ここでは、差分ログに関する操作のうち、以下の操作方法について説明します。
この操作は、複写元システムで行います。
差分ログの破棄
差分ログの追出し
説明
指定した抽出定義またはレプリケーショングループに対する差分ログを、差分ログファイルから削除します。
本コマンドは、指定した抽出定義またはレプリケーショングループに対する差分ログの取得が終了されている状態で実行します。
なお、確定処理が実行される前に中止したレプリケーション業務における、抽出データ格納ファイルは、破棄の対象にはなりません。抽出データ格納ファイルを破棄する場合は、lxreplogコマンドに-cオプションを指定するか、業務確定コマンド(lxcmtdbコマンド)を実行してください。
操作方法
lxreplog -I { -r 抽出定義名 | -g レプリケーショングループ名 } [ -c ]
説明
トランザクションログファイルから差分ログファイルへの差分ログ転送処理に対しコマンド同期をとります。(本コマンドは、本コマンドを実行した時点で完了しているトランザクションの差分ログがトランザクションログファイルから差分ログファイルに転送完了されるのを待ちます)
通常の運用では、差分ログの追出しは、トランザクションの完了処理の延長で自動的に行われる処理であるため、本コマンドは、主に手動による同期操作や、レプリケーション運用の保守で使用します。
なお、本コマンドは、RDBシステム単位に実行するコマンドです。レプリケーション業務ごとに自動で実行するような使用方法は避けてください。
操作方法