本製品の障害管理機能には、以下の3つの特長があります。
障害管理機能は、対象装置をマネージャーに登録することで監視を開始し、マネージャー起動中は監視処理を継続します。
注意
障害監視は、LAN 経由で行います。このため、LAN 接続できない装置の障害監視はできません。
装置からのイベント通知による非同期障害イベント監視
本製品は、装置からの SNMPトラップやエージェントからの監視情報を、的確にデコードして非同期なイベントとして表示します。表示する SNMPトラップの内容は、通常の SNMP MIB コンパイラでのデコードより詳細でわかりやすく、スムーズな運用を支援します。
XML ファイルを用いて、表示するイベントの詳細なカスタマイズ(表示・非表示など)が可能です。したがって、環境に合わせて運用できます。また、XML ファイルを編集・追加することで、本製品がサポートしていない装置の障害管理も動的に可能となります。
イベントは Systemwalker Centric Manager 連携やユーザーが自由に編集できる Shell ファイルに連携できるため、環境に合わせた対応が容易です。
参照
カスタマイズ方法の詳細は、「A.6 SNMPトラップ XML定義ファイル説明」を参照してください。
装置ポーリング機能による障害監視(マネージャーによる自動処理)
装置ポーリング機能は、LAN に接続されている全装置について、本製品が定期的に SNMP、ping、または独自プロトコルを利用して装置の状態を監視する機能です。本機能によって、装置から SNMPトラップを受信できなかった場合も装置状態の変化を検知できるとともに、各装置と本製品運用管理サーバ間のネットワーク異常を検知できます。
状態変化は、イベントログと装置ステータスに反映されます。
本機能は、手動組込み装置に対しても有効です。
現時点の装置状態の確認による障害監視(ユーザーによる手動操作)
最新状態の取得操作で、現時点の各装置の状態によって装置ステータスが変化します。
障害が発生すると、装置ステータスが、状態に応じた表示に変化します。