複数のページ(Containerの派生クラス)に貼り付けた入力項目を、連番をつけて一括して管理する画面を開発する場合は、複数ページ入力項目管理パネル(JFCMultiPagePanel、JFCMultiPagePanelおよび、JFLMultiPageScrollablePanel)の派生クラスを作成します。
複数ページ入力項目管理パネルに対して、add(Component)あるいはaddPageメソッドを利用してPanelの派生クラスのみを貼り付けることができます。複数ページ入力項目管理パネルはCardLayoutを利用しており、setCurrentPageNumberメソッドを利用して貼り付けたページを切り替えて表示します。
複数ページ入力項目管理パネルを利用した開発の流れは以下のとおりです。
入力項目を貼り付けた各ページを作成します。
入力項目を貼り付けたページを、Panelの派生クラスで定義します。
複数ページ入力項目管理パネルの派生クラスを作成し、このクラスに 1 で作成したページを貼り付けます。
以下のメソッドを利用して、ページを貼り付けます。
add(Component)
addPageメソッド
複数ページ入力項目管理パネル上の入力項目へのアクセス
JFCEntryInterfacePanelと同じ要領で入力項目にアクセスすることができます。
また、複数ページ入力項目管理パネルでは、以下のメソッドを利用して、入力項目に対する操作を行い、その直後にフォーカスを移動することができます。そのとき、フォーカスを設定する入力項目が他のページにある場合、自動的にそのページに切り替えて表示します。
setErrorStatus(int, boolean, boolean)
setErrorStatus(String, boolean, boolean)
setValue(int, String, boolean)
setValue(String, String, boolean)
注意
複数ページ入力項目管理パネルではCardLayoutを利用してページを遷移します。したがって、setLayoutメソッドを利用して他のレイアウトマネージャに変更することはできません。