きくなります。トラブルの初期調査(切分け)のために資料を採取する場合、本オプションの指定は不要です。


使用例

Windows環境
  • 初期調査用資料を、D:\tempディレクトリに採取します。

    > agentsnap -dir D:\temp
Solaris環境、Linux環境
  • 初期調査用資料を採取します。

    > agentsnap